[中国生活] 中国人義母の徹底した食への安全意識
少し前、夫の実家がある深圳に帰省していた。
そこで改めて面白いなと思ったのが、中国人の「食の安全」に対する感覚。
日本で暮らしていると、正直ここまで意識することはあまりない。
でも義母を見ていると、その慎重さにはちゃんと“中国ならではの背景”があるんだなと感じた。
例えば果物。
食べる前に、まず塩を使って洗い、さらにもう一度洗う。最初見た時はかなり念入りだなと思った。
デリバリー(外卖/ワイマイ)を頼む時も、「実店舗がある店か」を必ず確認するという。
理由を聞くと、店舗情報が曖昧なお店は、実際は別の工場のような場所で、衛生状態も分からないまま安価に大量生産しているケースもあるかららしい。
あと、義実家ではフライパンをほとんど使わない。
「変なコーティングが心配だから」と、基本鉄鍋。

さらに面白かったのが、飲食店でのお箸やお椀。
広東省の人たち特有なのかもしれないけれど、料理が来る前に、熱湯や熱いお茶で自分たちでかちゃかちゃと洗う文化がある。
最初はそこまでするのかと驚いたけれど、背景を聞いていくと、ただ神経質なわけではなくて、過去の食の問題や、“自分の身は自分で守る”感覚が根付いているんだろうなと思った。
日本に住んでいると、いつの間にか「お店の衛生管理を信頼する」のが当たり前になっていたけれど、中国生活の感覚に触れると、その当たり前も国によって全然違うんだなあと感じる。
