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「GENBA Playbook(IPO編)」 第3章:信頼の礎 - コーポレート・ガバナンスと内部管理体制の構築

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第2章で、私たちは投資家を惹きつける魅力的な航海計画書、すなわち「事業計画」を策定しました。しかし、どれほど壮大な計画を描いても、それを実行する船体が脆弱であれば、大海原の荒波に耐えることはできません。IPOを目指す企業にとって、その船体にあたるのが**「コーポレート・ガバナンス」「内部管理体制」**です。

これらは、単に上場審査を通過するための形式的な手続きや、窮屈なルールの集合体ではありません。作家の言葉を借りるなら、これらは企業の「人格」を形成する骨格です。公正で、透明で、規律ある人格を持つ企業だけが、社会という名の海で信頼という名の追い風を受け、持続的な航海を続けることができるのです。そして公認会計士の視点からは、この骨格こそが、企業の価値を守り、不正や誤謬という名の座礁から会社を救う、最後の砦となると断言できます。

本章では、非上場のオーナー企業から、社会の公器たる上場企業へと生まれ変わるために不可欠な、この「信頼の礎」をいかにして築き上げるか、その設計図と実践的な施工方法を解説します。

3-1. 上場企業にふさわしい機関設計

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