第3話 奇跡
【治郎吉倒れる】
救急車。
ポロンは病院へ入れない。
病院の外で、
小さく
「クゥン……」
「クゥン……」
ポロンは夜が明けても、
動かない。
ただ入口を見つめ続ける。

天上界。
議長
「佳江はん。見てみぃ。」
雲の下には、
病院の前で祈り続けるポロン。
議長
「この子の願いは本物や。どうするかのう?」
佳江
「……はい。」
意識が薄れていく中、
佳江が夢枕に立つ。
「佳江……?ポロンか?」
「いいえ、佳江です。ご無沙汰しています。私もずいぶん長く待たされました。
それで今日は天使の総会議長様にお願いして、直接、お迎えに参りました。」
「いや、ちょっと待ってくれ。ポロンのこともある、あとせめて、50年は頼む!ここに居させてくれ」「さすがに50年は…、あいかわらずね(笑)」
「わしは、お前には何もしてやれなかった…
だから、その、何か埋め合わせがしたい。……何でもええからしたいんじゃ」
「ありがとう、あなたの気持ち、わかってましたよ。私は十分幸せでした。
でも……、しょうがない人ね。一応総会議長に25年くらいで掛け合ってみましょう。」
「そうか、頼む!」

「ポロンちゃんのことは心配しないで、あなたは2~3日しっかり休んでください」
治郎吉、再び昏睡状態に。
佳江(初めから、この人こんなもんだろうと思ってたわ。iPhone heaven16を取り出す。
佳江「もしもし、議長よろしいでしょうか?」
議長「おー、佳江はん、待ちよったで。治郎吉さんか、しゃあないな、まあ本人の気の済むようにしたってや、ただし、佳江はん、あんたがしっかりフォローするんやで、あっ、もちろん本人には内緒な。」
佳江「ありがとうございます。では、ポロンちゃんの体、お借りします。」
議長「よろしゅう!」
【奇跡】
ポロン、病室に駆け込む
治郎吉が目を覚ます。
「ポ……ロン……」
ポロン
「クゥン♪」
(佳江:「おかえりなさい。」)

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ストーリー後半には、治郎吉翁による(実態はポロン)競馬レース予想も飛び出します。
どうぞご期待ください。
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