Map Log 03 二風谷コタン(平取町)
私の好きなモトブロガー
W800 STREET乗りの「gaso」さん
2025年夏の北海道ツーリング動画で紹介していた場所へ伺うことができた
(2026年5月27日)
ちなみに「二風谷(にぶたに)」と読みます
二風谷コタン
国道237号線沿いに位置しています

沙流川(さるがわ)流域はアイヌ文化が色濃く残る地域で、二風谷コタンはアイヌの生活や精神文化を後世に伝えるための重要な拠点で「アイヌ文化の聖地」となっています
チセ(伝統的家屋)



周囲の森から得られる木材、茅、樹皮、笹などが主材料で、断熱性が高く、また修理がしやすいという利点があります
屋根は急勾配の切妻屋根で、茅で丁寧に葺かれています。
これは雪や雨が屋根に積もるのを防ぎ、効率的に下に流すための構造です
平取町立二風谷アイヌ文化博物館
アイヌの歴史や文化を網羅的に学べる博物館


主にカツラやハルニレなどの大きな木から作られます。
一本の巨木を火で焼き、刃物で少しずつ削りながら中をくり抜いていくという、労力を要する手法で制作されます
形状の工夫として船首と船尾は、川の流れをスムーズに受け流すために独特の形に整えられています
また、漕ぎ手のための横木が組み込まれ、安定性が高められています

アイヌの信仰において、囲炉裏の火には「アペフチカムイ」という火の神が宿っているとされています
火の神は、人間を常に見守り、他の神々と人間との間を取り持つ最も重要なカムイです
そのため、囲炉裏の周りでの振る舞いには厳格な作法があり、例えば、火の中にゴミを投げ入れたり、またぐようなことは決して許されません
常に清潔に保ち、敬意を払う場所でした
アイヌの精神文化や高度な職人技術の深さがひしひしと伝わってきます

オヒョウニレなどの樹皮から糸を作り、手織りで仕上げるアットゥㇱは、二風谷の誇る伝統工芸です
アイヌ語

身体の部位を表す言葉にはすべて「~ハ」という接尾辞がついています
これは「持ち主の一部である」ことを示すアイヌ語特有の文法構造のようです
数字の数え方、1から10までが「シネッ」「トッ」「レッ」と続いていくリズムは、日本語とは全く違う独特の響きで、一度聞くと耳に残ります

統括
今回はアイヌ文化に触れ、北海道の歴史を理解するための貴重な一歩となりました
自然と共生した先人の知恵を肌で感じ、非常に有意義な時間でした
おまけ
二風谷ダム
堤頂の長さが550mあり、重力式コンクリートダムとしては北海道で1番の長さを誇ります


