シナー敗退で全仏オープンは完全に別大会になった。優勝するのは誰なのか
正直、
今年の Roland Garros は
シナーが優勝すると思っていた人が多かったはずだ。
Carlos Alcaraz が欠場。
クレーでも圧倒的な強さを見せていた。
そして現在の男子テニス界で、
最も完成度が高い選手。
それが Jannik Sinner だった。
しかし、
そのシナーがまさかの敗退。 (Vogue)
しかも大会の流れそのものを変えるレベルの衝撃だった。
今年の全仏は、
ここから全く別の大会になった。
なぜシナーは負けたのか
単純に言えば、
「テニスの内容」
だけではなかったと思う。
今回大きかったのは、
フィジカル。
現地パリは高温。
試合中、
シナーは明らかに動きが落ちた。 (The Times of India)
現代テニスは、
昔より圧倒的に消耗する。
ラリー速度
ボールスピード
リターン強度
全てが上がっている。
その中でシナーは、
“相手から時間を奪うテニス”
をしている。
つまり、
自分自身にも高負荷がかかる。
そして今回は、
その負荷が限界を超えたように見えた。
シナーが負けて見えたこと
今回改めて感じたのは、
「現代テニスは完璧では勝てない」
ということ。
今のシナーは、
おそらく世界で最も完成度が高い。
しかしグランドスラムは、
5セット
気候
プレッシャー
フィジカル
が絡む。
だからこそ難しい。
どれだけ強くても、
崩れる瞬間がある。
今回の敗戦は、
それを象徴していた気がする。
アルカラス不在がさらに大会を変えた
そして今年はもう一つ大きな要素がある。
Carlos Alcaraz の欠場。
もしアルカラスがいたら、
シナーとの決勝を期待した人も多かったはず。
現在の男子テニスは、
シナー
再現性
高速化
安定感
アルカラス
創造性
変化
オールラウンド
という二大軸で回っている。
その二人がいない。
つまり今大会は、
“新しい主役”
が生まれる可能性がある。
現在、最も優勝に近いのは誰か
個人的に一番近いのは、
Alexander Zverev。
多くの海外メディアでも、
優勝候補筆頭として名前が挙がっている。 (The Times of India)
理由はシンプル。
クレー実績
サーブ
バックハンド
5セット経験
全てがある。
そして何より、
「このチャンスは二度と来ないかもしれない」
という状況。
ただし最大の問題もある
それはメンタル。
Zverev はこれまで、
何度もグランドスラム優勝目前まで行きながら届かなかった。
だからこそ今大会は、
技術ではなく、
“精神力との戦い”
になる可能性が高い。
もし勝てば、
キャリアが大きく変わる。
しかし負ければ、
「またか」
と言われる。
かなり大きなプレッシャーがかかる。
個人的ダークホース
面白いのはここから。
Casper Ruud
クレー適性は今でも世界最高レベル。
Roland Garros では何度も結果を出している。 (The Independent)
派手さはない。
しかし、
フィジカル
クレー耐性
安定感
は非常に高い。
気づいたら決勝にいる可能性は十分ある。
João Fonseca
今大会最大の衝撃。
19歳で Djokovic を破った。 (Reuters)
まだ若い。
しかしボールの破壊力は本物。
勢いだけなら、
今大会トップクラス。
ただし優勝するには、
まだ経験値との戦いになる。
実は今大会は“新時代”が始まる瞬間かもしれない
これまで男子テニスは、
Federer
Nadal
Djokovic
の時代。
その後は、
Sinner
Alcaraz
が中心になり始めた。
しかし今大会は違う。
その中心選手たちがいない。
だからこそ面白い。
本来なら見られなかった選手たちが、
一気に主役になる可能性がある。
誰が優勝すると思うか
現時点の予想は、
1位 Zverev
2位 Ruud
3位 Fonseca
。
ただ個人的には、
Fonseca がどこまで行くかにかなり注目している。
もし優勝したら、
男子テニス界は一気に加速する。
シナー敗退で大会は面白くなった
もちろん、
シナーとアルカラスの頂上決戦も見たかった。
しかしスポーツは予想外があるから面白い。
今回の Roland Garros は、
「シナーの大会」
から、
「誰が新しい主役になるのか」
という大会に変わった。
だからこそ、
ここからさらに面白くなる。
男子テニスは今、
本当に大きな転換期に入っている。
