新曲で彩る一週間【1/19~1/25】
どうもです。
毎週恒例の新曲感想記事。1/19~1/25リリース分です。アルバム、EP、シングルを対象に、自信をもってオススメできる新曲をお届けします。読んでくださった方に1曲でもステキな出逢いがあります様に。ではどうぞー。
#1『反転』/ V.W.P
◆所属:KAMITSUBAKI STUDIO
◆デジタル配信:https://phenomenon-record.lnk.to/Reverse
3rdアルバム。メンバー自らが声優としても参加したアドベンチャーゲーム『神椿市建設中。REGENERATE』とTVアニメ『神椿市建設中。』の主題歌・挿入歌を始めとした既発シングルに、新録2曲を加えた全15曲を収録。コンポーザーには、他人事、笹川真生、Neuron(Empty old City)、廉、香椎モイミ、水槽、Guianoなどお馴染みの面々を迎えています。
名盤。V.W.Pの世界観は元より強固でしたが、本作では物語性が一段と前景化し、よりドラマティックな表情を獲得したなと思います。TVアニメ主題歌を多く含む構成故に、楽曲そのものがシーンを背負い、幕開けやクライマックスを内包した流れが全体に張り巡らされています。Tr.2~Tr.6は、メンバーが交代でメインボーカルを担当。それぞれの個性がそのまま楽曲の芯として昇華され、歌声の牽引力や存在感が際立ちます。情景が自然と浮かび上がるメロディライン、朝比奈健人による壮大で緊張感に満ちたオーケストラアレンジ、そして厚みのあるバックコーラスが相まって、大きな会場でこそ真価を発揮するスケール感もあるなと。それでも尚、核にあるのは変わらないV.W.Pらしさ。Tr.8「追憶」に象徴されるように、寄り添い、祈り、希望を灯す眼差しが沁みますね。新録はGuianoによるTr.13「言葉」がガチで最高でした。身体を突き動かすハネ感と、目の前を切り拓いてくれるパワーがありました。2026年3月末を以て、充電期間へ入る事が発表されましたが、だからこそ、この作品の重みは増したなと。2月28日の4thワンマンは既にチケット握れているので、後悔の無い様に楽しみたいと思います。
#2『FLOW GLOW』/ FLOW GLOW
◆所属:ホロライブ
◆デジタル配信:https://cover.lnk.to/FLOWGLOW
1stアルバム。デビューシングル「FG ROADSTER」を始め、既発シングル6枚に、新録2曲+Remix1曲を含む全9曲を収録。
"新時代のポップ"を体現したと云う1枚。SF、和、異国情緒、様々な雰囲気を漂わせつつ、ヒップホップやファンクを通過した、ポップなダンスミュージックが揃いました。ラップもダンスも経験者だったリーダー・響咲リオナを中心にフロウでも魅せるのが強み。瑞々しいエネルギーに満ちつつも、ビートを丁寧に乗りこなして独特なグルーヴを生んでいます。展開毎に表情が切り替わり、パワフルにも、クールにも、キュートにも、時には爽やかにも振れる。その多彩さは5人それぞれの色が浮かび上がるからこそですね。既発シングルでは、Tr.2「LOAD」が特に気に入っています。高速フロウだけでなく、メロディックなアプローチで生む浮遊感に身体が軽くなります。新録曲ではTr.3「PUNISHER」がお気に入りで、オリエンタルな響きとサビが癖になる。アルバムを締め括るTr.8「stay by my side」は、メンバー全員が作詞に参加しており、未来へ続けば続く程、節目で嚙み締められる楽曲になると思いますね。どれもライブアンセムになれるポテンシャルがあるので、ワンマンライブの開催が楽しみです。
#3『Become』/ Hebi
◆所属:3Y CORPORATION(韓国)
◆作詞:신용수, 한중월야、作曲:신용수, Mollo, Uday、編曲:Mollo, Uday
◆デジタル配信:https://linktr.ee/hebi_official
ニューシングル。止まっていた日々に、再び息が吹き込まれ、本当の自分を目覚めさせていく。そんな前向きなメッセージが込められた1曲。空の光の差す方へと、羽ばたいていく様な力強いロックナンバーに仕上がっており、自然と視線を上へ引き上げてくれますね。温かみのあるエモーションを感じます。ソウルフルな歌声の伸びと広がりも相変わらず圧巻で、心の奥と涙腺にじんわり来ます。今年こそワンマンライブあるはず…っ!
