人生諦めも肝心。
もう何度も過去の記事に登場してきたKちゃん。
初めはツンツンとしていたのが、徐々に心を開いてくれていた。
人間味溢れるところ、好きなことは本当に楽しそうに話すところ、笑顔がかわいいところ、しっかりとした部分があるところなどなど色々な良さがその子にはあった。
2ヶ月もの間、毎週毎週会っていく内に会えなくなると寂しい・一緒に出掛けたい・もっと笑顔を見たいと思うようになった。好きになっていた。
でも、風俗で出会ったというあまりにも高すぎるハードルにもう心は折れそうだ。
というかもう折れてるんじゃないかと思う。
客としてはある程度信頼を得ているとは思うけど、お金がもらえるから会ってくれるのであって、普通にデートというわけには恐らくいかない。
お金を渡してデートするのでもいいと思っていたけど、その先の未来があまりにも薄暗くぼんやりとしすぎているとハッキリと気づいてしまった…。
Kちゃんと出会ってしばらく経ってから、ヘルパーのMちゃんと出会った。
ヘルパーだから、もちろん僕の介助に入る目的でお世話になっている事業所から紹介・派遣してもらうことになって、そういう背景があって出会った。
彼女は移動支援という1人での外出が困難な人のお出かけに付いて行くお仕事で我が家に来てもらうことになった。
僕は基本的には移動支援中にやってほしいことがあるわけでもない。
身体的な介助は女性ということもあり、まったくない。
とは言え、ぶっつけ本番だと資格的な意味でも、緊張感という意味でも、あまりにもキツいので、本格的に入ってもらう前に同行という形で何度か会っていた。
「かわいい」と紹介されたのもあってか、初めは「かわいいな」と思う程度で、「でもヘルパーだから別に何もないよな…」と思いながらも、久々の風俗以外の女性、ましてやほぼ同い年の子だったので、めちゃくちゃ緊張していた。
そうして、何度か会っていく内に向こうが下の名前+くんと呼んでくるようになって、ドキッとしてしまった。
Mちゃんのことを意識するようになったのは、今思えばその時からだったのだと思う。
なんやかんやで同行がなくなって、初めて2人きりで出かけた。
普段の僕であれば、ガチガチに緊張してしまうところだけど、何度も会っていたからか、自然体でいられて、むしろ冗談を言いまくるほどテンションが上がって、楽しい時間を過ごすことができた。
仕事とは言え、向こうもよく笑ってくれて、初めての移動支援でも不安なく過ごすことができていたと思う。
そんな体験があってからは、Mちゃんと仲良くなりたい、もっと出かけたいと思うようになった。
その数週間後に今度は一緒にライブに行った。
ライブの開演時間より早めに現地周辺に行って、ご飯を食べてブラブラしてからライブ会場へと向かった。
「今日の髪型いいね!」
「●●(Mちゃんの名前)ロスにならなかった?笑」
「今日1日で2人とも成長したね!笑」
弾けるような、太陽のような、眩しい笑顔を振りまきながら、Mちゃんは無邪気にそんな言葉を吐き出していた。
食後はその子の欲しい物を実際に見て試してみながら一緒に見て回った。
そこから会場へ向かおうとしたけど、なかなかルートが分かりづらく、2人で慣れない地に苦戦しながらも数十分かけて辿り着いた。
ライブ中は「ヤバい!」と目を輝かせながら楽しんでくれていた。
僕はと言うと、まさかの恋愛ソングに内心穏やかじゃなかった。
何枚もツーショット写真を撮るほど、2人ともはしゃぎまくって、あまりにも楽しかった時間だった。
…あれ?これってデートじゃない?そう錯覚してしまいそうになる。
今はMちゃんに気持ちが大きく傾いている。会った直後だからかもしれないけど。
でも、正直Kちゃんより可能性があるだろうという理由もある。
相手はヘルパーだから、普通の恋愛のようにはいかないかもしれないけど、Kちゃんのことは気持ちを分散させるために、性欲を解消させるための要員として付き合っていこうかと思っている。
毎回安くない金額を渡しているので、もはや会うことすらやめようかと思っている。
でも、Kちゃんと過ごしてきた時間を考えると、惜しいなと思う。
ただ0%に近い可能性にいつまでもしがみつかない方がいいと思う。
人生、諦めも肝心だろう…。
