[徹底検証]最新の動画生成モデル「Kling 3.0」を試してみた。〜Elements機能の強化は素晴らしい! - Blog 2026/02/05
この検証記事は、2025年2月5日(木)に公開したものです。
Kling AIの最新モデル「3.0」が利用可能になったので試してみました。
※まだ全てのユーザーには公開されていません(2026年2月5日現在)。

バージョンアップが速い
Kling AIのマニュアルや書籍を書けないのは、この速度感。
原稿を書いている間に、新バージョンが出て、書店に並ぶときにはすでに内容が古くなってしまいます。
私たちは、触って覚えていくしかないのです…

まずは公式のユーザーガイドを見てください
最新バージョン3.0のユーザーガイドがすでに公開されています。
ここを読めば、概要をつかむことができます。

Kling 3.0 モデルシリーズは、より深く統合された統一的な学習フレームワークを採用し、よりネイティブなマルチモーダルの入出力を実現しています。
強化されたのは、ネイティブ音声の強化(日本語も正式に対応)/要素の一貫性向上/マルチショット(複数カット)の指定などです。
Kling VIDEO 2.6 → VIDEO 3.0 にアップグレード
Kling VIDEO O1 → VIDEO 3.0 Omni にアップグレード
もう、O1を使うことはないでしょう…(短命でした)。

VIDEO 3.0モデル
15秒まで「1秒単位で」生成できる
生成時間が「15秒」まで延長されました。
しかもスライダーをドラッグしながら「1秒単位」で選択することが可能です。「7秒」とか「12秒」など自由に生成時間を選べますので、クレジットを節約できます。

Elements 機能
参照画像をアップロードします。
「Bind elements to enhance consistency」をクリック。

新規作成(Create Element)のアイコンをクリック。

必要なリファレンス画像をアップロードしていきます。

必ず規約を読み、自己責任で使用することを理解しておく必要があります。
※著名人の写真や人気キャラクターの画像などは禁止されています。
ネットのフリー画像も使用すべきではありません。
自分の権利画像、もしくは許諾を得た画像のみ。
※商用利用する場合は、必ず社内の法務部署と連携してください!
フリーランスの方が商用利用する場合、法律専門家に相談しましょう。

「かなり強力な機能」なので、必ず規約を守り、倫理的な判断をしなければいけません。
キャラクターのリファレンス画像をアップロードできたら、声を設定します。名前は必須です(名前を入力しないと登録できません)。


キャラクターの声を登録します。
ここでは、ElevenLabsで生成した「声」のWAVファイルをアップロードしました(「ひかりの天然無双」のデータを使用)。
※新バージョン3.0は、英語・中国語だけでなく、日本語や韓国語、スペイン語なども対応しましたので、Google Veo 3.1より日本人(日本語)の動画を作りやすくなっています。
※AIドラマなどの制作では、キャラクターの声を固定しなければいけませんので、ボイス登録が必須です。


新たなキャラクターが登録されました。

クレジット消費は大きいので、十分なクレジットが必要になります。
15秒の生成時間は、15〜20分ほど(通常の動画生成より時間がかかります)。



プロンプトを入力して、15秒の動画を生成します。

プロンプト:
彼女は駅のホームでペットボトルの水を飲んでいる。電車が到着したので、「あっ、電車が来ちゃった。乗らなきゃ。」と語った。彼女はペットボトルのキャップを閉めて、電車に近づいた。
ElevenLabsで生成した「声」でリップシンクします。
リップシンクのプロセスが不要になったと考えてよいでしょう。
※ここでは、「天野ひかり」というキャラクター(容姿、声)を登録していますので、さまざまなシーンに挿入可能になっています。
再生時間:15秒
若干のハルシネーションを含みますが、簡易なプロンプトでも、このレベルの連続動作なら問題なさそうです。
全ての登場人物を登録できますので、AIドラマ制作などでは、キャラクターバンク式に効率よく管理して、作業時間を飛躍的に短縮することが可能です。
キャラクターの複数のリファレンス:Nano Banana Proで準備
キャラクターの声:ElevenLabsで準備

Multi-Shot(マルチショット)機能
Multi-Shot機能が実装されました。
Sora 2のようなマルチショット動画を容易に生成できます。
Custom Multi-Shot(カスタム)もありますので、秒単位でプロンプトによる指示も可能になっています。


「Custom Multi-Shot」をクリックしてパネルを表示します。
ショットは自由に追加することができます。
時間を指定しながらプロンプトを入力していきます。
動画生成の元になるリファレンス画像、登録したElement(「声」も含む)、マルチショットなどの設定が一覧されています。

特にアクションシーンではかなり有効な機能ですが、意図したシーンになるまで試行錯誤が必要なので、クレジットを大量に消費することになります。


Kling 3.0のマルチショット機能、Sora 2 より高性能かどうか…
もっと検証しないと判断は難しそう。
クレジットを大量に消費するため…
今までどおり、(PremiereやAfter Effectsなどの)動画編集ツールで繋ぐ方が速くてお金もかからない.. となるかもしれません。
VIDEO 3.0 Omni モデル
2025年12月1日に公開された統合マルチモーダルモデル「O1」の後継技術です。UIのアイコンも「O1」から「Omni」に変更されています。
O1は、2か月でレガシーモデルになってしまいました…
IMAGE 3.0 Omni モデル

IMAGE 3.0 Omni モデルの画像生成では、4K UHD が選択できます。

登録したキャラクターやオブジェクトなどをプロンプトに挿入できますので、効率よく作業が進みます。
ただ、この領域は「Nano Banana Pro」には敵わないと思いますので、Klingを使うなら下記のVIDEO 3.0 Omni モデルでしょうか。


VIDEO 3.0 Omni モデル


プロンプトの入力時に「@」を入れるとメニューが表示され、登録したキャラクターを選択することができます。
※この仕組みは旧バージョンから実装されています。


再生時間:10秒
VIDEO 3.0 Omni モデルは、AIドラマ制作にかなり役立ちます。
今までは、Nano Banana Proでリファレンスを作成して、Klingで動画生成していましたが、Klingだけで完結しそうです。
Google Veo 3.1 が不要に…
ほぼ1日、朝から夜まで検証しましたが、(まだ確定ではありませんが)Google Veo 3.1 をメインツールから外す可能性が出てきました。
明らかに、Veo 3.1より優れている機能(Elements 3.0など)が多々あり、使用頻度が激減すると予想しています。
3.0モデルのクレジット消費が激しいので、Veo 3.1を外して、全てのリソースをKlingにまわした方が得策ではないかと考えています。
Klingを本格的に使うと、クレジットの追加購入は避けられません。
無制限プランがないのでやむを得ないのですが。

春に開催される可能性が高い「Google I/O 2026」で、Kling 3.0を超える「Google Veo 4.0」が出てくるかもしれませんので、あくまで「今のところ」Kling ベストと言っておきましょう。
明後日(金曜)のライブ配信でも、Kling 3.0を(最新情報として)紹介する予定です。そろそろZoomの上限を超えそうなので、参加希望の方はお早めに…
上限に達したようで自動的に受付終了になっていました。ライブ配信のアーカイブはYouTubeチャンネル「ひかりの天然無双」にて後日、公開されます(資料とサンプルデータの提供は参加者のみとなります)。
この検証記事は、2025年2月5日(木)に公開したものです。
関連マガジン:
更新日:2026年2月5日(木)/公開日:2026年2月5日(木)
