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全仏オープンを席巻するイタリア勢。その理由を探る全仏オープンを席巻するイタリア勢。その理由を探る

2026年の全仏オープン。

気づけばドローの後半戦に多くのイタリア選手が残っていた。

男子シングルスでは、

・マッテオ・ベレッティーニ


・マッテオ・アルナルディ


・フラビオ・コボッリ

の3選手がベスト8入り。

これはグランドスラム史上初めての快挙だった。

そして忘れてはいけない。

世界ランキング1位のヤニック・シナー。

昨年全仏ベスト4のロレンツォ・ムゼッティ。

彼らもまたイタリアだ。

もはやイタリアは「強い選手がいる国」ではない。

「強い選手が次々に出てくる国」になったのである。

ベスト8進出選手紹介

フラビオ・コボッリ

ローマ出身。

元サッカー選手でもあり、抜群の身体能力を持つ。

最大の武器は攻撃力。

フォアハンドで主導権を握り、前へ入ってポイントを終わらせる。

近年のイタリア選手の中では珍しく、攻撃色の強いタイプだ。

マッテオ・アルナルディ

現在のイタリア育成システムを象徴する選手。

特別な武器があるというより、

・フットワーク
・守備力
・展開力

が非常に高い。

クレーコート育ちの典型とも言える。

相手の攻撃を吸収しながら勝機を待つスタイルは、まさに現代クレーコーター。

マッテオ・ベレッティーニ

イタリアテニスを世界に知らしめた存在。

サーブとフォアハンドは世界トップクラス。

怪我に苦しみながらも再びグランドスラム上位へ戻ってきた。

若い世代に

「イタリア人でも世界トップになれる」

という道を示した功労者でもある。

イタリア躍進の理由① クレーコート文化

イタリアの育成を語る上で避けて通れないのがクレーコート。

日本ではハードコート中心。

イタリアではクレー中心。

クレーではボールが弾み、

・長いラリー
・戦術
・体力
・フットワーク

が必要になる。

結果として選手の総合力が育つ。

イタリア躍進の理由② 国内大会が多い

イタリアにはATPチャレンジャーやITF大会が非常に多い。

若手選手は海外遠征費をかけずにランキングを上げられる。

日本の場合、

強くなるほど海外遠征が必須になる。

ここには大きな差がある。

イタリア躍進の理由③ テニス連盟の投資

イタリアテニス連盟は長期的な投資を続けてきた。

育成拠点。

指導者教育。

大会開催。

ジュニアサポート。

その積み重ねが今の成果につながっている。

日本との違い

日本は個人の努力に依存する部分が大きい。

錦織圭や大坂なおみも海外を拠点に成長した。

一方イタリアは国内で世界レベルまで育てられる仕組みがある。

つまり、

日本は「個の成功」。

イタリアは「システムの成功」。

ここに大きな違いがある。

シナーは結果で証明した

そして最後にヤニック・シナー。

世界ランキング1位。

グランドスラム王者。

デビスカップ優勝。

彼が証明したものは単なる勝利ではない。

「イタリアから世界一になれる」

という事実だった。

今のジュニアたちはその背中を見て育っている。

イタリア旋風は偶然ではない。

20年以上かけて作られた育成システムの結晶なのである。

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