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長い友達

以前、FMはしもとの音楽番組「80'sグラフティー」で、「“ロングソバージュ”リクエスト大会」なる企画があった。ロングソバージュというと女性アーティストを想像するのが普通だと思うが、実はハードロック/ヘヴィメタルのアーティスト目当てのリクエスト大会だという裏があるのだった。しかし、あくまで表は髪型縛りである、EUROPEやGUNS N' ROSESなどに混じり“ホンモノ”?ロングソバージュのJODY WATLEYのリクエストもあった。
私がリクエストしたのは、TWISTED SISTERの「WE'RE NOT GONNA TAKE IT」。ロングソバージュと聞いて思い浮かんだのは、千堂あきほ、今井美樹、飯島直子・・・失敬、80'sミュージックではTWISTED SISTERのボーカリストDEE SNIDERだったのだ。

ビデオクリップもおもしろい。
そのTWISTED SISTERの話、DEE SNIDERのバンド加入50周年記念のツアーを行う予定だったが、DEE SNIDERの健康状態がすぐれず、夏までの日程をキャンセル、その後の公演は代役を立てて行うこととなり、DEE SNIDERの意向もあり、SKID RAWのSEBASTIAN BACHが代役に選ばれた。SKID RAWとTWISTED SISTERとの交流は同じレコード会社に所属していた頃からで、2001年の9.11のチャリティーコンサートなどで共演もしている。TWISTED SISTERはSEBASTIAN BACHの好きなバンドのひとつだったそうで、学生時代、ジャケットの背中にロゴを自分で描くほどだったという。彼らの音楽を聞くと昔の自分を感じることができるのだと語っている。

DEE SNIDERは、こういう状況になった場合に自分抜きでもTWISTED SISTERの活動ができるようにと以前から考えていたようだ。2010年代半ば、フェスのヘッドライナーを中心に年間20公演程度の頃だった。もし誰かが病気になったり、家庭の事情で出られなくなったりすると、その20本のうちの1本が飛んでしまう。かなり大きな損失になるので、万が一出られないときのための代役を見つけておこうという話になったのだという。そして今回白羽の矢が立ったのはSEBASTIAN BACHだったのだ。憧れの存在から依頼を受けたSEBASTIAN BACHは、恐れ多いと最初は断ったようだが、DEE SNIDERから『お前は俺の生徒みたいなもんだろ。俺の影響を受けてるし、お前は素晴らしいシンガーだ。絶対できる。みんな喜ぶよ!』などと口説かれ、全面的に支援するというお墨付きをもらい代役を引き受けた。最後はお互い涙ぐみながら熱く語り合ったそうだ。

涙がこぼれそうなんだよ。俺は“SMF(sick motherfucker)No.2”なんだ。DEE SNIDERにそう名付けられたんだ。俺はDEE SNIDERをリスペクトしているし、他のメンバーも、そして元メンバーたちも、チーム全員をリスペクトしてる。俺はずっとガチのファンなんだ。本当に本気でね。TWISTED SISTERのヒット曲だけが好きってわけじゃない。どんな曲も好きだし、ヘヴィなTWISTED SISTERが好きなんだ。

SEBASTIAN BACHインタビューより

SEBASTIAN BACHが参加するツアーは秋からだという。ボーカリストはロングソバージュではなく“サラサラロング”に替わったが、どんな化学反応を起こすのだろうか。まぁ、どう替わっても言葉はひとつ『I Wanna Rock!!』なのだが。


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