サミットは「内側を揃える」だけじゃない
合宿は「内側を揃える」だけじゃなかった。
――2日間で気づいた、伝わり方の新しい形
今回、私たちは社内で4日間集まっているこの時間を、
あえて 「合宿」ではなく「サミット」 と呼ぶことにします。
一般的に「サミット」というと、もっと大きなイベントや外向けの集まりを想像するかもしれません。
でも今回の私たちにとってのサミットは、“社内メンバーが集まって気持ちをひとつにし、次の意思決定を行うための時間”であり、同時に、思いがけない接点や発見が生まれる「現場」そのものだからです。
なのでこの記事では、この4日間を サミット と呼んで書いていきます。

サミットの目的は、内側のメンバーが揃うことだった
今回のサミットは、もともと目的がはっきりしていました。
内部メンバーが集まって、
みんなで気持ちをひとつにして、
ひとつの方向に向かう。
普段なかなか会えないメンバーが会える機会を作って、
一緒に時間を過ごす。
そして、この4日間という限られた時間の中で、
奇跡みたいな「新しい発見」に出会えたらいい。
そんなものを予定していました。
そして今も、その通りに進んでいます。
でも——
昨日と今日を振り返ってみて、私はもうひとつ別の発見をしました。
本来このサミットは、内側の意思決定を固めるための時間です。
でもこの2日間で気づいたのは、それが同時に“外へ伝わる現場”にもなっていた、ということでした。

でも改めて、大事なことなので記事にします。
1日目:同じ空間に“世界”がいた
サミット1日目、私たちが作業スペースとして借りていた場所は、
いろんな人が集まれるワーキングスペースがあり、
上の階にはにカプセルホテルも並んでいて宿泊もできる場所でした。
いわゆる“人が流れている場所”。
そこでまず気づいたのが、
外国人の利用者が非常に多いということです。
渋谷という街の特徴もあると思うのですが、
それにしても想像以上でした。
そして時間を過ごしているうちに、不思議な流れが生まれます。
同じスペースに外国人の方たちが集まり続け、
結果的に私たちのすぐ近くに“塊”として居続ける時間があったんです。

私たち以外はほとんどが外国人でした。
社長が話し始めた瞬間、場ができた
そのタイミングで、社長が
積極的にその輪の中へ入っていきました。
こちらから無理に引き寄せたわけではなく、
すごく自然に。
そして社長が、「今私たちがやっていること」の説明を英語で楽しそうに説明し始めました。
そこにはおそらく15〜20人くらいの人がいたと思うのですが、
みんながみんな、社長の話す言葉に興味を示しているように見えたんです。
結果的に、名刺交換をしたり、
新しいつながりが生まれていく流れができていました。
私はこの瞬間を見て、はっきり思いました。
「あ、サミットって“内側だけ”の時間じゃないんだ」

確実に気になってました!

2日目:場所を変えても、また接点が生まれた
サミット2日目の今日は、場所を変えて
青山一丁目にある、とても素敵なレストランの2階のスペースを借りて作業しています。
昨日とは違って、ここはかなり限られた空間で、
外の人が自由に出入りすることはありません。
ほぼクローズド。
なのに、なぜかここでも接点が生まれました。
レストランのスタッフの方が、空いた時間に2階に来て、
私たちが今やっていることに興味を示してくださったんです。
そこで会話をしていく中で、
その方がAI関係のことをされていると知って、
また新しいつながりが生まれていくような感覚がありました。
場所を変えても、空気が閉じても、
「伝わる流れ」が途切れない。
それが不思議で、同時にすごく面白かったです。

最先端は、伝わるまでが難しい
私たちがやっていることは、とても最先端だと思います。
だからこそ、つながった人には伝わる。
でも、つながるまでが難しい。
難しいというより、まだ知られていない。
知ったら「すごい」と分かるのに、
知ってもらうところまでが遠い。
ただ同時に、こうも思います。
もしみんなが一斉に気づいてしまったら、
私たちの方がパンクしてしまうかもしれない。
だから、徐々に伝わっていくのが自然なんだろうな、と。
でも、とはいえ。
やっぱり、もっと多くの人に知ってもらいたい。
その想いも、今は強くあります。

でも全く接点のない方へ繋げるのは
難しいなと思っていました。
「広げる方法」は、広告だけじゃないのかもしれない
先日、いつものカフェのオフィスで
AGI駆動開発サミットをオンライン開催しました。
その時は、今までのつながりのある方、知り合いの知り合い…という形で
結果として228人の人が参加してくれました。
でも、みず知らずの人に伝えるためには、
ポスティングなども必要なのかもしれないね、という話を
ちょうどしていたところでした。
もちろん、それも大事です。
でもこの2日間のサミットを通して気づいたのは、
もっと自然で、もっと強い伝わり方があるのかもしれない、ということです。

パソコンカタカタして、盛り上がってたら、
そこにいる人たち集まってきそう。
私が見つけたのは「オープンに作業する」という伝え方
この2日間を通して共通していたのは、
私たちが“いつでも説明できる状態”で、
ひとつの場所に固まって作業していたこと。
それだけで、人が気づく。
「あれ、何をしてるんだろう?」
そして、いつの間にか話す機会が訪れる。
無理にこちらが追いかけなくても、
私たちがそこにいることで、興味を持つ人が集まってくる。
この流れって、伝える面ではすごくいい方法だなと思いました。
ある意味、空間を使ったパフォーマンスのようでもあり、
公開作業のようでもあり。
でもそれがとても自然なのです。


近くをさまざまな人が通ります。(外国人が多め)
その人たちも話しかけやすい空間にできたらいいかもしれない。
「透明な現場」で広めていく未来が見えた
今回のサミットは4日間という期間ですが、
この形は、今後いろんな場所でできそうだなと感じました。
例えばみんなで地方に行って、同じように作業する。
透明の窓みたいな空間で、「見学OKです」みたいな形で。
私たちが作業している姿が、そのまま伝わっていく。
会いに来てもらうために頑張るんじゃなくて、
近くにいる人が自然に覗きに来る。
そんな空間を作れるのは、とてもいいなと思いました。

サミットは、内側を揃えながら外にも伝わる
もともとの目的は、「内側を揃える」ことでした。
でもこの2日間で私は、
サミットにはもうひとつの価値があると気づきました。
それは、サミットそのものが“外に伝わってしまう構造”を作れるということ。
同じ場所で、同じ方向を向いて、
同じ熱量で作業する人たちがいる。
その姿は、想像以上に人の目を引きます。
そして熱量は、言葉より先に伝わってしまう。
この4日間で、私たちは「何を決めるか」だけじゃなく、
「どう伝わっていくか」も、すでに始まっている。
そんな感覚があります。
残りの時間も、また新しい発見が生まれそうです。

何か変化が起きてくるかな。
そして私はまた、このようなサミットを
開催できたらいいなと感じました。
