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姉の突然の死に向き合う 

3日午前3時大阪道頓堀のマンションで火災が起きた。この火災で一人の女性が死亡した。この知らせを私は3日夕方、大阪西警察から聞いた。最初は警察を名乗る詐欺かと思い、相手にしていなかったが、同一の電話が遠い親戚にまで来ていたので、返信はせず直接大阪西警察署に電話しみた。

「お姉さん、今日お亡くなりになりました」

「え?・・・・・・・」

一瞬何が何だかわからず耳を疑うばかりだった。

姉は夫を20年前に亡くし、一人暮らしだった。子どももおらず、嫁ぎ先とは付き合いもなかったため、連絡先もしらない。警察も私にたどり着くまでに手間がかかったらしい。

火災事故の内容も伝えてもらい、「すぐ行く」と答えると「検視が必要ですんで、こちらで準備が整い次第ご連絡します」と来た。とりあえず浜松に一人暮らししている母に丁寧にこの事実を伝え、驚きとショックで倒れないように何度も「僕がちゃんと見てくるからね。ちゃんと食べるんだよ」となだめるしかなかった・・。

次の日は宙づり状態で通常通りの出勤をするしかなかった。
やっと午前中に「すみません、至急きていただけますか」と電話が入り、
私は富山から新幹線と特急を乗り継いで3時間半ほどで大阪西警察についた。

遺体は警察署裏の古びれたコンクリートに囲まれた安置所にあった。
確認する時はさすがに胸が痛くなり辛かったが、そこには変わり果てた姉がいた。顔も火傷を負っていて皮もめくれ、髪も少し焦げている。胸に痛みが走ったが涙は出ない。ただただ、「なんとかしきゃ!」「こんな顔は母には見せられない!」という思いだけだった。直葬であってもしっかり湯灌もしてくれる葬儀屋を探し、一か所決めて手続きをした。

次の日、浜松で一人暮らしの母に新大阪経由で心斎橋まで来てもらい、休んでもらいながら話をしていた時、「検視が終わり、引き渡しができる」とのことだったので、葬儀屋に頼み、遺体を受け取って湯灌+メイクをすることになった。

母は姉を見た瞬間、崩れ落ちた・・・。

「かわいそうに・・・」と髪をさわる姿に私もさすがに・・・・
湯灌とメイクを丁寧にしていただいて警察で見た時とは別人に思えるくらい
美しい顔になった姉を見ながら母と共に涙の別れを告げた。この仕事をされている方々の丁寧な仕事ぶりに感嘆・・・。感謝の念が自然に出てきた。

大阪北斎場が火葬場なのだが、なんと5日待ち!しかたなく一旦、自宅に帰ることにした。母は浜松へ、私は富山へ・・・。

88歳の母は無理がたたり、膝をいためて火葬の場には立ち会えなくなり、私と妻、そして次男と共に送り出した。姉の遺骨は父と違って弱々しいもので余計に胸が苦しくなった・・・。

これからのことを考えると悲しんでばかりもいられない。母のメンタルをケアし、すべて焼けてしまった後処理も山のようにある。電話、水道、ガス、携帯電話、保険関係すべて手探り・・一つ一つクリアしていくしかない。


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