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美術文化を言葉にしようとするときの個人的プレイリスト (泉まくら、相対性理論、King Gnu)

わたしが、美術文化を言葉にしようとするにあたり思い浮かぶ楽曲を紹介させていただきます。
テーマソングのようなものです。


泉まくら『いのち feat. ラブリーサマーちゃん』-  TOSHIKI HAYASHI(%C) Remix -

「しずかにでもいいから 自分の言葉で言いたいよ 君の言葉で聞きたいよ 生きる言葉を絶やさないよ 明日言葉を失うとしても 悔やまぬように本当を言いたい」

泉まくら氏の『いのち feat. ラブリーサマーちゃん』は、ラッパーとしての彼女のあり方が表明されています。
聴いていると「本当」を言葉にしようとすることをあきらめない勇気がわいてきます。
わたしは「しずかにでもいいから」という歌詞が好きです。
大きな声で饒舌でなくても、しずかにたしかに言葉にすることが、世界に対する宣言であり自分のいのちに対する敬意であるように思えます。

相対性理論『小学館』

「気がかりなのは 大好きだった少年漫画読めないこと どうしたらいいの?」

この曲をリリース当時(もう16年前!)聴いたときわたしにとっては、これは文化がなくなった世界を描いた曲だなと思いました。
主人公は、世界の大混乱のさなか安全な空間に隔離されていて、悠長に退屈を享受できる状況で、気がかりなのは少年漫画が読めないことです。
相対性理論の楽曲の主人公たちの自我が不気味なほどにかわいらしいことは置いておいても、彼女にとってはじめに問題となるのは少年漫画という身近な文化芸術への欲求なのです。
しのびよる文化の消失の予感が、これからはじまるアポカリプスを想像させるような曲です。

King Gnu『ねっこ』

「ささやかな花でいい 大袈裟でなくていい ただあなたにとって価値があればいい」
「飾らない花でいい 華やかでなくていい あなたの痛みの上に根を張れればいい」

この曲はまさにわたしにとって、全体を通して自分にとっての価値をささやかにでも見出していくことを歌われているものです。
その「ささやかな花」はどういうものであるかということが歌われているのですが、わたしはそのつつましやかさがとても好きです。
誰にも気づかれなくても、自分だけが大切に握りしめていることが自分を立たせてくれるもののように思えます。

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