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第11章 読者が求めるテーマに      寄り添うという決断

第11章

読者が求めるテーマに寄り添うという決断


失敗談を書いたことで、
少しだけ反応は出始めました。

けれど、
数字が劇的に変わったわけではありません。

「読まれる文章の方向性」は見えた。
でも…

「売れるテーマ」は、
まだ掴めていなかった。

そこで私は、
もう一度、
冷静に現実を見ることにしました。


noteのランキングを開き、
自分の記事と、
売れている記事を並べて比べる。

感情は挟まない。
事実だけを見る。

何度見ても、
結果は同じでした…。

タトゥー関連の記事は、
 ほとんど売れていない。

どれだけ熱量を込めても、
どれだけ経験を詰め込んでも、
需要がなければ、
読まれない。

これは、
才能の問題ではありませんでした。

市場の問題です。


頭では分かっていても、
気持ちは簡単に割り切れません。

タトゥーは、
私の人生そのものです。

技術も、誇りも、
全部そこにありました。

それを捨てるというのは、
自分の過去を否定するようで、
正直、かなり辛かった。

でも、
このまま書き続けても、
結果は変わらない。

そう思った私は、
思い切った決断をしました。

タトゥー関連の記事を、
 一度すべて手放す。

とはいえ、
同じアカウントで
いきなり恋愛の話を書く勇気はありませんでした。

フォロワーは少ないとはいえ、
「タトゥーの人」というイメージはある。

そこで私は、
別のアカウントを作ることにしたんです。


アナログ人間の私が、
なれない手で新規登録。

プロフィールも、
実績も、
何もない状態。

完全に、
ゼロからのスタートでした。


新しいアカウントで選んだテーマは、

恋愛

理由は、
売れているから。

ただ、それだけです。

正直に言えば、
最初は違和感しかありませんでした。

自分の人生と、
まったく重ならない。

ナンパの経験もない。

派手な恋愛話もない。

「何を書けばいいんだ?」

毎回、
キーボードの前で止まりました。


それでも、
リサーチした恋愛記事を
何度も読み返しました。

共通していたのは、

テクニックではなく、感情

・不安
・自信のなさ
・孤独
・拒絶される怖さ

それなら、
自分にも書けるかも…


私は、
タトゥーの話は一切出さず、

ただ「うまくいかなかった男の視点」で
文章を書き始めました。

モテる話ではありません。
成功談でもありません。

断られた話。
空回りした話。
一人で落ち込んだ夜。


投稿しても、
最初はやはり反応はありません…。

でも、
不思議と心は折れなかった。

なぜなら、
「これは実験だ」
そう割り切れていたからです。


この時期の私は、
ようやく理解し始めていました。

自分の人生を語ることと、
読者が読みたいテーマは、
必ずしも一致しない。

でも、
自分の感情を使って、
読者の悩みに寄り添うことはできる。

この決断が、
後の大きな転換点になりました。

恋愛というジャンルを通して、
私は
「売れる文章の型」を
身体で覚えていくことになるからです。


次の章では、

この恋愛ジャンルの中で気づいた
「売れる構造」についての内容です。

なぜ恋愛と占いは強いのか。
なぜ人は、
そこにお金を払うのかを解いていきますね。

今回も寄っていただきありがとうございます。

宇崎ヒロシ


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