【宮崎メカ模型クラブ】東京展示会ルポ②風の谷のナウシカ
お待たせしました!
11月3日に開催された宮崎メカ模型クラブ東京展示会のルポの続きです。
前回の記事は『カリオストロの城』でした。
↓
今回は、撮影してきた写真や動画を『風の谷のナウシカ』の世界でまとめてみました。
オームの光る眼、生きているようなテトの美しい瞳、霧の中進むガンシップのエンジンの光、金色の野を歩くナウシカ、など、動画でもぜひ見ていただきたいと思います。
さて、模型作品のご紹介にあたって、映画と手持ちのアニメージュコミックスの『風の谷のナウシカ』をもう一度観直しました。
大団円の映画も、壮大なストーリーの原作コミックスも大好きです。
コミックスは途中までは兄が買ったもの、続きは自分で買いました。
第7巻で壮大な物語が完結したとき、ナウシカと共にひとつの長い旅を終えたような気持ちになりました。
悲しさと明るさに満ちたエンディングに、達成感と幸福感と寂しさで胸がいっぱいになったことを覚えています。
折り込みポスターがついていたり、地図や腐海装束の説明絵があったりと、「漫画家」宮崎駿先生の描く世界にどっぷり浸れるコミックスです。
映画『風の谷のナウシカ』はコミックス1巻~2巻の途中までのお話をもとに映画用に作られた物語です。
宮崎駿先生は、コミックスでその後のナウシカのお話を、精密かつダイナミックな絵で最後まで描き切っています。
終わらない憎しみの連鎖の中、国や命の形を超えて絆をつないでゆくナウシカの壮大な旅。
巨神兵は意思をもつ生命体として復活し、世界の謎を解く鍵として、ナウシカと深く関わっていくことになるのです。


何度も読み返して泣きました。
そしてそして、宮崎メカ模型クラブの東京展示会、いやあ、すごかった!
作品のひとつひとつから、メーヴェが滑空する音、戦場に響く馬のひづめ、戦士たちの声、そして空を裂くガンシップのジェット音が聞こえてくるようでした。
キットに彩色や電飾をつけてシーンを再現したジオラマをはじめ、材料から自作したフルスクラッチの作品もずらりずらり!
どの作品も、宮崎駿監督が描くシーンの風まで伝わってくるような臨場感でした。
結構な量の写真と動画になりましたが、それでも全部の作品は撮影できていません。
次回の展示会では、今回写真に納められなかった作品も、ぜひじっくり見たいと思います。
今回の記事では、撮影できた作品をひとつずつ紹介していきたいと思います。
まずは動画のオープニングのシーンからご紹介します。
sawa様の『映画を見る皆さん』

クシャナはなぜかナイフを持ちつつジュースに手をのばしています。
こんな平和な世界だったらいいですね。

そして映画の始まりには必ず登場する
takebon様の『もふフライデーおじさん』

もふおじさんが上映する映画は
『風の谷のナウシカ』
動画に流れる映画タイトルはtenzo様の『風の谷のナウシカ』からお借りしました。

そして映画の始まりです。
腐海を旅するユパ様。

スギモトカステン様のフルスクラッチの極小ジオラマ。

手のひらに収まるほど小さなジオラマの中に、物語の名場面や世界観が精巧に再現され、ナウシカの世界がぎゅっと閉じ込められています。

ナウシカと言えば、「鳥の人」。
メーヴエに乗って大空を滑空する姿がすぐに思い浮かびます。

takebonさまのフルスクラッチ『もふメーヴェ』

なんと、羊毛フェルトで作られたナウシカとメーヴェです!
やわらかい造形とあったかみのあるフェルトが素敵ですね。
腐海でオームの抜け殻を見つけたナウシカは、怒りに燃える王蟲が人を追いかけていることに気が付き、助けに行きます。

icecoffee450様の『腐海から飛び出してきたオーム』

ドカーン!と腐海の森を突き破って登場した王蟲。
土煙をあげてユパ様を追いかけています。
トリウマのカイとクイも必死に走っています。
メーヴェのエンジンが光ファイバーで青く光り、オームの目が怒りに燃えて赤く光っていました。切り替えて青く光らせることもできるそうです。
映画やコミックスの疾走感と緊迫が伝わってくる作品です。


