GRⅢxと歩く、イスタンブール|旅の終わりと心の始まり
イスタンブール最終日
チェックアウトを済ませ、
荷物をホテルに預けて
今日も観光へと繰り出した
トルコは大きく分けて
アジア側、
ヨーロッパ側の新市街、
そして旧市街、の3つに分かれている
3日目はまだ訪れていなかった新市街へ向かう
まるで日本の銀座のように、
ブランドショップが軒を連ねている

連日の爆食で胃袋は常に満たされていたため、
朝昼兼用で有名なラップサンド型のケバブを食べた
これが旅の中で一番おいしかった
本当はコーラと合わせたかったが、
問答無用でアイランが付いてきた

帰りの飛行機は深夜発だったため、
丸一日新市街を歩き回り、お土産を買い漁った
伝統的なお菓子バクラヴァも食べた
東京でも販売されているが、
アイスが挟まっているのはトルコだけだ(多分)


午後には「ハマム」というトルコ伝統の公衆浴場へ
観光客向けの綺麗な店もあるが、
我々はあえて地元民が通うローカルな店を選んだ
案内してくれたのは、まるで自分の祖父よりも
おじいちゃんなおじいちゃんだった
そんなおじいちゃんに
体を洗ってもらうことになった
恐縮である
監獄のような更衣室で着替え、
言われるがままにサウナへ入る
ところが、何の音さたもなく放置され、
限界を迎えて抜け出すと、
おじいちゃんが待っていた
「しぬて、声かけてくれよ」
その後は大理石の上に横たわり、
割と清潔感のある布でごしごしと体を洗われる
さらに軒先に水を撒くように
勢いよく水をかけられた
自称潔癖症の自分が
なぜかすんなり受け入れられた不思議な体験
言葉では描写しきれないけれど
本当に貴重な思い出となった
今でもあのおじいちゃんの姿がはっきりと浮かぶ
ちなみにGoogleのレビューには
カード払い可とあったが、
現地ではキャッシュのみと言われ、
友人を人質に夜のトルコを爆走したのは
今となっては良い思い出だ
写真がないのが悔やまれる、、
その後、空港へ向かい友人とはここで別れた
彼がいなければこの旅は始まらなかった
3日間も一緒に過ごせば、少しは別れも寂しい
大人びた彼はドライな態度を見せつつも、
保安検査場を通過するまで見届けてくれた
意外な人情深さに見直した瞬間だった
イスタンブールでの3日間は、
すべてが新鮮で心に深く刻まれた
異国の風景や文化、人々との触れ合いが、
自分の世界を広げてくれた気がする
時には不安もあったが、それも旅の一部だった

何よりも、この旅を実現させてくれた
友人への感謝は大きい
彼がいなければ、ここまで踏み出せなかっただろう
別れの寂しさもまた、大切な思い出として胸に残る
イスタンブールはまるで未知への扉のようだった
古びた石畳の向こうに広がる街並み、
異国の風が頬を撫でるたびに、
世界はこんなにも広く、
美しいのだと改めて感じさせてくれた
感謝の気持ちを胸に秘めながら、
ゆっくりと帰路についた
知らない景色がまだまだこの世界には溢れている
そう思うだけで、自然と心が躍り
生きる意味が鮮やかに色づくのを感じた

