見出し画像

虚言壁の娘(16) 面倒な事から逃げ出す

 娘が高校2年の時です。
高校卒業後、イラストレーターの
専門学校に行きたいと言い出しました。
娘の説明だと、
そこを卒業すれば8~9割以上の割合で就職が可能との事。
そもそも
何でイラストレーターになろうと思ったのかを聞いた所、
「絵を描くのが好きだったから、
 このまま絵を描く事が仕事になればいいなと思った」
と言いました。
入学者の声なども書いてあったので、
その質問もしました。
私「デザイン科とかの高校生が入学しているみたいだけど、
  受験して合格できるの?」
娘「大丈夫だとおもう」
私「入ってから、何がしたいの?」
娘「とくになにもないよ。卒業すれば就職できるから」
私「何の目的もなく入るの?受験も学費も結構かかる
  ようだけど?」
娘「就職先が色々あるから、入れば何とかなると思う」
私「あのね。本気で目指しているのなら、
  何とかしてあげようと思うのだけれども、
  正直に言って欲しいな。
  本当は
  働きたくないとか、お絵描きしていたいから
  とかじゃないの?」
娘「そうだよ」

 呆れてしまいます。
小学5年生の時にあれほど、
「今勉強しないと将来の選択肢がなくなるよ」と
説明したのに、
いまだに楽して生きようとしているのだ。
 自分は作新学院の普通科だったのですが、
デザイン科に同級生がいました。
その時の同級生は、
将来の明確なビジョンをしっかり持っていました。
その目標に向かって、日々勉強をしていました。
それを見ていたので、
娘の絵が年齢の割に「お絵描きレベル」なのもわかっていました。
試しに、「じゃあ、この絵に近い物を書いてもらえる?」と
娘に聞いてみると「そういうのは書けない」と、言いました。
私「仕事にするっていう事は、こういう事なんだよ?」
娘「そういうのを書かない所に就職すれば良いだけでしょ」

何でしょう…この会話…

面倒になれば逃げだすし、

面倒な事をしたくない。


ただ、それを回避するためだけに専門学校へ行きたい。
娘が面倒な事から逃げる為の
奇天烈な発想に付き合うのが心底嫌でした。
 イラストレーターになりたいという事は、
そんな生半可な気持ちでは無理である事を伝え、
まずはSNSとかでの公開をしてみてはどうかを話してみました。
娘はいやいや納得したような感じでした。

 この頃に
娘の通学用の自転車が、
帰る時になるとパンクしているという事がありました。
高校の用務員の方が、パンク修理をしてくれるので、
毎日、自転車に乗って帰って来れたのですが、
 ある時、
娘が片道10キロの通学路
パンクした自転車を押して歩きで帰って来たのです。
何事かと思って、娘に聞いた所、
担任に次パンクしたら、もう直さないと言われたとの事。

 そこで近所の自転車屋さんに持って行って、
パンク修理してもらったのですが、
自転車屋の主人が
「これは走っていてパンクしたのではないですね。、
 何か鋭利なもので刺された痕があります。」
と言ったのです。
私もうすうすは気が付いていたのですが、
娘があっけらかんとしていたので、深くは聞かなかったのです。
しかし放置する訳にも行かないので、
娘に心当たりが無いかを聞いた所、
同じ美術部の男子が怪しいと言ったのです。

 まずは担任に電話で話しました。
毎日のようにパンクしているのが、
娘の運転でパンクしたのでは無い事と、
なぜ理由も聞かずに「もう修理しない」と
言ったのかを聞きました。
 それに対して担任は
原因究明をしなかった事などを含め
謝罪をしてくれました。

 次に、娘が心当たりのあると言う、
男子の親と連絡をとりました。
男子の父親が電話に出ました。
当然ですが「うちの子が、そんな事をする訳ない」と言う返事でした。
態度があまり良いとは取れなかったので、
すこしキツイ言い方をしました。
 男子同士の話しであれば、子供の喧嘩に私は介入しないのですが、
こちらは女の子なのです。
その旨を伝えて話をしたところ、
 結局なのですが、男子が娘の気を引くために、
色々したが、構ってもらえず、
自転車をパンクさせて困らせようと思って、
やってしまった。との事でした。
 
 会って謝罪をしたいとの事だったので、会う事にしましたが、
娘に話すと「会いたくない」と言ったので、
毒嫁と一緒に会う事にしました。
 会ってみれば、素直な男子生徒でした。
親も、私の話しに同調してくれ、
お互い子供を分かったような気にならないで
子供の一番の相談者になれるようになりましょう。と
約束を交わしました。
男子生徒には、娘から話しかけるまでは、
しばらく、そっとしておいてほしい事を伝えると
納得をしてくれました。
男子生徒の会話を聞く限りだと、
娘が思わせなぶりな態度を取っていたのが
否めない感じでした。

この後、卒業に向かって行くわけですが、
また奇天烈な発言を聞く事に、、、、


いいなと思ったら応援しよう!