王蟲に追いかけられていたのは、ナウシカのお師匠様であり、腐海一の剣士であるユパ様でした。
大王ヤンマに運ばれているキツネリスを人の子と勘違いし、助けようと銃を使ったせいで、怒った王蟲に追いかけられていたのでした。
ユパ様からテトを譲り受けたナウシカは、王蟲の抜け殻から採ってきた、ガラスドームのような目をユパ様のトリウマに運んでもらい、ともに風の谷へと向かうのでした。
スギモトカステン様のフルスクラッチ極小ジオラマ。
風の谷に向かうユパ様とナウシカです。

トリウマが王蟲の抜け殻の目を運んでいます。
よく見るとナウシカの肩にテトがいます。
メーヴェの後部ノズルから噴き出すジェット排気も見えますね。
虫眼鏡でじっくりと観察したくなりました。

ナウシカ、風に乗ってますね。王蟲の目、ちゃんと運ばれてますね。
ナウシカは、持ち帰った王蟲の目を、工房でガンシップのコックピットに取り付けます。

次のご紹介はヤマモン様『BANDAI 1/72 風の谷のガンシップ』
風の谷の城でメンテナンス中のガンシップ、劇中シーンをオリジナル設定で再現されたそうです。


ガンシップかっこいい!
テーブルの上には紙と鉛筆、そしてガンシップに繋がれた発電機みたいな機材まであります。火ばさみ、ハシゴ、棚の道具、細かい精密な再現に、本当に目の前に小さな工房があるみたいでした。
そして、ichi_matsu_1様の石粉粘土フルスクラッチ『トリウマ』
「トリウマが実際にいたら」、をテーマに作ったそうです。
生きてるみたい!


そっと触ったら、きっと小さな鼓動と暖かい身体を感じるだろう、そんな風に自然に思いました。
『トリウマ』はこの世界の馬であり、戦士とトリウマは強い絆で結ばれています。
このトリウマは、ユパさまと共に腐海を旅しているカイかクイでしょうか。
とても賢く優しく勇敢な、剣士の友です。

奥行きのある美しい瞳です。
次もichi_matsu_1様の石粉粘土フルスクラッチ『1/1テト』
テトは手乗りサイズだったのですね。ナウシカの肩に乗るサイズ。
テトが友達だったらどんなに素敵でしょうか。



風の谷の平和な時は長くは続きませんでした。
蟲に襲われたトルメキアの大型船が風の谷に墜落します。
墜落した船の残骸から、ウシアブが現れて仲間を呼びはじめました。



ムラさん様のフルスクラッチ『ウシアブ1/24?』

羽がそれぞれ動き、顎を動かしてガチガチ言っています!
仲間を呼んでるよね!誰かナウシカを連れてきて~!
このウシアブ、本当に生きてるみたいに動いていて、見惚れてしまいました。
映画では、ナウシカがウシアブを安全なところまで付き添っておうちに返してあげました。
さて、ペジテ市の長の娘ラステルが持っていたある石を探すためにトルメキアの装甲コルベットが風の谷にやってきます。
コミックスでは、侵略のような強引な急襲に、ナウシカはミトじいと出撃します。

カムロ様の作品、ガンシップとメーヴェ

ジェット音もします。


エンジンが青く光っています。
映画では、ナウシカの父がトルメキア兵に殺されてしまい、ナウシカは王蟲のように怒りに燃えます。
怒ったナウシカの強いことといったら!

