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【第66回】中学受験 × 結局「地頭勝負」なのか

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 便利で抽象的な言葉は
 一時的な安心材料になり
 永続的な不安材料となる。
 

 ——今日は、そんな話です。

こんにちは。おじです。
このnoteでは、父親の苦悩と徒労に包まれた記事をできるだけ肩の力を抜いて発信しています(だって疲れてしまうので)。基本的に当方の独断と偏見に満ち溢れた内容となっていますので、どうぞあたたかいコーヒーと共にお楽しみください。

おじバル

 「地頭」という言葉
 聞いたことはありますか?

 
 学力に関する話題において
 聞けば「なんとなく」
 言いたいことが広く伝わる
 便利なワードだと思います。


 今回は
 私の感じたもやもやを晴らして
 この「地頭」という言葉について、
 そこに着地する意味を「なんとなく」
 探っていきたいと思います。


 準備運動を済ませたうえで、
 ハリセンボンを投げる準備をお願いします。
 



#1 「地頭」という言葉の正体

 
 さて、
 「地頭」と聞いて
 最初に何を思い浮かべますか?


 【地頭(じとう)】
 「荘園(しょうえん)で、
 租税徴収・軍役・守護に当たった管理者」



 といった、
 鎌倉時代真っ盛りの
 彼らのことではありません。



 検索エンジンの力を借りると、
 その人本来が持つ
 「基礎的な思考力」が高いこと

 という意味があるとかないとか。

 
 なんとなくポジティブな解釈が
 できそうな言葉ですね。


 しかし、実際には
 ・IQではない
 ・学力でもない
 ・努力量でもない
 ・特別な遺伝子でもない


 そんな
 ミエナイチカラ(B'z)


 実は明確な定義がないというのも、
 この言葉の使いやすさの理由、
 そして問題の本質なのだと思います。


#2 「地頭」のイメージ


 具体的にどのようなシーンで
 「地頭」というワードを想像しますか。


 ・覚えるのが早い
 ・理解力が高い
 ・処理速度が早い
 ・言語化能力が高い
 ・失敗の質が高い
 
 
 これらが同時に見える瞬間、
 人はそれを「地頭」と
 呼びたくなるのかもしれません。


 そして、
 「誰か」と「何か」を比較した時
 多くの人にしっくりくる形として
 選ばれる言葉になるのです。

イメージキャラクター
the Atama(ジ・アタマ)

 
 一方で、
 地頭が良い/悪いとなった先に
 議論が発展することはあまり
 ないように思います。

 それは、この言葉が
 ・原因を深掘りしなくて済む
 ・比較の理由を説明しなくて済む
 ・親の不安を一旦止めてくれる

 といった
 一種の防波堤のような
 機能を備えているから。
 
 
 「あの子は地頭が良いから」
 「うちは地頭が良くないから」

 
 この言葉で
 不安や焦り、諦めなどを
 まとめて処理してしまう。

 
 便利な言葉ですね。

#3 「地頭」という表現の欠点


 「地頭」という言葉、議論の先に
 どのような答えが待っているのか。

 
 「地頭で決まってしまうから
 努力しても仕方がないね」
 という結論になるでしょうか。


 少し込み入った話をすると、
 
 脳科学や生物学(遺伝)でも

 ・脳の処理速度
 ・言語理解力

 といった内容で
 研究されている程度で、

 科学的に見ると、
 「地頭」という能力は
 定義付けられていません。


 つまり、
 私たちが日常で使う「地頭」と、
 科学が扱っている話は、
 少し次元が違うということです。


 それでも日常では、
 まるで結論のように使われる。

 
 それは、
 何かを比較した時に

 ・たまたま
 ・その時期に
 ・同時に表に出ている

 そうした状態だからです。

 
 なので、
 個々の能力を短期的に見ると、
 当然伸びる子もいるし、
 逆転される子もいるでしょう。

 その時、多くの人は
 「やっぱり地頭が…」
 という結論に結びつける
 ことで納得しようとする
 構図になるのです。 

 

#4 「地頭」からの解放


 ここまで触れてきましたが、
 「地頭」という言葉を使用するな
 という話ではありません。

 
 確かにそのような状態に
 見える瞬間があったりしますが、

 「地頭で決まる」という
 強い断定の言葉の裏に 
 科学的な根拠はありません。


 仮に自分の子の能力が
 大きく変動したとしても、
 それはやり方や環境など、
 何かきっかけがあったと
 考える方が自然です。


 便利で抽象的な言葉は
 一時的な安心材料になり
 永続的な不安材料となる。


 厳密に数値化できないものに
 左右され、何かを諦めたり
 断定したりすることは
 勿体ないと思うわけです。

 少なくとも私は、
 「分からない言葉」で、
 何かを諦めてしまうという
 選択はしないでしょう。

 
 皆さんはどう思いますか?
  

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中受奮闘おじ 記事を書いてる間、息子は既に夢の中。。。 それでも続けているのは、もはや父の意地。 「仕方ない、応援してやるよと」思っていただけたら、 応援ボタンでチップを投げつけていただけると、泣いて喜びます(たぶん)。

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