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神武東征の謎に挑戦①― 神武くんの東征は、大和川を迂回して葛城へ向かったのではないか ―

神武東征の謎に挑戦①

― 神武くんの東征は、大和川を迂回して葛城へ向かったのではないか ―

『日本書紀』や『古事記』では、神武東征は熊野から吉野を経て大和へ入ったと伝えられています。
しかし、地形と軍事の視点から考えると、別の可能性も見えてきます。
神武軍は一度、生駒・大和川方面から大和へ進もうとして敗北しました。
その後、紀伊へ転進し、紀の川流域を東へ進軍。橋本付近から葛城山地を越え、高田・八木方面へ入ったとすれば、大和盆地南西部へ比較的合理的に進出できたのではないでしょうか。
このルートなら、生駒方面を警戒していた勢力の側面を突くことも可能だったかもしれません。
さらに興味深いのは、葛城地域には高天原伝承が残り、後の葛城氏が古代ヤマト政権を支える有力豪族として大きな勢力を築いたことです。
もちろん、これは現在の定説ではなく、一つの歴史地理学的な仮説です。
神話、地形、豪族の動きを重ね合わせることで、これまでとは違う神武東征の姿が見えてくるかもしれません。
歴史の謎は、まだ終わっていません。

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⁠第②話は「なぜ葛城には高天原伝承が残ったのか?

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