ナウシカと兵士の間に入って決闘を止めたのはユパ様でした。

スギモトカステン様の極小フルスクラッチ。
トルメキア兵のナウシカの戦いを止めるユパ様

アニメの完全再現ですね。


あの瞬間をそのまま切り取ったようです。
映画では、風の谷は軍事国家に武力侵攻された小国でした。
数代にわたって築き上げた貴重な木々や畑、懸命に守ってきた生活が、トルメキア軍に一瞬で壊されてしまう残酷さが印象的でした。
コミックスでは、風の谷は辺境自治国ですが、実際はトルメキアを宗主とする事実上の属領です。風の谷は、トルメキアの要請で否応なしに戦に巻き込まれて行くことになるのです。
装甲兵サトー様 映画のワンシーンから、トルメキア占領下の風の谷。

そしてオオババ様。
この後、割とけんかっ早いオオババ様が「わしも殺すがいい!ジルを殺したようにな!」と高らかに言って村は大騒ぎなるのでした。
コミックスでは、風の谷の族長はガンシップの戦士としてトルメキア王の戦列に加わるという古い盟約に従い、ナウシカは城じいたちとガンシップで従軍します。
映画では、クシャナの要請により、ナウシカを含めた人質5人とガンシップ、食料がペジテ市に運ばれることになるのでした。
スギモトカステン様の極小フルスクラッチ『風の谷のガンシップ』

鏡で裏側の作りも見る事ができます。一番左のガンシップは羽を折りたたんでますね。
さて、世界征服の鍵を握る兵器として登場する巨神兵は、工房都市ペジテの地中深くから発掘されたのでした。

ことまー様3Dプリンター作品『巨神兵・発掘』

すごい!圧巻です。剥き出しの岩肌からたった今発掘されたかのようです。

巨神兵の骨格につながれた真っ黒な箱の中に、奇妙な石がありました。
石の隣のくぼみにその意思を移し替えると、突然巨神の身体に心臓が現れ、筋肉が出来始めました。
慌てて石を外すと、巨神兵の成長は止まったのですが、トルメキアのヴ王に巨神兵の復活を知られてしまい、ペジテは侵略を受けて滅びてしまうのです。
巨神兵復活の鍵となるその石は、風の谷に墜落した船に乗っていたラステルが持っていて、死の間際にナウシカに託したのでした。
ナウシカと城じいたちを連れてペジテ市に向かうトルメキア一行を、ラステルの兄さん、アスベルが襲撃します。

異変を察知したナウシカが空を見上げていると雲を切り裂いて赤いガンシップが出現します。

シャアではありません。アスベルです。
はじ様のオーブン樹脂粘土によるフルスクラッチ「ペジテガンシップ」


復讐心に燃えるアスベルの強いことといったら。
たった一機で次々とトルメキアの戦艦を墜としていきます。
そして、城じいたちを乗せたバージのワイヤーが切れてしまいます。
ナウシカが、「もうやめて!」とアスベルに訴えるとアスベルが一瞬ひるみ、ガンシップに装甲コルベットのミサイルが命中します。


task様のフルスクラッチ『Pejite Gunship!』と『Armed Corvett』!


アスベルのガンシップが実に美しい赤です。
装甲コルベットはPLA樹脂、レジン、プラ材、真鍮線などを材料に製作されたそうです。クシャナ殿下などのフィギュアが23体登場しているそう!次回はもっとじっくりみたいです!
さて、ガンシップのミトじいとナウシカは、ワイヤーが切れて腐海の上空を漂っていたパージを見つけます。
城じいたちは、「腐海に落ちて蟲に食われるのは嫌じゃ。ひとおもいに死にまする。さよーならー」と手を振ります。
ナウシカは、城じいたちを落ち着かせるために、ガンシップのエンジンを切り、マスクを外すのです。
大慌てのミトじいと城じいたち。


スギモトカステン様の極小フルスクラッチ『風の谷のガンシップ』

クエント星人様の作品『マスクをしなされ』


あのシーンそのままですね!
このガンシップの窓は、ナウシカが腐海から採ってきた王蟲の目でしょうか。


さて、ナウシカと城じいたちは腐海で不時着します。
映画版では、トルメキアの戦艦は全滅し、燃え盛る装甲コルベットからクシャナも一緒に避難しました。
無事の再会を喜ぶナウシカと城じいたちにクシャナは銃を向けます。
『うごくな』
task様作品のクシャナの銃。