#4『Crossing Stars(With Hebi)』/ 明日箱舟
◆所属:Hebi ⇒ 3Y CORPORATION(韓国)
◆作詞:Pread、作編曲:IGLoo
◆デジタル配信:無し
タワーディフェンスRPG『アークナイツ』6周年記念楽曲。ボーカルにはHebiを迎えており、"好き"と"好き"のコラボレーション!イベントの舞台にもなった和のエッセンスを纏いながら、重力を忘れさせるバウンシーなサウンドが身体を掴む1曲。アッパーでアタック感の強いEDMを軸に、二転三転するダイナミックな構成美が最高ですね。その上を駆け抜けるのが縦横無尽な歌唱。鋭さとしなやかさを行き来しながら、美しいメロディラインを見事に歌い上げています。ガチでカッコイイわ。
#5『大罪』/ 罪十罰
◆所属:KAMITSUBAKI STUDIO
◆作詞:他人事、作編曲:他人事・Zexnum
◆デジタル配信:https://zula.link-map.jp/links/TAIZAI
ニューシングル。1月17日に開催されたオンラインライブ『Petalstride -青嵐-』で初披露されました。名曲!つみばらしいサイバーチックな緊張感がスケール感を広げながら充満していく1曲。どこか上位存在を想起させる神々しく滑らかなメロディラインと歌唱が非常にクール。かと思いきや、キュートでキャッチーなフックも持ち併せており、そのギャップがズルい。更に、異国情緒を帯びたドロップまで炸裂し、理性が吹き飛ぶ。もう完璧。ガチで1日でも早く2ndワンマンを開催してください。
#6『FirstNote』/ 夢羽ヒメ
◆所属:個人勢
◆作詞:夢羽ヒメ、作編曲:るかく
◆デジタル配信:https://linkco.re/1Paf3Eze
初のオリジナル楽曲。ストリングスによる静かな緊張感が立ち上がっていく、壮大なロックナンバー。過剰にならず、凛とした清涼感が強めなのが良いですね。サビに入った瞬間、視界が一気に開ける様な疾走感と共に突き進んでいく。歌声も終始輪郭がブレる事なく、真っ直ぐに伸びていて。迷いを振り切る、そんな意志を感じました。
#7『Rivals and Equals』/ Mori Calliope
◆所属:ホロライブ EN
◆作詞:Mori Calliope、作曲:PABLO、編曲:PABLO / G4CH4
◆デジタル配信:https://lnk.to/mc_rae
TVアニメ『ガチアクタ』第18話挿入歌として起用されており、2月6日にリリースされる3rdアルバム『DISASTERPIECE』からシングルカット。ちょっと久々のメタルナンバー。アングラな気配とシンセによる緊迫感があり、カリオペも真骨頂であるラップに、シャウトまで織り交ぜながら、噛みつく様に言葉を叩き込んできます。突破力があってキレキレでカッコいいんだけども、2分20秒は流石に短いすね…惜しい。MVのバンドメンバー、ドラムがKnosisで叩いている諸石さんで嬉しい。
#8『Breakout』/ hololive English -Advent-
◆所属:ホロライブ EN
◆作詞:Steph、作編曲:山本玲史
◆デジタル配信:https://cover.lnk.to/wgL6ck
5thシングル。ゴリゴリのメタルコアナンバーで?!普通にスクリームも出しててビックリです。サビは諸共せず突き進んでいく様な力強さがありながら、ほんのりメタルらしいクサさも効いていますね。そこに女性ボーカルならではの美しさによって、しなやかなラインも描けていて。ブレイクダウンでフルモッシュ不可避なので、オルスタエリアで聴きたいんだが…。
#9『Id-Entity』/ MEDA
◆所属:RK Music
◆作詞:丸田凌央(Arte Refact)・MEDA、作編曲:丸田凌央
◆デジタル配信:https://linkco.re/evNzCmm2
6thシングル。作曲者は違えど、イントロからデビュー曲「Sing-ularity」の面影が散りばめられており、"正統進化"を感じさせる1曲。作詞にはMEDA自身も参加しており、"今いる場所が本当の私だ!"と云う強い言葉を内包しつつ、情感を大切に、いつも以上に繊細に歌い上げているのが印象的でした。キラキラと広がる美しいサウンドスケープには、未来だけでなく、ここまで辿り着いた事への祝福にも満ちているなと。駆け上がっていくメロディラインに引き込まれます。同時リリースされた7thシングル『CHEMISTREAM』も素晴らしいので併せて是非。
#10『VILLAIN』/ Enna Alouette × keiki.
