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316 シニア嬉し恥ずかし…オレンジ色の印籠

みなさまの食料買い出しは、どのスタイルでしょうか?
毎日必要なものだけ買う派、週に2~3回派、それとも週末にドカンとまとめ買い派。私は週末にお天気を伺いながら、ドカンとまとめ買いに行く派です。

献立はあえて立てず、並んでいる商品を見ながら「前の週と同じにならないように」とだけ、気をつけてカゴを埋めていきます。

田舎のスーパー。
店内に入るとまず、地元の農家さんの野菜コーナー。次は契約農家さんの綺麗な野菜が並ぶブース。地元農家さんの不揃いで大きな野菜たちは、たまに泥がついていることもありますが、それもご愛嬌。

そこから魚、肉、卵、牛乳、パン……と外周を回れば、あっという間にカゴはパンパンです。冬場は丸ごとの白菜や大根、キャベツだけで場所を取ります。鮭やサバ、豚小間に挽き肉、鶏胸肉。もっと買いたい欲求はありますが、財布を握る私としては、節約も大事なお仕事の一つ。

パンパンのカゴを抱えてレジへ向かいます。
ここは今どき珍しく、店員さんが全てバーコードを読み取ってくれる昔ながらのスタイル。やはりプロの手際は圧倒的に早く、安心感があります。支払いは機械を通すセミセルフレジなので、防犯面もしっかりしているなと感心してしまいます。

さて、このスーパーには、レジで提示すると割引になる「シニア・メンバーズ・カード」というものがあります。55歳から申請できるオレンジ色のカードで、おそらく年金受給日に合わせているのでしょう、毎月15日と16日だけ使用できるのです。

このサービスを知ったのは1年前。55歳の私の目はどこをみていたのか…。60歳を超えてから「シニア割」で得をする日が来るとは…。嬉しいような、恥ずかしいような、少し複雑でなんとも言えない気持ちになりますが、結局は「助かるわ〜」と納得している自分がいます。

レジでこのカードを印籠のように掲げれば、一瞬にして割引される。このご時世、数百円の割引でも本当にありがたいものです。スーパーで働く友人がいうには、「お年寄りばかりで、店内スゴイことになってるんだよ!」だそうだ。

しかし、私にはこの「印籠」をかざせる機会は、実はそう多くありません。平日は仕事で帰宅が遅く、スーパーに滑り込む頃には閉店間際。店員さんの「いらっしゃいませ」という笑顔の中の視線が痛いなか、優雅にカードを出す余裕などなく、「シニアカード持っています」と小さい声で申し訳なさそうに訴えます…。

先日の1月16日もそうでした。せっかくの「華の金曜日」かつ「カード使用日」だったのに、山手線がストップ。疲労困憊で夜道坂道を上る元気は残っておらず諦めました。

お財布の中で準備万端、出番を待っているオレンジ色の輝くカード。

さて、次はいつ、
この印籠を堂々とかざすことができるのか…


※今日のヘッダーは、寺島ヒロさんのをお借りしました。
ありがとうございます。