王蟲をいさめたナウシカに度肝を抜かれたクシャナは、おとなしく銃を渡すのでした。
「いかなくちゃ」
ナウシカは風のようにメーヴェに乗ってアスベルを助けに行きます。
ナウシカは、いつも誰かを助けるためにメーヴェに乗っていますね。
急ぐナウシカ。なぜなら・・・

スギモトカステン様のフルスクラッチによる名シーン


手のひらサイズのジオラマで繰り広げられるあの名シーン!
さて、王蟲をおびき寄せ、風の谷ごと巨神兵を葬ろうとする計画を知ったナウシカ。
アスベルとガンシップに乗ったミトじいの助けで風の谷に向かいます。
ナウシカは、貰ったあのピンク色の服を着ていますね。
スギモトカステン様のフルスクラッチ『風の谷のガンシップ』

下を見ると、目を真っ赤にした王蟲の群れが風の谷に向かっています。


王蟲の子をなぶり殺しにして王蟲をおびき寄せているのです。
なんという酷いことを・・・

ナウシカは単身メーヴェに乗り込んで王蟲を助けに行きます。


icecoffee450様の『ガンシップからメーヴェに映るナウシカ』

ガンシップからメーヴェに映る瞬間のシーンの完全再現です。すごい!
ガンシップのエンジンが青く光っています。

メーヴェに乗ったナウシカは、おとりの王蟲の子をぶら下げた飛行ポットを止めようとメーヴェで近づきます。



でも上手によけるよ。
スギモトカステン様の極小フルスクラッチで、このシーンが完全再現されていました。

ナウシカは敵でないことを示すために、両腕を広げます。
icecoffee450様の『オームの子を救え!』

飛行ポットからの銃撃が赤く光ります
その先には両腕を広げるナウシカが!



飛行ポットの進行を命がけで止めたナウシカ。
王蟲の子は急所を外され、わざと苦しむように半殺しにされています。
コミックスでは、苦しみを早く終わらせてあげようとナウシカは巨大な銃で王蟲にとどめを刺そうとします。

でも、生きようとしている王蟲の子を殺すことはできず、せめて一緒にいてあげようと心に決めます。
しかし、王蟲の群れが、一緒に帰ろうと酸の海の向こう側から王蟲の子によびかけるのでした。

あずま様『ダンシング王蟲』
ナウシカと王蟲の子が見つめる先には、きっと王蟲の群れが一緒に帰ろうとよびかけているのでしょう。


いつしか、ナウシカの服は王蟲の血で青くそまっていたのでした。
ナウシカは、王蟲の子を群れに返そうと決心します。
スギモトカステン様のフルスクラッチで、このシーンも再現されていました。

「私たちを運びなさい。あの子を群れに返します』

『よ、よせ、話せばわかる』

「しかし、君も死ぬぞ!」
ナウシカの服が王蟲の血で青く染まっていますね
王蟲の目は穏やかに青く光っています。
兵士が慌てている様も小さなジオラマ完全再現されています。
さてそのころ、トルメキアの支配に対して蜂起した風の谷の村人たち。
城おじたちは爆弾を手にトルメキアの戦車を乗っ取ります。


ムラさん様『トルメキア王国自走砲』。
ノウミソアキラ様の城おじフィギュアとの共演で、あのシーンを完全再現しています。

さて、トルメキア軍と風の谷の村人たちの戦いの火ぶたが切っておとされようとしたその時、ガンシップが帰ってきます。
風の谷に王蟲の群れが向かっていることを知らせ、小競り合いをしている場合ではないと気が付く村人とクシャナ。
王蟲の群れを倒すために、巨神兵を連れてくることを決めたのした。
はじ様作フルスクラッチ『トルメキア軍自走砲』


スギモトカステン様 巨神兵とトルメキア軍

しかし、復活が不完全なため、巨神兵はあっけなく死んでしまいます。
逃げ出すトルメキア兵。絶望して、死を覚悟する人々。
しかし、小さな飛行ポットが暴走する王蟲の前に現れます。

