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「GENBA Playbook(IPO編)」 第4章:数字の信頼性 - 会計制度の整備と監査対応

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これまでの章で、私たちはIPOという航海の目的を定め(第1章)、目的地までの海図を描き(第2章)、船の骨格を築き上げました(第3章)。しかし、どれほど立派な船でも、その位置や速度、燃料残量を知らせる計器が不正確であれば、航海はたちまち座礁の危機に瀕します。企業経営における計器、それが「会計」です。

上場企業が公表する財務諸表は、不特定多数の投資家が企業の価値を判断し、投資の意思決定を行うための、いわば公的な海図です。そこに記された数字の一つひとつが信頼できなければ、市場そのものが成り立ちません。したがって、上場審査では「事業の成長性」と並び、「会計情報の信頼性」が最も厳しく問われるのです。

本章では、この「数字の信頼性」をいかにして確保し、第三者である監査法人にいかにして証明してもらうか、そのための具体的なステップを解説します。これは、船のエンジンルームを上場企業仕様に改造し、専門の機関士(監査法人)による厳格な性能試験に合格するための、実践的なマニュアルです。

4-1. 上場企業としての会計方針と経理体制

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