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『俺の老後資金がなくなる!』と言った夫

別居すると、夫婦の会話は“現実”だけになっていく。


別居している夫から、LINE電話が何度も鳴った。

最初は無視していた。 でも鳴り止まない。

仕方なく出ると、夫は、
「話し合いをしたいってLINEしたけど返事がないから電話した」 と言った。

別居して、まだ一年も経っていない。
もう離婚の話か、と私は思った。

私はまず、今は話し合いが難しい状況だと説明した。

母が入院していること。 私の足の怪我も、まだ治っていないこと。


でも夫は、それを聞いても何も言わなかった。 心配する言葉もなければ、気遣いもない。

ところが、私が「仕事を辞めるつもりだ」と言った瞬間だけ、急に口を出してきた。

「なんで辞めるんだ!」

私は、 「色々あるの」 とだけ返した。
説明しても、きっと分かってもらえないと思ったからだ。

その後、夫は姑から受けた生前贈与について

「一つの銀行にまとめてほしい」 「カードも返してほしい」 と言ってきた。

別居してからも、そのまま私が管理していたため、カード類は私が預かっていた。
夫の個人財産なのだから、言っていることは正論だと思った。

ただ、1000万円以上あるのに、一つの銀行にまとめるのはリスクもある。 倒産した場合、補償は1000万円までなのに、本当にいいのか確認した。

でも夫は、 「それでいい」 と言った。 だから私は、本人の好きなようにさせることにした。

その後、夫は共同財産を半分にしたいと言い出した。


私はその言葉にカチンときた。 半分にしたら、あっさり別れられると思っているのだろうか。

本来ならDVの慰謝料問題になるところを、私は解決金という形で収めるつもりでいた。 でもそれはまだ作戦段階だったので、口には出さなかった。

生前贈与が大金なので、我が家の現金の貯金は100万円ほどしかない。
残りはNISAで運用しているから、簡単には分けられないと説明した。

すると夫は、 「株に注ぎ込んでるのか?」 と言った。

まるで私が博打でもしているような言い方だった。
パチンコをしている本人にそんなふうに言われて、私はまた腹が立った。

夫には、生前贈与で渡されたお金がある。

私は、
「法律上はもうあなたの財産でしょう?」
「1,500万円もあるなら老後は何とかなるでしょう?」 と返した。

すると夫は言った。

「いや、あれは母ちゃんが苦労して貯めた金だから使えない」


我が家の財産を早く半分に分けないと
「俺の老後の資金が無くなる」 と、言ってきたのだ。

生命保険を解約して、
半分に分けたら300万程度。

別居をしてから、ボーナスは私が定期預金にすることもやめて、敢えて触らずに放置している。
それは別居して破綻と見られる時期からは個人それぞれの財産になるので、争いを避けるために触らないでいた。

冬のボーナスの余りは夫の個人財産となると思うが、我が家の共有財産の貯金とさほど変わらない。
iDeCoや退職金も含めたら、彼は2,000万円以上ある状況なのだ。

それなのに、離婚前から半分にしてくれと言ってきたからだ。

老後の資金なんて、夫が独身になり働いたら、ボーナスを貯金したら、あっという間に数百万になると言うのにだ。

その瞬間、私は大声で怒鳴ってしまった。

「私の方が老後が大変だ」と。

私には病気もある。 年金も少ない。
離婚後の住まいも、老後も、不安だらけだ。

私は現実を見ていた。 でも夫は、まだ“母ちゃんの金”の世界にいた。

私は、 「生前贈与は相続なの。あなたが勝手に使って良い金なの。」 と言っても、夫は引かない。

兄弟で合わせて3,000万円あるのに。
80歳後半で施設に入らず病気で入院することもない。認知症もひどくない。

運用していけば、怯える必要はない。

その一方で、共同財産は半分にしたいと言ってくる。


私は呆れてしまった。

自分の生前贈与には手を付けたくない。
でも私の生活資金になるものは分けてほしい。

その考え方に、どうしても納得できなかった。

だから私は言った。

「まず弁護士の無料相談に行ってきて」
「3か所くらい回れば、少しは分かると思うから」

すると夫は、 「三件も回らないといけないのか?」 と言った。

ネットで情報収集もしない人が、30分の無料相談一回で、離婚や財産分与の現実を全部理解できるとは思えなかった。

だから私は、親切心で言ったつもりだった。

でも夫は、 「時間稼ぎだろ」 と言った。

もう会話にならなかった。

私は電話を切り、その後はLINEだけでやり取りすることにした。

今、資格の勉強をしていること。
心の講座も続けながら、自分を立て直そうとしていること。
これから前に進めるように、働き方を探していること。

そういうことも含めて、理解してもらえたらと送った。

そして、出張が挟んでいるとどうしても攻撃的な発言が多い夫と話し合いは難しい。
だから、仕事が通常モードに戻り、私の親や私の環境が整ったら、話し合いの議題と要約をメールで送って欲しいと伝えた。
ラインでは長すぎるから、いつも使っているメールにしてくれとも伝えた。

