子役の世界と、親の覚悟
みなさんこんにちは、浮雲です。
今日はドラマの撮影でした。
集合場所に行くと、親子連れが多かったです。
子役と、その付き添いの保護者の方たちです。
お母さんがほとんどでしたが、お父さんの姿も少しいました。
集合場所に子役がいると少し安心します。
そんなに過酷な現場ではないだろうし、時間が押してもそこまで遅くはならないだろうし、オラオラ系のスタッフがいたとしても、子どもの前では少しは慎むだろうと思うからです。
今日は早朝から夜までの撮影でした。
案の定、待ち時間は長かったです。
子どもたちは最初は少しもじもじしていましたが、すぐに打ち解けて楽しそうに遊んでいました。
うちの子はもう大学生ですが、つい最近までこのくらいの年齢だったような気がします。
時が経つのは本当に一瞬ですね。
ちなみに、今日の私の役は悪役側で子どもたちを追い回す役だったので、撮影中は子どもたちから見れば怖い大人だったかもしれません。
子役の子どもたちの中にも、役名がある子、役名はないけれどセリフやアクションがある子、エキストラの子など、立場はさまざまです。
子どもの世界とはいえ、シビアな競争でもあるんだなと思いました。
それでも、みんな礼儀正しく、長いセリフを覚えて、長時間待っていても大きくぐずることもありません。
もちろん、そういう子が選ばれているのでしょうけど、本当に感心しました。
帰りのロケバスでは、子役のお母さんと隣の席になりました。
お子さんは小学3年生。
3歳くらいから「芸能の仕事がしたい」と言い続けていたそうです。
「そのうち諦めるかなと思っていたんですけど、ずっと言い続けるので、根負けしました。」
そう笑いながら話してくださいました。
子どもが本当にやりたいことなら、応援してあげたい。
親ならそう思いますよね。
ただ、撮影の仕事は前日の夕方や夜に決まることも多く、平日の撮影は本当に大変だそうです。
職場に連絡して急きょ有給を取り、学校へ連絡し、下の子の預け先も確保する。
そんなふうに毎回バタバタしながら現場に来ていると聞きました。
その話を聞いて、もし自分の子どもが小さい頃に「芸能の仕事がしたい」と本気で言っていたら、自分はどうしただろうと考えました。
きっと応援したい気持ちはあったと思います。でも、当時は私も妻も仕事をしていたので、急な撮影のたびに仕事を調整し、学校へ連絡し、送迎をして……というのはなかなか難しかっただろうなと思います。
今日お話ししたお母さんのように、子どもの夢を支えるために日々やりくりしている保護者の方々には、頭が下がりました。
一方で、こんな場面も見かけました。
あるお母さんが、お子さんにこう話していました。
「撮影中、おしゃべりしてたでしょう。スタッフさんからマネージャーさんに連絡がいって、お仕事をもらえなくなっちゃうよ。」
その親子にはその親子なりの事情があるので、一場面だけを見て何か言えるわけではありません。
それでも、子どもが楽しいと思える気持ちと、仕事として求められること。
そのバランスを取るのは、とても難しい世界なんだろうなと思いました。
今日は子どもたちだけでなく、その後ろで支えている保護者の方々の姿が、とても印象に残った一日でした。
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