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パニック障害は「突然」来ない――前兆サインと自律神経の根本原因

「ある日突然、パニック発作が起きた」

そう感じている人は多いと思います。でも実際には、パニック障害に「突然」はありません。発作の前に必ず、身体が発してきたサインがあります。


本当の原因は「生活の乱れ」

パニック障害は、自律神経失調症の中でも交感神経が過剰に働き続けている状態です。

その根本にあるのは、精神的な弱さでもストレスへの耐性のなさでもなく、日常生活のサイクルが崩れたことです。

「忙しくて食事を抜いた」
「面白くてついつい夜更かしした」
「仕事のシフトで昼夜が逆転した」

こうした一つひとつの積み重ねが自律神経を乱し始め、やがてパニック障害という形で身体が限界を知らせます。

病気が先にあるのではなく、生活の崩れが先にある。これがキュアハウスの根本原因の見方です。


前兆サインを見逃していませんか

パニック発作が起きる前には、必ず予兆があります。

  • 睡眠時間を削り始める(「今日はこの時間までやってしまおう」)

  • 食べたばかりなのにまた食べている

  • 食事を抜く時間が延々と続く

  • 生活リズムが乱れても「まあいいか」と流すようになる

これらは不定愁訴の原因そのものです。身体が「そろそろ限界」と伝えているサインです。

自律神経の仕組みから考える

自律神経には交感神経と副交感神経の2つがあります。

交感神経は「動く・活動する」ための神経。
副交感神経は「落ち着く・眠る・回復する」ための神経です。

人間の身体はこの2つの間を行き来しながら生きています。どちらか一方に偏り続けると、バランスが崩れていきます。

食事で言えば「食べる(交感神経)→消化・吸収の時間(副交感神経)」というセットが必要です。食べ続けることも、食べない時間が延々と続くことも、どちらも自律神経のバランスを崩します。

**崩れていることに気づいて戻せるか、崩れた生活のまま新しいサイクルを作ってしまうか。**この分岐点がパニック障害になるかどうかを左右します。


体力をつけようとして逆効果になるパターン

パニック障害を改善しようとして筋トレを始める人がいます。しかし、ここに落とし穴があります。

筋肉をつければつけるほど、それを動かすためのエネルギーが必要になります。呼吸の質も、柔軟性も伴わないまま筋肉だけ増やすと、身体への負担はむしろ増えます。

体力をつけることと、筋肉をつけることは別物です。気力が高ぶりやすい人ほど、このパターンに陥りやすいので注意が必要です。


「気づいていたけど認めたくなかった」

臨床の場でよく聞く言葉があります。

「気づいてはいたんですけど、認めたくなかったんです」

思い当たるものがある方は、まずそれを認めるところから始めてください。身体は正直です。サインを出し続けています。

パニック障害は精神の問題ではなく、自律神経と生活習慣の問題です。根本原因がわかれば、改善の方向も見えてきます。


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