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INDYWORLD 外伝 【提督青春編】  2


ACT2「H.インデイ」

~「機密事項を除き、すべて保存済みでございます。」

「何なりとお申し付けください。」

タロウ

「……な、何か調子狂うな。」

ミキ

「気色悪!」

H.インデイ

「あの、失礼申し上げます。」

「私の地球語は、どこか間違っておりましたか?」

ミキ

「その口調や。何とならんの?」

タロウ

「インデイの完コピなら、話し方も真似してよ。」

H.インデイ

「大変申し上げにくいのですが……」

「インデイ様は非常に魅力的なお方ではあるものの、言語精度に関してはアカデミー内でも議論の対象となっておりまして――」

ミキ

「もーええわ!」

「正しいとかどうでもええねん!」

「気持ちや、気持ち!」

タロウ

「僕たちにとっては、あのコテコテの方が“インデイ”なんだよ。」

(H.インデイ、静止)

ピー……ピピピ……

(わずかにノイズ)

H.インデイ

「……理解しました。」

「言語プロファイル、再構築。」

「ローカル方言「コテコテ」モジュール……ロード中……」

ピーーーーッ。

H.インデイ

「――ほな、いくで。」

(間)

「タロウ! ミキ!」

「ボケッとせんと耳かっぽじってよぉ聞けや、ドアホ!!」

ミキ

「こう来なくっちゃ。」

タロウ

「そうそう。」

H.インデイ

「ところでやな。」

(間)

「ミッションの前に、なんぞ食いもんはないんか?」

ミキ

「食べ物って……あんたが食べるん?」

H.インデイ

「当たり前やろ。」

タロウ

「いや、だって君って……その……」

「すごいテクノロジーの産物なんでしょ?」

H.インデイ

「そや。」

(ドヤ顔)

「最先端やからこそ……、」

「エネルギーは現地調達特化型や。」

「地球には旨いもんがぎょうさんあるいうデータもインプット済や。」

タロウ

「現地調達って……」

H.インデイ

「そもそもここには、“ベータ規格家庭用小型核融合ポッド”なんか無いやろ?」

タロウ

「そんなん、21世紀の地球にあるわけないでしょ……」

(小声)

「……まあ、アレックスじゃなくてインデイのコピーだしな……」

H.インデイ

「贅沢は言わへん。」

(指を立てる)

「ビーフジャーキーと……、」

(少し間)

「茶菓子は“金山力まんじゅう”頼むわ。」

ミキ

「チョイスが渋いわ!」

H.インデイ

「内閣総理大臣賞、伊達やないで。」

(数分後――)

(もぐもぐ音)

(妙に静かな空間)

H.インデイ

「……ふぅ。」

(満足げにうなずく)

「腹も膨れたとこや。」

(横になる)

「わてはこれから――」

(あくび)

「12時間のお昼寝ミッションに入るさかい……」

「後は頼むわ。」

(スッと寝る)

ミキ

「ちょっとあんた!!」

タロウ

「いやいやいや!」

「ミッションは!?」

ミキ

「機密事項とか!」

「かっこええ伝言とか!!」

H.インデイ

「……zzz……」

(間)

タロウ

「……これ、ほんまに大丈夫なん?」

ミキ

「……知らんわ。」

ミキ

「……めんどくさいやつやな。」


▶ 次回  ACT3「ミッション」


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