スギモトカステン様の極小フルスクラッチ作品

迫りくる王蟲に跳ね飛ばされるナウシカ。
ああ、やっぱり駄目だったか…
オオババ様も谷の人も、死を覚悟したその瞬間、王蟲の猛進がピタリ、と止まりました。怒りで真っ赤な王蟲の目が、青く変わっていきます。
そして…
icecoffee450様の『ナウシカ金色の野に降り立つ』

王蟲の触手が光ファイバーで表現されています。
ああ、王蟲の触手はきっとこんな色なんだろうなあ。なんて綺麗。
足元が強く光っています。
メーヴェとともに風が戻ってきて、風の谷に日常が戻ってきます。
映画の物語はここで大団円。
映画ラストシーン、ナウシカが腐海の底で無くしたマスクの横に、地上の植物が芽吹いています。

ノウミソアキラ様がこのシーンを作品にしています。

あ!クコの実が芽吹いたってこと?そうか!
今さらですが、希望を象徴するあの小さな芽は、ナウシカが非常食に携帯していたクコの実から芽吹いたものだったのですね。
おー!今さら気が付きました。ノウミソアキラ様、ありがとうございます!
↓
脳味噌晃さまから、メッセージをいただきました!これは、ピクミンです!
ほんとだ!ピクミンだ!気がつかなかった😆
ナウシカを知らない今の子どもたちにもたのしんで貰えるように、🌱が頭についたピクミンを埋めたそうです!なんと言うキュートな遊び心でしょうか!
きっと子供たちは、すぐに、「あっ!ピクミンが埋まってる!」と気がついたはずです🥰
さて映画では、ナウシカが王蟲の進行を止めて風の谷に日常が戻り、お話が終わりました。
しかし、コミックスでは、ナウシカの日常は戻りません。
軍事国家トルメキアと、土鬼(ドルク)諸侯軍との戦いは激しさを増し、そして、腐海が津波のようにやってくる大海嘯へと続いていきます。

役者がそろってますね!

クシャナの軍にナウシカは単身従軍し、土鬼諸侯軍との戦いに身を置くことになります。
ムラさん様のフルスクラッチ『トルメキア王国装甲コルベットおよそ1/72」


長年かけてゼロからコツコツ作り上げたのだそうです。なんと、外板は鉛板を張り付けてあるそうで、劇中のコルベットのあの重厚感を見事に表現されています。
コミックス第3巻。
トルメキア軍と土鬼(ドルク)諸国連合との戦争が激化し、その激流にナウシカも巻き込まれていくことになります。
そして、クシャナのトルメキア王国での立場が明らかになっていきます。
トルメキア王国内でクシャナを排除しようとする勢力の陰謀により、クシャナは自ら育てた最強の第三軍を奪われ、生還が不可能とされる前線へと送られています。
唯々諾々と命令に従っていたクシャナ。その目的は、孤立無援の第三軍と合流することでした。
瘴気を兵器に利用した土鬼軍の包囲の中、今にも陥落しそうな城郭に、ボロボロになった旗が閃いています。

捨て駒として、補給も救援もないまま、前線に取り残されていたのです。
クシャナはコルベットに同じ旗を掲げて城に近づきます。

ことまー様フルスクラッチ『二つの戦旗』

そしてクシャナ殿下の乗った装甲コルベットに同じ旗が・・・!

もう、泣きます・・・

しかし、時すでに遅し。
クシャナの目の前で城が陥落します。
きっとこの時、クシャナは前線に取り残された第三軍の生き残りを必ず助けると決意を新たにしたのでしょう。どんなに絶望的な戦況であっても。
土鬼軍包囲網の中に孤立したクシャナの部下たちを救出するため、クシャナの部隊とナウシカはトルメキア最南端拠点の土鬼サパタ土侯国の都城に降り立ちます。
ナウシカは従軍中に負傷者の救出に奔走し、クシャナの部下たちの信頼と敬愛を勝ち取るのでした。クシャナの部下たちは忠誠心に篤い立派な騎士たちです。
ようやく第三軍と合流したクシャナ。
しかし、全方を敵に囲まれてしいます。
包囲網を突破せねばなりません。
一方、ナウシカは、城に囚われていた土鬼(ドルク)の民間人捕虜を釈放する、という約束を取り付けるため、クシャナと共に戦場にでることになるのです。