◆所属:にじさんじ EN
◆作詞:Enna Alouette、作編曲:Enna Alouette & keiki.
◆デジタル配信:後日
ニューシングル。上品かつアッパーなEDMに仕上がっており、しっかりフロアライクな高揚感を持続させてくれる1曲。サイバーテクスチャを基調とはしていますが、ノイズ感によるホラーチックな演出も魅せてくれますね。意図的な歪みがアクセント。エナーの歌声も、高らかで威力もあって。ちょっと支配的な感じが良きです。
#11『ラブシミュレーション!ABC!』/ 眞白かのん
◆所属:個人勢(レーベル:ユニバーサル ミュージック EMI Records)
◆作詞・作編曲:ナユタン星人
◆デジタル配信:https://lnk.to/mk_lsabc
ニューシングル。前作に続き、ゲームミュージック的なカラフルさを織り込んだ、ポップで軽快なロックナンバー。画面の向こうから飛び出してくる様な賑やかさに笑顔になります。サビだけに頼らない中毒性も流石で、気付けばループ再生してしまいました。台詞パートを軽やかに回しつつ、ヒロイン感を演出する、キュートな歌いこなしも見事でした。
#12『Time Freeze (feat. xei)』/ MIMiNARI
◆所属:xei ⇒ 無所属
◆作詞:xei、作編曲:MIMiNARI
◆デジタル配信:https://linkco.re/7Cts3gZH
nariとshamからなるコンポーザーユニットMIMiNARI。海外アーティストを迎えて楽曲を表現するプロジェクト"Detour"を開始し、その1stシングル。ボーカルには韓国人アーティストのxeiを迎えています。xeiさん好きなので嬉しすぎ。雪結晶が光を受けて煌めく、少し神秘的なサウンドスケープが印象的な1曲。メロディも重力から解き放たれる様に舞う、浮遊感が心地好いですね。上品な美しさ。xeiの歌声は軽やかな純真さが美しい。韓国語特有の跳ねる様な響きが心地好さを加速させているなと。
#13『Girl is Ghost』/ SCANDAL
◆所属:ROOFTOP(レーベル:ビクターエンタテインメント)
◆作詞・作曲:田中秀典、編曲:野間康介
◆デジタル配信:https://scandal.lnk.to/GirlisGhost
ニューシングル。ほんのり仄暗い雰囲気の中、小気味よく刻まれるリズムが生み出すグルーヴが実にクールな1曲。浮遊感と両立しており、身体が自然と揺れますわ。サビの階段状のメロディもむっちゃ耳に残るし、日常のBGMとして丁度いい塩梅の楽曲が増えてきて嬉しい限り。今年は結成20周年イヤーとなり、8月には記念ライブもあるのでね。楽しみです。
#14『Nope (Hollow Point Elysium)』/ The Gloom In The Corner
◆ジャンル:メタルコア、ポストハードコア
◆国:オーストラリア(メルボルン)
◆レーベル:Sharptone Records
2月27日にリリースされるニューアルバム『Royal Discordance』からシングルカット。シアトリカルな展開は平常運転ですが、その"演出"が一段深く奈落へと降りた様な1曲。よりシリアスに、緊張感が張り詰め、響き渡るクワイアもあり、シンフォニック要素が前に出てますね。塊感を強固に、ニューメタルコアへと接近した重圧もグッドです。
#15『The Weight of Sound』/ Crystal Lake
◆ジャンル:メタルコア
◆国:日本
◆レーベル:Century Media Records
待望の7thアルバム。約7年ぶりとなるフルアルバムであり、2022年に新Vo.Johnを迎えた新体制としては初のアルバム。既発シングル5枚に、新録6曲を加えた全11曲を収録。
