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三國屋について

 みなさんこんにちは。私は三國屋の女将(と呼ばれている)猫のミクと申します。今日は三國屋初めての投稿だと言って、私が担当を任されちゃったんです。まあ、私はこのゲストハウスができたころからずっとここを見てきたので、なかなかナイスな判断だと思いますね、ふふ。

 あぁ、どうして私がここの看板娘になったか気になりますか。それは、まだ私が生まれて間もない赤ちゃん猫だった頃の話です。私はお腹ががすいてたまらず、この島を歩き回っていたんです。そうしたら、このゲストハウスの通りの道で、優しそうな男の人が私を見つけてくれました。中に入ると、美味しそうなカレーの匂いがしました。聞けば、毎晩ゲストのために夕食を提供しているそうです。そして、この場所には、静かで落ち着ける庭とか、隠れるための押し入れとか、いい匂いのするキッチンとか、そういう場所が沢山ありました。ここに来る人たちが私を見て「かわいい猫ちゃんだね」と言ってくれるのも嬉しくて…。というわけで、すぐにここにが気に入って、住まわせてもらうことになりました。特別に、私の赤ん坊のころの写真も公開してしまおうかしら。

三国屋に来たばかりの私。

 さて。この三國屋は、オーナーの潤哉さんのお父様が12年前にオープンさせた、和の設えを施したお部屋が魅力的なゲストハウスです。もともとここは造幣局の保養所として使われていたみたいで、すごくゆとりがあって居心地がいいんです。私はよく広い庭で、鳥のさえずりを聞いたり、大きな空を眺めたりして過ごすのが好きですね。潤哉さんから聞いたのですが、彼のお父様はもともと社会の教員をしていたそうです。宮島には観光で来る方がたくさんいるので、国内外のお客様にもっと島の魅力を伝えたいと。ホテルではなくゲストハウスなので、よりアットホームで柔軟な対応ができますね。みなさんの楽しそうな話声を聞きながらうとうとする時間は私の至福の時間です。ちなみにこのゲストハウスから歩いて10分圏内には、あの有名な厳島神社や宮島水族館、大聖院もあって、とても便利なのです(私の足だともう少し早く着きますが)。

冒険中、わくわく。

 私はふらっと旅をするのが好きで、今まで色々なところを渡り歩いてきました。旅っていうのは良いですね。行く場所で色んな生き物や景色に出会うと、自分の世界が彩り豊かになっていくのを感じます。例えば、この島にある厳島神社。潮が引いているときに神社の周りを散歩していたのですが、そこで出会った鹿さんと、とても仲良くなったんです。潮が引いた後の香りっていいですよね、なんて会話をして。すると、なぜか別れた後にも、その鹿さんのことを思い出すことがあるんです。特に、山に大雨が降った日なんかは、ああ、あの鹿さんは大丈夫かしら、と心配になったりして。この話を潤哉さんにすると、「その想いは、平和な世界を作るワンピースだね」と言われました。「旅をする人が増えると世界は平和につながるんじゃないかな。旅先で何かに出会うと、その場所や人のことをもっとわかりたい、と思ったり、逆に、自分の国の文化や歴史を知ってほしいと思ったりする。このお互いを想い合う気持ちが、この世界にはもっと必要だ」。なるほどなあ。これを聞いた私は、もっと旅が好きになりました。

 さあ、私が語る三國屋はいかがだったでしょうか。久しぶりに長々と話したので少し眠くなってきました。私はこう見えて、意外と10歳なんです。皆さん、聞いてくださってありがとうございました。そして、気が向いたら…と言わず、ぜひ一度、三國屋に遊びに来てみてください。私もゲストハウスのどこかで待っています。皆さんにお会いできるのを、本当に楽しみにしています。



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