何を話し合いしたいのかも分からずに、夫と会うのは危険である。

モラハラは口が上手いので、相手の策に乗ってしまわないようにするためだ。

状況を教えても、夫は既読スルーだった。

仕方なく、 「状況は理解できましたか?」 と送ると、ようやく「理解しました」と返事が来た。

夫が生前贈与のキャッシュカードを受け取ったら、ログイン情報を変えたいと言っていたのを思い出した。

もちろん、私のものではないから、ログイン情報を変えるのは自由だと思う。

ただ、 「もしもの時にお兄さんが困らないよう、ログイン情報を書き残しておいた方がいいと思います。私が買ったエンディングノートと同じで良ければ買って送ります。」と提案を送った。

夫に急なことがあれば、確認できる人が必要になるかもしれないと思ったからだ。
離婚前に急死でもされたら、こちらも大変になる。

しかし、私と息子は大切ではないから、義兄の名前を出した。

最低限のことだけは伝えた。

これには即答だった。 「エンディングノートを買ってください」

既読スルーとの差が激しい。

既読スルーといえば、
非上場の中小企業の自社株制度が始まるからと、
「家の金で50万円購入したい」とLINEが来た時もそうだった。

上場企業と何が違うのかと説明し、
現金はほとんど生前贈与なのだから
「生前贈与の金で買ってほしい」
と返信したら、
どうするのか返事がないままだった。


私は続けて、 「生前贈与の口座のキャッシュカードが見つからないので、今すぐいつもの保管場所を確認してほしい」と送った。
そして、 「もし無ければ申し訳ないけれど、地銀で再発行してきてほしい」とも伝えた。

でも、その後は返事が来ることはなかった。

翌日、「見つからなかったの?」と再度連絡した。

すると、「見つかった」と返事が届いた。

キャッシュカードを返してほしいと言い出したのは夫の方だった。

それなのに、見つかった時点で自分から連絡をすることはなかった。

私はこれまで、パワハラ気質の人やモラハラ傾向のある人たちと関わる中で、こうした場面を何度も見てきた。

自分が困っている時は相手を急かす。

しかし問題が解決すると、その後の報告や相手への配慮は後回しになる。

私は以前なら、

「仕事で『報告・連絡・相談』はやっていないの?」

「報告くらいするのが常識だよね」

「どうやって仕事しているの?」

そんな正論を口にしていたと思う。

でも今は違う。

通じない相手に正しさを説明しても、相手が変わるわけではないことを知った。

だから私は伝えない。

相手を変えることよりも、自分の距離の取り方を考える方が大切だと思うようになった。

もちろん全員がそうだとは言えない。

職場のパワハラ気質の人に、夫。

ただ、私には見覚えのある行動パターンに感じられた。


このやりとりで、数日前、職場のパワハラ女性とのやり取りを思い出した。

この女性の感情的な発言で、過去1人来れなくなった。
彼女は、感情的になるから周囲も手を付けられない。
指導しているようには見えず、感情をぶつけているようにしか見えなかった。
その人が来れなくなってから、その方本人とメールをすることがあった。
上手く行かないこととかを相談窓口に相談してみたらどうか?とメールしてから、やはりパワハラが原因だと判明することになった。
相談窓口から上司に連絡が入り、その後、上司がパワハラした側に指導した。
しかし、上司に専門外の分野の指導をするようにと命じられたと、
上司のせいにして、
自分は悪くないと言う人だった。
専門分野外の職場だと分かって転職してきたのは彼女であるのに、責任は負いたくない。

話がかみ合わない。
メールはいつも一方通行。
既読スルーも共通した。


ハラスメントする人は、話が噛み合わない。

夫もこの女性も2人とも違う話に持っていく。

私が正論を言っても論点をすり替える。

彼らは『問題の解決』ではなく、『自分が優位に立つこと・損をしないこと』しか考えていないのだ。

もう、この手の人とは話し合いができないのだと、
私はようやく分かったので、話を打ち切った。

パワハラ女性にも、話がそれていくので、話は止めた。

そのあとメールで解決したばかりだった。

2人とも感情的に話してくるから疲れてしまう。

論点ずらし。責任転嫁。

こちらが親切にしても理不尽で返してくる。

私は正論で考えるから疲弊してくる。

夫の出張前の定番行動――攻撃的な時期


夫は出張前になると、息子に当たれなくなったら、私に変なLINEを送ってくることもあった。
夫の親の不幸の時に、どうするのかと聞いてきたのだ。
「私の親にもしもの時は連絡が欲しいですか?」

そんなことを聞かれても、私は結論が出ていた。

いじめられていた家族の不幸に、別居中の嫁が行けるわけがない。
冷たい視線に耐えなければいけない。
誰にも歓迎されないのだから。

だから私は夫に
「誰にも喜ばれないので行きません。連絡も不要です」 と伝えた。

あの時、ようやく分かった。

相手は現実を話していなかった。議論の階層が違う。

私たちは、 同じ未来を見て話していたわけではなかったのだ。


防衛反応が強い人、
話し合いをする気のない人


論点をずらすのは、追い詰められたときの防衛反応でもあります。 正論で返せないから、土俵を変えるのです。

そして、彼らはそもそも結論を変えるつもりがありません。
議論は「考えを更新するためのもの」ではなく、 「自分の正しさを通すための場」になっています。

だから、どれだけ丁寧に話しても届かない。
届かないのは、あなたの伝え方の問題ではありません。 受け取る回路が、最初から閉じているのです。

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👇下記は短く再編集しました。
後半に記載されていた姑については別の記事で公開予定です。

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