INDYWORLD 外伝 【提督青春編 】 3
ACT3「ミッション」―12時間後。
(H.インデイ、ピタッと起き上がる)
H.インデイ
「……来るで。」
(低く)
「Alexandra司令から、定時報告が入るはずや。」
「やつらの監視網をかいくぐって連絡できるんは――今しかない。」
タロウ(小声)
「監視って……僕たち、見られてるの?」
H.インデイ
「そや。ここは常時監視下や。」
(間)
「……入るで。」
(ブレスレットに視線)
「Alexandra司令、首尾はどうや?」

(ブレスレットが淡く発光する)
アレックス(音声)
「H.インデイ、当面の危機は回避しました。」
(画像in 少し柔らかく)
「ミキ、タロウ。久しぶり。元気だった?」「詳しいことは言えないけど――もう大丈夫よ。」
ミキ
「さすがアレックス。頼りにしとるで。」
タロウ
「H.インデイとは大違いだね。」
H.インデイ
「失礼やな、ボケ!」
(胸を張る)
「全部、監視網をくぐるための“演技”やっ「はぁ〜、人気者はこれだから辛いわ。」
アレックス(クスッと)
「ふふ、楽しそうね。」
「ミキ、タロウ。また会いましょう。」
「――通信、終わります。」
(光がすっと消える)
ミキ
「……で、ミッションは?」
H.インデイ
「よう聞いてくれはった。」

(指3本立てる)
「ミッションは、3つや。」
「一つ。」
「この家と提督は常に監視されとる。――その裏をかくこと。」
「二つ。」
「提督の出自と背景を、きちんと理解してもらうこと。」
(少し間)
「ただし、わての権限は限られとる。」
「核心は――後で本人からや。」
「三つ。」
(わずかに声を落とす)
「企業秘密や。」
ミキ
「スカタン💢」
「そ、そやった。提督帰還のための……ワームホール設置や。」
(間)
ミキ
「……何や、ワクワクしてきたわ。」
タロウ
「怖くないの?」
ミキ
「相変わらずヘタレやな。」
(肩をポン)
「うちがついとるで。」
H.インデイ
「まぁまぁ、お二人さん。」
「とにかくミッション【1】は――」
(ドヤ顔)
「わての演技力で当面クリアやな。」
ミキ
「何言うてんねん。」
「99%はAlexandra司令の手柄やろ。」
H.インデイ
「……そうでした。」
(さらり)
「ほな、ミッション【2】いこか。」
ミキ
「早よ、頼むわ。」
H.インデイ
「では――提督のインタビューを投影するで。」
(もったいぶる)
「カウントダウンや。1000……999……998……」
ミキ
「ドアホ!早よ、見せんかい!!」
H.インデイ
「ヒィッ!かしこまりました!」
(空間が暗転)
(投影起動)

▶ 次回
ACT4「提督の告白」
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