スギモトカステン様のフルスクラッチ極小ジオラマ

怒涛のように迫る、毛長牛に騎乗した土鬼軍。
ナウシカは本当は誰も殺したくありません。
ナウシカは、じいたちにもらった鏑弾(かぶらだま)を構えます。

装甲兵サトー様 『お願い 風の神さま』



コミックス第3巻折り込みポスターです。
鏑弾は毛長牛たちにも効果がありました。
土鬼軍の戦列が乱れます。
ナウシカは鏑玉を使って一人で食い止める、と戦場に留まり、クシャナ一行を逃がします。
しかし、しんがりを務めるナウシカの傍に、クシャナ麾下の騎士たちが駆け付けます。

そうして、自ら縦となり、ナウシカを守るのです。
もう、書いてて涙が止まりません。
スギモトカステン様フルスクラッチ極小ジオラマ

クエント星人様『たづなをとれナウシカ殿』



戦場の匂いまでするようです



しかし、包囲網を突破したのもつかの間、カイも撃たれて倒れてしまい、ナウシカは敵に取り囲まれます。
しかし、カイは最後の力をふりしぼってナウシカを安全なところまで運んでくれたのでした。


tenzo様『風の谷のナウシカ』

ナウシカを助けてくれてありがとう
カイ・・・もう涙で画面が見えません。。。
そのころ、カイの異変を感じ取った相方のクイは、突然卵を産みます。

カイとクイはツガイだったのですね!

かわいい!
人や生き物の絆を繋ぎ、腐海の謎を解いてゆくナウシカの旅はまだまだ続きます。
ナウシカの歩む道に寄り添い、彼女の成長と選択を支えた、人生の大切な存在。それは子供の頃からのお師匠さまであるユパ様と、のちに友人となったクシャナです。

ichi_matsu_1様の石粉粘土フルスクラッチ『ユパ ミラルダ』

ユパ様は、かつては並ぶ者のない腕前を持つ剣士として名を馳せました。
多くの荒廃した集落を訪れ、そこに生きる人々と腐海の現実を目にしたことで、腐海の謎を解き、この世界を救うことを使命と思うようになりました。
そして、その願いはナウシカの想いと同じものでした。
最期の瞬間、ユパさまは剣士として戦うのではなく、戦わずに身を挺して人々を守る道 を選びます。
それは彼が長い旅の果てに辿り着いた、「生命を守ることこそが真の強さである」という信念の結晶ともいえる行為でした。
彼の死は、暴力の連鎖が渦巻く世界の中で、「慈愛と覚悟の象徴」 として物語に深い余韻を残します。
まさに、ナウシカの進む道を、お師匠さまであるユパ様が先に進んだのです。
そしてユパ様が後の世界のために必要な人、として命をかけて守った人が、クシャナです。
ichi_matsu_1様の石粉粘土フルスクラッチ『クシャナ殿下』

クシャナは、暴力と陰謀が支配する世界で、絶望と戦いながらも、なお人を率いるにふさわしい誇りと責任を貫いた人物であり、兵士たちに慕われています。
トルメキア王家に生まれたクシャナは、父や兄に疎まれ、常に陰謀渦巻く宮廷の中で生き残りをかけて戦い続けて来ました。
ナウシカがクシャナを「傷ついた大きな鳥」と評したのは、クシャナの冷徹さの奥に、誰よりも脆く、そして誰よりも強い優しい心根があることを見抜いたからでしょう。
ナウシカの友人として、クシャナは腐海や旧文明の真実、人の生と滅びの構造と向き合いながら、やがて自らの手で「後の世を立て直す者」としての道を歩き始めます。
その資質を最もよく理解していたのが、旅をともにしたユパ様です。
彼はクシャナの中に、混迷の未来を導く力と責任を見出し、最期にはその未来を守るために命を賭してクシャナを庇いました。

