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世界観投資の4ヶ月——ただの偶然ではない、この+23%

これは投資助言ではない。これは、2026年1月に投資を始めたひとりの初心者が、自分なりの「世界観」を描き、それを軍団として編成し、まる4ヶ月で評価損益+23%に至った——その思考と行動の全記録である。


第0章|投資を始めた日、そして今

2026年1月。私は投資を始めた。

知識はほぼゼロ。資金は少額。最初のきっかけは「引っ越し資金を少しでも増やしたい」という、実に個人的なものだった。

そして2026年5月9日。

資産合計:333,821円
・評価損益:+63,397円(+23.44%)
・内訳:国内株式 +29.86%、米国株式 +2.61%

この数字を、私は「運が良かった」とは思っていない。

もちろん、市場の追い風があったことは認める。しかし、その風に乗る「船」を自分で設計し、組み立て、舵を切り続けたからこそ、今のこの位置にいる。

この記事では、その「船」——私が「世界観投資」と呼ぶもの——の設計図を、改めて解説する。初めて読む人にもわかるように。


第1章|世界観投資とは何か

世界観投資」。簡単に言えばこうだ。

「どんな未来が来ると信じるか。その未来に必要とされるものに、資本を配置する。」

儲かりそうな銘柄を追いかけるのではない。
テーマに飛びつくのでもない。

「AIが発展する → データセンターが増える → 電力が必要 → 電線が必要 → 銅が必要」——このように、因果の連鎖を自分で考え、その連鎖の「要所」に投資する。

これが世界観投資の基本姿勢である。


第2章|三つの軍団——文明のレイヤー

私のポートフォリオは、三つの「軍団」で構成されている。それぞれが担当する「文明のレイヤー」が異なる。


① ヴィータ・レギオン(生命軍団)——「生存基盤」

役割:市場が暴落しても崩れない。社会の基盤を支える。

🛡️ NTT
情報インフラ。通信は現代文明の空気のようなもの。

🛡️ 武田薬品
生命維持。不況でも薬は必要。

🛡️ 日油
機能素材。地味だが、なくてはならない。

この軍団の思想:
成長しなくていい。暴落時に「踏ん張る」こと。それが全て。


② キュプロス・レギオン(銅軍団)——「電力文明・資源インフラ」

役割:未来を獲りに行く。AI時代の「血管」となる。

🔴 JX金属
国内資源の要。銅の供給者。

🔴 住友電工
電線・銅製品の動脈。

🔴 フジクラ
光ファイバー+電線の複合インフラ。

🔴 荏原製作所
冷却技術。データセンターの「循環器」。

🔴 ACSL
ドローン。防衛という新たな需要。

🔴 FCX
世界の銅供給を押さえる。

この軍団の思想:
「銅は血液」——この比喩が全て。文明が動く限り、この軍団も動く。


③ メカニカ・レギオン(機械軍団)——「フィジカルAI・機械文明」

役割:その先の波を捉える。AIが「身体」を持つ時代に備える。

⚙️ ハーモニック・ドライブ
ロボットの関節。どのメーカーにも必須。

⚙️ ミネベアミツミ
ベアリング・モーター。回転の要。

⚙️ (候補)キーエンス
センサー。ロボットの「目」と「皮膚」。

この軍団の思想:
「どのロボットメーカーが勝つかわからない。だから、全員が使う部品を押さえる。」——これは半導体バブルで学んだ教訓である。


第3章|なぜ「軍団」に分けるのか——垂直統合と動的均衡

ここが最も重要なポイントだ。

これらの軍団は、バラバラに存在しているのではない。

垂直統合——需要の連鎖でつながっている。

・メカニカ(ロボット)が動くには、キュプロス(電力・銅・電線)が必要
・キュプロスが発展するには、ヴィータ(安定した社会基盤)が必要

逆もまた然り。
メカニカ需要が増えれば、キュプロス側の需要も増える。
これは「個別株の寄せ集め」ではない。「AI時代の産業構造そのもの」を模した形になり始めている。

さらに、動的均衡——暴落時に崩れない仕組み。

・キュプロスが暴騰すれば、その利益でヴィータを強化する
・市場が崩れても、ヴィータが緩衝材になる

「成長テーマだけでは必ずどこかで壊れる」——その感覚が、この三軍団構造を生んだ。


第4章|その結果:まる4ヶ月で+23%

これらを踏まえて、2026年5月9日時点の結果を見てほしい。

資産合計:333,821円(評価損益+63,397円)
トータルリターン:+23.44%

内訳:
・国内株式:+29.86%
・米国株式:+2.61%
・投資信託:-2.52%



国内株式——つまり三つの軍団——が、圧倒的に牽引している。

特に:

・JX金属:平均取得2,901円 → 現在値5,416円(+86.67%)
・ACSL:平均取得1,457円 → 現在値2,927円(+100.89%、ストップ高経験)
・フジクラ:平均取得4,237円 → 現在値6,582円(+55.33%)
・ハーモニック・ドライブ:平均取得4,512円 → 現在値6,230円(+38.06%)


これらの数字は、単なる「偶然」では説明できない。


第5章|ここからが本当の勝負

しかし、この記事で最も伝えたいことは「+23%」という数字ではない。

この構造を、これからも維持し、進化させ続けられるか」——それが本当の勝負だと、私は思っている。

ChatGPTから指摘された「自己確信のリスク」。
花王・明治HDを「不合格」と判定し売却した過去。
まだ含み損を抱える武田薬品をどうするか。

問いは続く。

でも、その問いに向き合い続けること自体が、「世界観投資」という実験の本質だ。


最終章|これは「記録」であり「宣言」である

この記事を読んでいるあなたが、もし投資を始めたばかりなら——あるいはこれから始めようとしているなら、伝えたい。

大切なのは「儲け話」を追いかけることではない。
「どんな未来を信じるか」を考え、その未来に自分の資本を置くこと。

そして、その配置を「軍団」として物語り、愛着を持ち、それでも「違和感があれば組み直す」。

それが、私の見つけた「世界観投資」という一つの形だ。

この4ヶ月の結果は、その方法が——少なくとも私にとって——まったくの間違いではなかったことを示している。

これからも、この記録は続く。


(了)


※この記事は投資助言ではありません。私自身の思考と行動の記録であり、未来の自分が振り返るための「設計図」です。

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