自分責めは、たった一つの言葉から減らせる

皆さんは自分がよく話す口グセに気づいていますか?
私の場合は「でも」でした。

私は、日常会話の中で、とにかく「でも」を乱用していました。
「ここに行きたいなー、でも…あーその日は午後に子どもをお稽古につれていかなくちゃ」
「今日の仕事うまくいったなー、でも…もっと早くできたらもっとよかったのに…」
子どもがケーキを作ったら、褒めてポジティブに伝えているつもりなのに、
「ケーキをつくったけど甘味が足りなかったと思ってるんだね、でも、おいしいよ」
きっと、子どもは甘味が足りなくて残念だった…という思いを聴いてほしかったのだと思います。
とにかくこんな調子でした。
ESN(エモーショナル・セルフ・ネグレクト)とは、
自分への感情的ネグレクトです。

自分の本当の感情を無視して、周りに合わせ、周りを優先し、自分を後回しにしてしまう状態のことです。
私は感じたことを素直に受け止めず、「でも」を使って、自分の感情にダメ出しをするクセがありました。
ESNの人は、
「でも…、相手も大変だし」
「でも…、私が我慢すればいいし」
「でも…、こんなことで傷つく私が悪いし」
そんなふうに、自分の気持ちを後回しにするクセがあります。
だから、周りにとっての「いい人」になろうとして、自分を犠牲にしてしまうのです。
それでは、自分はちっとも幸せではありません。
では、このクセをどうやって変えていくのか。
その方法の一つが、「言葉」を変えることです。
人は、言葉を使って考えています。
だから、普段どんな言葉を使っているかは、とても大切です。
「でも」だけではなく、
「どうせ無理」
「できない」
「わからない」
「私なんて」
「だって」

こんな言葉を、無意識にたくさん使っていませんか?
否定的な言葉を使うと、出来事の捉え方も否定的になります。
だから私は、
「まずは一つ、否定的な言葉をやめてみよう」
と思いました。
私が最初にやめると決めた言葉が、
「でも」
でした。
そこで、
「2週間、“でも”を使わずに家族と話す!」
と決めました。
使ったことがわかるように、
「でも」を言ったら腹筋5回!(笑)と決めました。
子ども達にも宣言しました。
すると子ども達、大ウケ。

「でも」を使うと
「お母さん、“でも”言ったー!」
「腹筋!腹筋!」
と、私の足を押さえてくれます。
ところが、やってみると本当に難しい。
気を抜くと、
「あっ、“でも”って言っちゃった!
腹筋5回です(笑)。
もっと困ったのは、
「でも」を使わないことに集中しすぎて、
会話がうまく続かないことでした。
そこでで私は、
「でも」の代わりになる言葉を探しながら話しました。
例えば——
「とはいえ」
「例えば」
「そして」
「他には」
「うーん」
「まぁ」
などの言葉で、少しずつ言葉を置き換えていったのです。
すると、不思議なことが起きました。
12日目くらいから、腹筋なしで1日が終わるようになったのです。
つまり、「でも」を使わなかった、ということです。
さらに驚いたのは、
「だって」
も減っていたことでした。

「だって」も「でも」と同じくらいよく使っていた言葉でした。
一つの否定的な言葉をやめると、他の否定的な言葉も減っていく。
そして、使う言葉全体が、少しずつ肯定的になっていくのです。
そもそも、
「どうしたらできるかな?」
と考えること自体が、すでに肯定的な思考なんですよね。
使う言葉が変わると、
考え方も、捉え方も変わっていきます。
だから、もし今、
「使う言葉の全部を変えるなんて無理…」
と思っているなら、
まずは、たった一つの言葉からで大丈夫です。
2〜3週間続けると、少しずつ変化が出てきますよ。
なぜ、私が
ESN(エモーショナル・セルフ・ネグレクト)の専門家になったのか…。
最初の記事に書きました。
「期待に応える私が、一番自分を傷つけていた」
プロフィールの固定記事から、読みに来てください。