歩みとともに翻るマント。カツカツ、という音すら聞こえてくるようです。
本当に歩いているみたい!
ノウミソアキラ様の作品


土鬼神聖皇兄の捕虜となったクシャナが鬼のように戦うシーンです。
クシャナ殿下強い!
sawa様『座るクシャナ』


表はナウシカ、裏はクシャナでした。
そして、物語の主人公、ナウシカ。 すべての命を抱きしめる者。
ichi_matsu_1様の石粉粘土フルスクラッチ『ナウシカ』

風の谷に生まれたナウシカは、人々が恐れ、憎み、遠ざけてきたものの中にこそ、生命の尊さと世界の在り方を見出してきた少女です。
彼女は、風の谷を、森を、腐海を、王蟲を、そして争いの中に置き去りにされる弱き人々を、境界なく同じように愛します。
その愛は単なる優しさではなく、「生きとし生けるものすべてが互いに支え合って存在している」という深い洞察と共感に根ざしたものです。
ナウシカの生き方に触れた人々は、その生き方に共鳴し、やがて強い絆で結ばれ、共に世界を変えてゆくことになるのです。
常に戦いの中に身を置いてきたナウシカ。
そんな彼女にもほっとやすらぐ瞬間が訪れると、こんな表情をしているのでしょう。
装甲兵サトー様のZburush造形フルスクラッチ『横たわるナウシカ』

優しい風が彼女を包んでいるようです。
優しい表情のナウシカ。草を優しくなでる手が印象的です。
この絵の下敷き、その昔、兄が大切に飾っていた気がします。

そして、ナウシカと言えば、鳥の人。メーヴェで飛行する姿がすぐに思い浮かびます。
icecoffee450様の『メーヴェで飛翔するナウシカ』

そして、風の谷の戦闘用の額当てを着けています。

今、目の前で本当に飛んでるみたい。


風の谷一族の紋章がレリーフされている戦闘用の額あての説明がありましたね。
最終巻の物語のクライマックス、ナウシカは、とうとう腐海の秘密、世界の成り立ち、そして古代文明の真実と対峙します。
ノウミソアキラ様の作品

いやもう、このシーンの再現があるなんて、感無量です。
ナウシカは、クシャナのマントを羽織っています。服をびりびりに破かれたナウシカに、クシャナが別れ際に渡してくれたのでした。


果たしてナウシカの決断の行方は・・・?
いやもう、すごいお話でした。
今読み返しても胸が熱くなります。
ユパ様やクシャナ殿下だけではなく、ミトじい、クロトワ、ケチャ、アスベル、僧正様、クシャナの部下の騎士たち、チクク、チャルカ、そしてヴ王まで、みんな愛おしい。
テト、カイ、クイ、そして巨神兵のオーマを想うと、胸がキュっとなります。
宮崎メカ模型クラブの展示会で、壮大なストーリーを立体模型として目の前で見る事ができて最高でした。
もう一度、作品を通じて物語を味わうことができました。
ありがとう、ありがとう、モデラ―の皆さま。
宮崎メカ模型クラブ公式サイトはこちら
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カテゴリー: 展示会レポート「東京展示会 展示作品 その5/1~5/5」のページで、東京展示会に出展されたすべての作品とモデラ―さまによる手書きの説明の写真を見ることができます。
すごい作品がズラリ!
撮影できていなかった作品もまだまだたくさんありました。
また、出展者のnakaさまが、モデラ―さま目線の素晴らしい撮影で、展示会準備中の様子や、展示作品ひとつひとつを動画にまとめていらっしゃいます。
この動画だけで展示会に行った気持ちになれます!
↓
長い記事に最後までお付き合い頂きありがとうございました。
記事を通して、ナウシカと共に旅をしている気持ちになって頂ければ嬉しいです。
それでは、またお会いしましょう。
サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。
