406 いつの間にか叶う。恐るべき「同調圧力」の威力
汚家さんも一応は気にしていたんだなぁ。
「これはマズイ!!」と思ったんだぁ。
私はど田舎に住んでおり、見渡す限り田園地帯の中の住宅地の一角に住居を構えている。住宅地は高齢化も進んでいるが、まだまだ元気に暮らす70代80代はゴロゴロいる。60代の私は、いくつになっても下っ端の若造ということのようだ。
どこの家も、庭付き一軒家。春から初夏前には、どこの家庭も庭木の剪定をする。自分たちでコツコツする人、業者に依頼する人、それぞれの老いと健康で対策に違いが出る。我が家は野菜の合間に、私があらゆる武器(道具)を使用して一手に引き受け行っている。
私の両サイドのお家はというと、隣に枝が伸びても葉が落ちても、ゴミを飛ばしても気にしないタイプの人間たちである。私がお願いしても反応には相当の時差が発生し、忘れた頃に少しだけ「やりましたよ~」感を出す。
それが先週、両隣のお家に変化があった。
やっと重い腰をあげ、片方は業者、もう片方は自力で、伸び放題だった枝を切り始めたのだ。 きっかけは、汚家さんの反対側の住人が庭木を一本残らず伐採したことだった。私と同じく苦労してたであろうことは分かる。
そうなると、我が家とそのお家に挟まれた汚家さんは、嫌でも目につく。いや、相当に目立つ。 「これはマズイ!!」と、ご本人もさすがに自覚したのだろう。敷地外回り一周を、ようやく管理できる高さまで切り揃えた。切るだけ切って庭に放置されているので、乾けばまた我が家に枯れ葉が飛んでくるだろうが、行動しただけ一旦よしとしよう。
これが、同調圧力というやつか。
いやはや、恐れ入った。
あんなに頑固で無頓着だった汚家さんを、一瞬で動かしてしまうのだから。直接文句を言うより、周囲が「整う」ことの方が、よっぽど無言の圧力として効くらしい。その威力、凄まじいの一言である。
汚家さんも一応は気にしていたんだなぁ。そんな風に思えたら、なんだかおかしく笑えてきた。 うんうん、おもしろい。
業者に依頼したもう片方の汚家さんも、ずいぶんとスッキリした。 こちらは先週書いた「香害」で蜂の住処になりそうなお家でもある。自分で購入したのに「古くて傷みがあっちにもこっちにもあって」と文句を並べているが、私から返す言葉など無い。実は、偽装結婚&偽装親族を疑ってマークしている怪しい家庭でもあるのだが……。
あぁああ〜、毎日刺激がいっぱいだ。
本当におもしろい。
※今日のヘッダーは、にじさんのをお借りしました。
ありがとうございます。
