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岩手大学祭にて生理痛体験【閉鎖的文化がある地域でも....想定の3倍以上の体験者】

2025年10月19日(日)開催の、岩手大学大学祭「不来方祭」にて、岩手大学生による団体、岩手大学男女共同参画推進学生委員会(Gender Equality Students' Committee 通称:GESCO(ジェスコ))さんのブースにて生理痛体験を開催させていただきました。


GESCOは、「男女共同参画について学び、岩手大学生に発信すること」を目的に活動しており、昨年から「生理の貧困」「生理課題」をテーマにジェンダーに関する学びの場の提供としてワークショップを開催しているようです。
また、GESCO所属の学生さんが、生理の環境改善に取り組む生徒らのスピーチ等コンテスト「『誰もが快適な生理を』サミット2024」を受賞されているなど、「生理」に関して先進的に活動をされているようです!


また、岩手大学男女共同参画推進室を中心に、岩手大学にて生理用ナプキンを無料で配布できるようクラウドファンディングを実施され、目標125%達成をされています。


金沢大学発の生理痛体験キットを使用

生理痛体験キットは、かねてより一緒に性教育の活動を行っているユースの保健室 小田波くんが、金沢大学4年生時に金沢大学教授と開発したものです。この生理痛体験キットは、EMS(筋電気刺激装置)を用いて、筋肉へ電気信号を送り、子宮が収縮する際の痛みを再現しているものです。低周波の電機刺激は、生理痛のような身体の奥からズーーンとくる痛みに近い痛みを再現することができます。

生理痛体験キット


想定の3倍以上の体験者数!

岩手大学大学祭は、まるで「地域のお祭り」のように、多くの地域の方が来場されていました。

ただ、事前にGESCOさんより、「大学祭の来場者のほとんどが地域の方。地域的な傾向なのかジェンダーに関心がある人は少なく、GESCOブースには20名程度が来てくれたら良い方です。。。」と、伺っていました。
これまでのGESCOさん開催のイベントにも、岩手大学生や地域の方が10名程度参加してくれたら良い方だったようで、なかなか「ジェンダー平等」に関心を持ち、イベントに足を運んでくださる方がいなかったようです。

そのため、今回の生理痛体験も10〜20名を見込み、生理痛体験は11時30分〜15時半と他のブースに比べてやや短めの開催時間に設定して準備をしていました。

しかし、生理痛体験を開始したすぐに列ができるほど、早速多くの方に来ていただきました!
そのまま開催時間中は、休みがないほど継続的に多くの方に来ていただき、合計65名程度の方に生理痛を体験いただきました。

想定外の関心の高さに、私やGESCOメンバーもびっくりあたふたとしてしまい、途中、来ていただいたにも関わらず体験ができないという事態が発生しました。そんな時、GESCOメンバーがすかさず、整理券を作成したり体験者の案内をしたりと、素早く柔軟に対応してくれ大変素晴らしかったです。


大学生にとって、「生理」はパートナーとよりよい関係性を築くために知っておきたいこと

体験に来てくださる方の多くは、20代カップル、学生、地域のご夫婦でした。

20代カップルや地域のご夫婦は、「女性が普段感じている生理痛を男性にも体感してほしい」という思いで、生理痛体験のチラシを見て立ち寄っていただきました。
生理や生理痛について、「男女ともに知っておくべき大事なこと」と認識しつつも、日常生活の中で特別話す機会がなく、「いつか知っておきたいこと」とうやむやにしている方が多いのではないでしょうか。
生理痛体験ができるとたまたま見かけて立ち寄っていただけた方が多いことから、 ”実は” 生理や生理痛について関心があることを感じました。


また学生の方の多くは男性でした。体験をしようと思った理由は様々で、

  • 彼女が、生理痛で困っているのを見ているので生理痛を体験して、彼女の理解を深めたい

  • 医学に関心があるので、生理痛を体験しておきたい

  • 生理痛体験キットの仕組みを知りたいので、体験してみたい

といった、好奇心から体験に来てくださったようでした。

人によりますが、大学生になって始めてパートナーができたり、性的行為を行ったりという方も多いのではないでしょうか。また、一人暮らしまたは同棲を始めることも多いかと思います。
高校までとは異なり、異性とのスキンシップがより密になっていく過程で、生理について関心を持ったり、知っておくべき大事なことと認識した学生も多いのではないでしょうか。

大学生にとって、「生理」はパートナーとよりよい関係性を築くために知っておきたいことなのかもしれません。

生理のこと含め、性の健康についてをパートナーと話すことは大人にとっても、とても難しいことだと思います。(大人だからできるといったものでもないですよね)
ただ大学生の時期は、まだ自分も周りの友人も性について知らないことが多いでしょうし、性について正しく知っていく大事なタイミングなのでしょう。

大学生は自由が多く手に入る一方で、責任も背負うようになります。自由と責任は紙一重ですよね。
生理含め、性の健康について正しく知ることは、大学在学中やその後の人生においてもとても重要になります。


”実は” 生理や生理痛について知っておくべき大事なことと思っている

今回は、生理痛体験のみで、ワークショップのように生理痛体験後の気づきの対話まで参加者と共に行うことはしていません。ただ、私やGESCOメンバーと体験を通した気づきを話しながら体験をしていただきました。

その中で、私やGESCOメンバーの方が多くの重要な気づきがあったように感じます。その1つが、「”実は” 生理や生理痛について知っておくべき大事なことと思っている」ことです。

GESCOメンバーと話す中でもよく耳にした、
「閉鎖的で昔ながらの価値観が強い地域なので、ジェンダーへの関心は低い」
「岩手大学の多くは東北出身者。東北地域の価値観で育った学生がほとんどなので、ナチュラルに男尊女卑の傾向がある」

という言葉。

閉鎖的かつ古典的な文化や価値観を大事にし継承する地域では、まだまだジェンダー平等や性に関する話に対して煙ったさを持つことも多いです。
しかし、そういった地域で育った若者は、時代の変化を察知し、 ”実は” ジェンダー平等や性に関する話を、いち人間として知っておくべき大事なこととして認識しているようです。

大人が、ジェンダー平等や性に関する話を「煙ったいこと」として、関心を持たず蓋をするのではなく、これからの社会を生きる者としてそれらにも理解を深めていきたいですね。

大事なのは、「国際的なスタンダード」といって地域の特徴に合わないアプローチをするのではなく、地域の特徴や文化・価値観に合わせ、ジェンダー平等や性に関する話への理解を進めていくこと。
そういった意味では、GESCOさんのように地元の大学に通う学生で構成されているジェンダー平等を目指す団体というのは、地域への理解も深く、地域にあった取り組みやアプローチができる可能性がありますね!



「性教育」というと、タブーなこととして敬遠されることも少なくない中で、多くの方に体験をしていただけたことに感謝です!大学祭という大変素晴らしい出展機会をどうもありがとうございました!

今後も、生理痛体験を日本各地で開催していきたいと思っています。
地域イベントや企業研修など、様々な機会での開催が可能ですので、どうぞご連絡ください!

連絡先:cplus.cosmos@gmail.com


※ 個人情報の関係で掲載できる写真が少なくなっています。


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