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#224 【努力しても苦しかったのは、“才能不足”じゃなかった】──環境を変えた瞬間、人は一気に伸びる



最近、
元吉本興業会長・大崎洋 の著書『居場所』を読んでいたら、
目次にこんな言葉があった。

「置かれた場所で…咲こうとしない」

…え?
どれだけストイックなんだ(笑)

でも、
この言葉が妙に頭に残った。

昔、
僕は超体育会系の厨房で、
潰れかけたことがある。

でも、
環境を変えた瞬間、
まるで“料理人養成ギプス”を外したみたいに、
一気に伸びた。

あの感覚は今でも忘れられない。

今日は、
「努力」と「才能」の前にある、
“環境適性”の話を書いてみます。


_____

Mother Moon Cafeの泉です。

今日は、
「環境」の話でも。

努力の話であり、
才能の話であり、
育成の話。

でもたぶん、
最後は、
“居場所”の話です。


▼「置かれた場所で咲きなさい」



有名な言葉がある。

「置かれた場所で咲きなさい」

いい言葉だと思う。

不満ばかり言わず、
与えられた環境の中で、
自分なりに花を咲かせよう。

その姿勢は、
本当に大事だと思う。


最近、
元吉本興業会長の
大崎洋 の著書『居場所』を読んでいて、
目次の最初に、
こんな言葉が書いてあった。

「置かれた場所で…咲こうとしない」

…え?

どれだけストイックなん?(笑)

でも、
この違和感が、ずっと頭に残った。


▼「咲けない自分」が悪いのか?


最近、
現場を見ていて思う。

「続かない人」が増えた。

途中で潰れる。
自信を失う。
辞めていく。

すると、
だいたいこう言われる。

「根性がない」
「最近の若い子は弱い」
「努力不足」

もちろん、
そういうケースもある。

すぐ逃げる人もいる。
向き合う前に辞める人もいる。

でも、
全部それで片付けるのは、
少し雑だと思う。

たぶん、
“環境”という視点が、
すっぽり抜け落ちている気もするから。


▼植物に、
砂漠で咲けと言ってないか?

たとえば植物。

日陰が向いてる植物もある。
乾燥に強い植物もある。
寒さに弱い植物もある。

同じ水をやっても、
同じ太陽を浴びても、
全部が同じようには育たない。

当たり前だ。

でも、
人間になると急に、

「どこでも頑張れ」
になる。

いや、無理だろ(笑)

砂漠で、
「咲けないお前が悪い」
って言われても困る。

水、来てないし。


▼僕も昔、
環境に潰されかけた


昔、
超体育会系の厨房にいた。
いわゆる、エリート集団。

しかも、普通に天才がいる。

努力してる人間の中に、
さらに異常値みたいな人が混ざっている世界。

スピード。
技術。
体力。
集中力。

全部おかしい。

今思えば、
あの時代は、
完全に「料理人養成ギプス」を付けていた。

毎日、
弓を引き続けている感覚だった。

キリキリと音を立てながら、
ピリピリ震えて、
一点を見つめて、
息を止める。

そんな時間。

もちろん、
あの環境でしか得られないものもあった。

精度。
耐久力。
基準値。

“普通”が異常に引き上げられる。

でも同時に、
ずっと張り続けているから、
壊れそうにもなる。

実際、潰れかけた。


▼環境を変えた瞬間、
一気に伸びた


でも、
ある時、
環境を変えた。

すると。

今まで付けていた
“料理人養成ギプス”
を外したみたいに、
急に身体が動き出した。

驚くほど、料理が見えた。

アイデアも出る。
スピードも出る。
人とも話せる。

今まで、
能力が低かったわけじゃなかった。

ずっと、
負荷を掛け続ける場所にいただけだった。

そして、
ギプスを外した反動で、
実力以上の力が出た。

あれは、気持ちよかった。
弓を放った瞬間みたいだった。

「環境って、こんなに大事なんだ」

初めて身体で理解した。


▼才能より先に、
“環境適性”がある


ここ、
すごく大事だと思う。

人は、
能力だけで伸びるわけじゃない。

“環境適性”がある。
体育会系で伸びる人もいる。
逆に、萎縮して壊れる人もいる。

静かな店で、
急に開花する人もいる。

放任で伸びる人もいれば、
伴走型じゃないと伸びない人もいる。

なのに、
全部同じ育て方をしようとすると、

これ、かなり危ない。


▼「どこでも咲ける」は、
マネジメント放棄になる


でも、
ここで勘違いしてはいけない。

この話は、「嫌なら辞めろ」

でも、

「全部環境のせい」でもない。

むしろ逆。
環境を考えずに、

「どこでも咲ける」
を前提にすることが危ない。

なぜなら、
それは配置を雑にするから。

採用を雑にするから。
育成を雑にするから。
「誰でもできるでしょ?」

になる。

ならない。

人間は、
そんなに単純じゃない。

向いている戦場と、
向いていない戦場がある。


▼向いていない戦場で、
英雄になろうとするな


これ、最近すごく思う。
向いていない場所で、
無理に戦い続ける人がいる。

営業向きじゃない人。
管理職向きじゃない人。
接客向きじゃない人。

逆に、
本当は才能があるのに、
場所を間違えて、
自分を“無能”だと思い込んでる人もいる。

もったいない。

もちろん、
逃げ続ければ、
何も積み上がらない。

でも。
“耐えること”

“場所を見極めること”
は別だ。

向いていない戦場で、
英雄になろうとするな。

それは、
勇敢さじゃなく、
消耗戦になることがある。


▼「場」を見つけ、「居場所」にする


ここで、
『居場所』というタイトルが効いてくる。

実は、このタイトル。

松本人志 の著書『遺書』の
「場」という言葉から、
大崎洋 が「居場所」
へ繋げたらしい。

粋だなと思った。
ただの場所じゃない。

“自分が存在できる場”

なんだと思う。

しかも、
大崎さんは、
松本人志 の元マネージャー。

ずっと、
人の才能と、
人の居場所を見続けてきた人だ。

だから、
あの言葉には重みがある。

「置かれた場所で咲け」

ではなく。

「そこ、
本当にお前の場所か?」

という問い。


▼根を張れる場所を探せ


最近、思う。

咲くことより先に、
大事なのは、

“根を張れるか”

なんじゃないかと。

安心できるか。
挑戦できるか。
否定され続けないか。

もちろん、
厳しさは必要。

でも、
ただ削るだけでは、
人は育たない。

根が張れないから。

そして、
根が張れた人間は、
ある瞬間、
一気に伸びる。

弓を放つみたいに。


▼最後に


昔は、
「どこでもやれ」
が強さだった。

でも今は、
「どこで戦うか」
を見極める力の方が、
大事なのかもしれない。

サボるためじゃない。

ちゃんと咲くために。

そして。

もし今、
咲けなくても。

それは、
才能がないんじゃなく、
まだ“土”が違うだけかもしれない。

_____

現場からは以上です。

ステキな一日になりますように。
がんばろうね。
僕もがんばる。

好きです❤️



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