名盤!骨格は何一つ揺らいでいなくて嬉しい。ハードコア由来の筋肉が躍動する様なアグレッションと、濁流の如くうねるメタルコアならではのグルーヴ。それが今作でも明確に中核を成していて。唯一のオリジナルメンバーであるGt.Yudaiが守り続けたモノでもあり、そこへ現体制の血が注がれ、再び巡り始めた鼓動が、この音像を再構築しています。まるで諸刃の剣の様な姿勢で研ぎ直された1枚。荒々しさの中に、驚く程の柔軟性と職人気質の緻密さがあり、どれだけ手垢に塗れても、その度に磨かれ、鋭さを増してきて。流麗なコーティングを感じます。雪解けの様な粒立ちの良い、神秘的なギターリフは彼等を象徴するサウンドの輪郭そのもの。でも内側では常に燃え盛っている情感。Vo.Johnのスクリームは迫力だけでなく、音域が広いので、メロディアスなボーカルラインの描写力が光ります。彼が手掛けたパーソナルな痛みを伴うリリックは新鮮で、そのお蔭もあり、拳を突き上げ、シンガロング必至の叙情性がより強く立ち上がっているなと。20年以上のキャリアを持つベテランの志向ではありますが、アリーナ級のアンセミックさを意識しているのにも繋がりますね。表題曲がダントツで傑作ですが、新録でもTr.5「The Undertow」、Tr.10「Don't Breathe」が特に心を震わせました。Tr.11「Coma Wave」は、ピアノが印象的で、今のCrystal Lakeだからこそ辿り着けた深みがあり、ライブでも映えると確信したクロージングでした。これからもこの世で最も好きな、世界一のバンドです。立ち直って本当に良かった。ライブでこそ更なる真価を魅せてくれるはずなので、楽しみです。
#16『Lost』/ Catch Your Breath
◆ジャンル:オルタナティヴ・ロック、ポストハードコア
◆国:アメリカ(オースティン)
◆レーベル:Thriller Records
ニューシングル。決着がつかずに終わってしまった関係の余波を描いたと云う1曲。サビへ向かうにつれて、何かが迫り来る様な、感情の輪郭を少しずつ浮かび上がらせていく校正が巧み。映画の主題歌を思わせるドラマティックな展開美です。Vo.Joshの歌声も、美しさの奥に悲痛なニュアンスが冴え渡っています。5月には来日公演が決まっているので楽しみです。
#17『DeViLs』/ JILUKA
◆ジャンル:メタルコア、エレクトロコア
◆国:日本
◆レーベル: DPR JAPAN
エレクトロ×ゴシック×メタル(EGM)第6弾シングル。昨年11月18日のワンマンライブで初披露された楽曲ですね。あの時の衝撃は今でも忘れないんですが、改めて聴いてみてもヤバい。全てを薙ぎ倒していく圧倒的なパワーとスピード、脳筋感が堪らない。シンフォニックに響くクワイアと、ヴィジュアル系ならではの美意識でコーティングしており、完成度を引き上げているのも見事。Gt.Senaのラップによるビルドアップから、叩き落とすブレイクダウンの異常なドライブ感が狂ってて笑うしかない。JILUKAにはこの調子で世界の頂点を取って欲しいです、ガチで唯一無二。
以上、1/19~1/25はアルバム3枚、シングル14枚の新曲感想でした。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。その他、何かオススメ曲や要望等あれば何でもお気軽にコメントください。また、少しでも良かったと感じていただけたら、スキ♡を押したり(noteのアカウントなくても押せます)、シェアしたりしていただけると大変励みになります。フォローも大歓迎です。よろしくお願いします!
※先週の新曲感想はこちらから。
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