学生12日目:ミッドライフクライシスの抜け出し方 ~お金編~
みなさんこんにちは、浮雲です。
私はミッドライフクライシスに陥った状態で、サイコパス顧客からのハラスメントが引き金となり退職を決意し、今年7月から無職になりました。
退職後もしばらくは霧の中にいるような状態が続いていましたが、有休消化を経て無職生活が1カ月ほど過ぎた頃から、少しずつトンネルを抜けていく感覚がありました。
今は「抜け切った!」と言えるほど視界が開けています。
今日は、私がどうやってミッドライフクライシスを脱したのかを書こうと思います。
大きな要素は 「お金」と「メンタル」 の二つです。
今回は 「お金編」 を書いてみたいと思います。
■ 一番の不安は「お金」
私の場合、まず心の重さの大部分を占めていたのが “お金の不安” でした。
4人家族と愛犬。子どもは高校受験と大学受験のダブル受験。
住宅ローンはあと30年残っているという現実。
心身共に限界を迎え、退職せざるを得ない状況に追い込まれていたものの、この状況で自分が仕事を辞めたら一体どうなってしまうのだろうかという大きな不安がありました。
この不安を軽減することが、ミッドライフクライシスから抜け出すための最重要ポイントでした。
完全に不安を消すことはできなくても、
「正しく把握する」ことで霧が晴れ、何をすべきかが明確になります。
まさに「敵を知り己を知れば百戦危うからず」です。
■ まずは「支出の全把握」
うちは家計管理を長年妻に任せっきりで、私は何にいくら使われているのか知りませんでした。
「終わった人」の主人公も、銀行マンとして財務には詳しいのに家計はノータッチという設定でしたが、意外とこの“丸投げパターン”は多いのではと思います。
そこで、妻と相談して、まずは全支出を私が完全に把握することにしました。
すると出てきたのが 月60万円の生活費 でした。
しかもこれは、退職後にのしかかる“三大脅威”(健康保険・住民税・国民年金)が入っていない金額です。
それらを加えると、月80万円近くになる計算でした。
「これではすぐに破綻する」と絶望しました。
■ 支出の見直しで削ったもの
そこで、削れる部分がないか徹底的にチェックし、実際に行動しました。
● 謎の年会費の整理
母校の校友会費、使っていないセキュリティソフトの更新料など、放置していた年会費系を一気に解除。
● サブスク全見直し
コロナ禍で入ったオンラインコミュニティ、有料メルマガ、メンバーシップなど。習い事系も含め、基本的に全部休会か退会しました。
● 保険の整理
医療保険と生命保険に複数入っていて、多くない?ということに気づきました。すでに支払いを終えている保険もあり、それは継続するとして、生命保険は解約しました。死亡保障が500万円のものに2本入っていて、当時はありがたい保障ですが、子供も成長した今となってはあまり意義を感じないので。
返戻金は全額戻ってくるわけではありませんでしたが、無職の私にとって大きな心の支えとなりました。毎月の1万円の固定費削減にもなりました。
● 通信費の最適化
子どもがキャリア携帯を使っていたので全員格安スマホに乗り換え。
● 美容院を変えた
親子で表参道の知人のサロンに通っていましたが、私は1000円カットへ。
子どもは地元のお店へ変更。
● 外食を大幅に減らした
家族で週1だった外食をほぼゼロに。
自炊の方が安くて美味しく量も作れるし、家だと酒も飲めるので結果的に満足度が高くなりました。
これらを実行した結果、月15万円ほどの削減に成功しました。
■ 退職後にのしかかる「三大脅威」を把握する
次に見たのは、退職後に確定して発生する追加支出――
つまり、健康保険・住民税・国民年金です。
● 住民税
給与明細の住民税欄に書かれている金額を、そのまま自分で払うことになります。
● 国民年金
収入に関わらず月17,510円で固定です。
● 健康保険(最大の難所)
退職者が悩むのはここだと思います。
任意継続と国保のどちらかを選ぶ必要がありますが、私は最初
「健康保険は会社負担分があるから、自分で払うと倍額になる」
ことを知りませんでした。
私の例では、給与明細の6万円が → 任意継続だと12万円。
「破綻する」と青ざめました。
国保に移ろうかと考えましたが、国保には扶養の概念がないため、それぞれが加入する必要があるので相当な負担となります。
しかし調べたところ、私の健保は“上限額”が設定されているタイプで、5万円で済むことがわかりました。
12万円を覚悟していた分、心底ホッとした瞬間でした。
健保の上限額は組合ごとに違うので、これは退職前に必ず調べておくべきポイントだと思います。
■ 教育費という巨大な山
うちの場合、もうひとつの大きな出費が「教育費」でした。
私立高校3年 × 100万
私立大学4年 × 100万
合計で 約700万円。
大金ではありますが、一気に支払うわけではないので、ひとまずは1年目に対応できるように準備する必要があります。
以上が支出面の概要です。
見積もっていても、実際に請求書が届くまでは本当に見積もった金額なのかが不安ですが、請求書が届いて確定すると安心します。
やはり「見える化」の威力は絶大です。
■ 収入面も“実績ベース”で把握する
支出の部分が相当な金額であることに心が折れそうになります。
でも会社に出戻って働くことは無理ですし、すぐに同じ額の年収を得られる企業に転職活動をする気力もありません。
そこで、収入についても冷静に整理しました。
・退職金はもらえるのか、もらえるとしたらいくらか
・企業型DCはいくら貯まっているか
・失業保険の日数と金額
・投資収入の実績
などを洗い出しました。
特に投資収入は世間でよく言う「4%ルール」ではなく、自分の実績ベースで考えるのが重要だと感じました。
私は過去3年の平均投資収入が
毎年・月平均40万円 でした。
人間は資産が増えた時よりも減った時のほうが記憶に残るようです。なので、急落したときの記憶が大きすぎて、そんなに金額は増えていない感覚がありました。2022年くらいから、「あれ、会社員の月給くらい増えているのではないか」と感じることがありました。
実際にデータをとってみると、たしかにそうでした。
生活費が60万円なら、足りないのは20万円です。
毎月20万円を働いて稼げば資産は減らないことになります。
毎月5万円だとしても「DIE WITH ZERO」的に、資産を使い果たして人生を終える計算になります。
こうして数字で見ると、
「高収入でなくてもよく、足りない分だけ稼げばいい」
という気持ちになることができました。
そうであれば、高年収を維持するために気が進まない仕事を続ける必要はなく、自分のやりたいことをベースに仕事を選ぶことができます。
もちろん投資に絶対はありませんから、今後減ることも十分考えられます。毎月ベースで振り返りを行い、都度対応策を考えていけばよいと思いました。
自分の実績ベースでお金の支出と収入を把握することでお金の脅威を得体のしれないものではなく、実態が見えるものとして把握することができたことで、ミッドライフクライシスを抜けることができたと言えます。
実績ベースで考えるというお話をさせていただきましたが、ここから先は、実際の金額(過去3年間の支出と投資収入など)を出しながら、詳しく書いていきます。
数字を赤裸々に出すのは少し勇気がいりますが、
ミッドライフクライシスの渦中で私が欲しかったのは、
まさに「誰かのリアルな数字」でした。
同じように悩んでいる人の参考になれば嬉しいです。
家族構成など私と状況が似ている方には特に参考になるデータだと思います。よかったらご覧ください。
■ 2020~2025年の支出データから見えたこと
ここから先は
¥ 380
この記事が参加している募集
よろしければ隠居チャレンジへの応援お願いします!
