銀行店舗削減一転

今朝の日経に削減一本槍で銀行が進めてきたリアル店舗の削減にブレーキがかかり出したとの記事があった。バブル崩壊以降デフレと低金利に喘いできた銀行がここの所のインフレ加速や金利上昇で昔ながらの預金獲得へ本腰を入れてきたようだ。

2026年もデジタル金融サービスの進化は続くが、銀行にとっては逆進性のように見えるリアル店舗の重要性は増しつつある。低金利時代の影響で店舗削減真っしぐらだった時代は終焉を迎えており、預金獲得もさることながらデジタルサービスへの動線も加わる実店舗の重要性は増している。
 
今もその名残が記念碑のように残っているが、かつては個人顧客を獲得する主戦場は駅前の一等地だった。しかし、人の動きが電車から車に変化した結果、銀行の最も望ましい出店一等地はショッピングモールの中に変わった。

こうした人の動きを受けて出店場所が変わっていった結果、新店舗の来店客数は既存店舗の約3倍にもなる銀行も出てきた。これからもこうした銀行の出店場所の変化に伴う金融機関の優劣が今後のデジタル金融の行方も左右するかもしれない。

昨今の銀行窓口の劣化は目を覆いたくなるばかりだ。銀行に限らず電話での照会をコールセンター任せにしているほとんどの企業では、対顧客対策をあまり真剣に考えていないのかもしれない。

いま流行りのデジタル金融が本当に顧客の預金獲得や証券取引、保険など個人のニーズに対応していけるか疑問だ。コールセンターにAIを活用する金融機関も多発しているが、まだまだ痒いところに手が届いていない。

この際、金融機関を皮切りにリアル接客の真髄をトライしていく企業が出てきても良いのではないかと思う。稼ぎたければ人の歩く裏道を行け、である。

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