NIKON ZR 短編映画
大学で映像制作を4年学び、フリーランスとして映像制作をしてもう直ぐ3年になります。
自分の人柄や自分の作風をより伝えるためYouTubeを始めようと思いまして、一本目の動画として現在話題になっているREDの意志を継いだ小型のミラーレスカメラのNIKON ZRのレビューとして短編作品を制作しました。
今回はこちらの内容を主に話していき、NIKON ZRの購入に至った理由を説明できたらと思っています。

あらすじ
帰省した姉と妹の掛け合い。
いじめを受けているであろう妹に対し、そこを根本での解決というよりも干渉しきらずといった内容になっています。

好みの作風
僕の映画的思想で言えば根本の問題を他者が解決するというのは好みではなく、あくまで自分で解決に至らずとも何か行動することで得られる自信などから少しでも内心を変化させるというテイストが好みになります。
例えばいじめられないためにいじめ側に回っていた人間がいじめられている側に手を貸して共に反抗する、やられてしまうが内面ではやはり変わった何かがある。
そういう思想を持ちながら、是枝監督の海街ダイアリーのような雰囲気の作品を作りたいと考え製作に取り組みました。

役者さんについて
役者さんの募集はInstagramとシネマプランナーズで行い、スタジオはspacemarketで探しました。
妹役 本を読んでいる方が
杏紗さんというシンガーソングライターとしても活動している女優さんです。
姉役 黒髪のロングヘアーの女性が
mikuさんというモデル業や女優業をメインとされています。
お二人とも演技がかなり良く、どちらもクールなお方ですが、また違った演技をされており
僕自身もお二人と演出に関して相談させてもらいながら撮影しました。
ライティングについて
キーライトに当たる部分は元々apture amaran200dで予定しておりましたが、たまたま撮影していた時間が縁側に日光が当たっており、キーライトは自然光として、フィルライトでULANZIの20wのバルーンLEDライトを使用しました。
やはり縁側に当たる光量は凄まじいものがあり、かなり部屋の内部との光量のギャップがあり、ダイナミックレンジが多少広いカメラではありましたが、しっかりと室内を照らす必要がありました。
本当はapture のライトで部屋の上部角に当て、レフ版で散らすのが簡単なライティングとして適作だとは思いますが、今回は時間とワンオペだということもあり気持ち程度のライティングと言ってもいいのかという程度のものになりました。
ただお陰で反省点が見つかったのでとても良い収穫でした。

カラーグレーディングについて
今回はフィルムライクで、夏ということもあり緑を基調としたグレーディングにしました。
普段から使用していますがパワーグレードは林さんのMonetを使わせていただいています。
グレインは普段より多くしました。
ノイズリダクションなどはかけていません。
撮影時期が秋ということで少し夏終わりの設定だとしてもおかしい紅葉は色相を緑に振ることで抑えました。
気にならないくらいに抑えることができたのでそういう点でもRAWは魅力的に感じます。
コントラストは浅くしすぎず、深くしない程度に調整。

現在に至るまで使用してきたカメラ
私はこれまで学生の頃はBMPCCを使った制作が主にあった中、フリーランスになりたて3年前の頃はあまり知識がなく、映像は8bitになるsony a7Ⅲを使用しておりました。
何本かMVを制作し、カラーグレーディングを学ぶことが1番安くクオリティを上げることだと考え練習し、一度RAWを使ってみたいと考え、sony a7Ⅲを売却し、BMPCC4kの購入を選択。その後、sigma fpなども使用、すこしシャープネスな画を撮りたいと考えfx6及びfx3を購入し、仕事をする上で問題のないカメラ構成にしました。
log撮影が慣れたとはいえ、やはりRAWでの撮影はカラーグレーディングにおいてかなり優位な選択だと思っていて、それからRED KOMODOかBMCC6kを検討していた頃、NIKON ZRの概要を見たところちょうど求めていたスペックだと思い購入しました。

NIKON ZRが良いと感じる理由
僕の仕事は主にMVや会社VPで、fx3の万能さはやはり孤高の存在でありましたが、僕のエゴとして自分が納得する映像はRAWにあり、やはりカラーグレーディングは一つ自分の中で抜きん出る要素だと思っています。
そのため、NIKON ZRのデメリットであるR3D NEの容量に対する重さはあまり問題ではなく、REDのカラーをこの安さでそしてコンパクトさで、手ぶれ補正も多少あり、ダイナミックレンジもfx3には劣るがBMPCCよりもあるというのがジンバルワークをメインとしたMVにはかなり使い勝手が良く良い画が撮れる印象でした。
その他オートフォーカスの点は他の方のレビューを見る限りfx3には劣るがとなっていますが、自分はマニュアルフォーカスしか使ってこなかったのでそれは自分的には問題ない点です。
以上のことからこちらのカメラが合う方は、僕のようなとりあえず良い画を撮る安価なカメラを求めている方はBMPCCか NIKON ZRをお勧めします。
実際詳しくBRAWとR3D NEの比較は僕のレベルであれば難しいところですが、実際色相をいじる工程で感じるのはR3D NEの方が少し余裕があるように感じます。
その他ダイナミックレンジもNIKON ZRの方が広く、手ぶれ補正もあるため金銭的に余裕がある場合はNIKON ZRをお勧めしたいです。
これからも自分の技術の向上も含め短編映画を制作していこうと思います。
