【自作Chrome拡張】Geminiの不便を消していたら、Driveまで速くなった
※少しだけ修正
Canvasを全画面で開いた時に元に戻れなくなる問題があったので修正
Canvasを全画面で開いた時に右上にカーソルを持っていくと元に戻すボタ
ンを出すように設定
こんにちは、kimuraです。
以前から更新をかけているChrome拡張機能(ブラウザに後づけできる小さな追加プログラム)の話です。今回もまた大幅に手を入れたので、何が変わったのか紹介します。
もともとはGeminiのピン留めが消えて困って作ったものでした。それが今では、Driveでファイルを開く場面まで面倒を見るようになっていて、名前もGoogle Power Toolsに変わっています。
配布は「kimuraのGAS部」メンバー向けですが、Xでシェアしてもらえれば誰でも受け取れるようにしてあります。メンバーでない方も、よかったら持っていってください。
入力欄のまわりに、道具が全部集まる
まずは見てもらったほうが早いと思います。

本来なら「+」メニューの奥にあるCanvasやDeep Research、画像生成あたりを、入力欄の真上にチップとして並べています。下にはFlash / Thinking / Proのモデルチップ。どちらも1クリックで切り替わります。
表示されるのは「自分のアカウントで実際に使えるもの」だけです。もとはExcel地獄に住んでいた人間なので、こういう「1日に30回やる操作が1手減る」やつに弱いんですよね。
名前が変わりました
この拡張、もともとは「Gemini Power Tools」という名前でした。Geminiの不便を直すために作ったので、当然といえば当然です。
ただ、使っているうちに気づきました。手が止まるのはGeminiの中だけじゃないんです。
AIに作らせたHTMLをDriveに置いて開くと、レンダリングされた見た目ではなくソースコードがずらっと出てくる。できたものを誰かに見せようとすると、共有設定でまたひと手間かかる。画面を録って説明したいだけなのに、録画ツールを探しに行く。
そういう道具を1個ずつ足していったら、道具箱の中身がGeminiの外まではみ出していました。それでGoogle Power Toolsに改名した、という流れです。名前が実態に追いついた、というほうが正確かもしれません。
拡張の名前を変えるのって、正直ちょっと勇気が要りましたけどね(笑)。
できること
Geminiを速くする
よく使うGem(自分専用にカスタムしたGemini)をサイドバーに固定して、ドラッグで好きな順に並べられます。この拡張の原点です。
よく使う長文プロンプトは「スキル」として保存しておいて、入力欄で「/」を打つと一覧から呼び出せます。選んでも長文は流れ込みません。入力欄に「⚡スキル名」のチップが付くだけです。そのまま自分の質問を書いてEnterを押せば、まとめて送信されます。これを作ってから、メモ帳からのコピペ生活が終わりました。
ほかにも、2つのGeminiに役割を与えて自動で会話させる対話ループ、同じプロンプトを複数タブに一括で投げて気に入った1つを選ぶ一括生成、自分の発言だけを目次にして長い会話をジャンプできる会話アウトラインなどが入っています。このへんは完全に趣味で作りました(笑)。
Driveを速くする

ここが今回いちばん大きい追加です。
Driveに置いたHTMLやMarkdown(見出しや表の印が付く文章形式)、コードファイルをダブルクリックすると、ソースコードではなくできあがった見た目のほうが新しいタブで開きます。ダウンロードして、解凍して、開く。あの往復が要りません。
AIにLPやレポートを作らせてDriveに放り込む使い方をしている人には、これがいちばん効くと思っています。自分の場合、作ったHTMLの確認速度が体感で別物になりました。地味ですよね。でも1日に何回もやる作業なので、効きます。
作ったものを、そのまま渡す

できあがったLPやMarkdownを、使い捨ての共有URLに変えて渡せます。相手はリンクを開くだけです。発行した共有の一覧・削除・保存期間の変更もできます。
あわせて画面録画も入れました。タブやウィンドウを録って、そのまま保存できます。「これどうやるの」と聞かれたとき、文章で説明するより録ったほうが早い場面ってありますよね。自分は説明を書くのが下手なので、けっこう助かっています。
画面を広く使う

Canvasのヘッダーに「16:9」と「全画面」の2つのボタンを足しました。
16:9はスライドや動画向けです。比率がぴったり合うので、作ったものが実際にどう見えるか確認しやすい。全画面のほうは、左サイドバーもチャット欄も全部畳んで、Canvasだけをブラウザいっぱいに広げます。ゲームやデモを動かして確認するときは、こっちが気持ちいいです。
正直に言うと、道具箱の中でいちばん使っているのがこれです。あれだけ機能を足しておいて、結局よく使うのは画面を広げるボタンだったりするんですよね(笑)。
こんな場面で使っています
AIに作らせたものを確認するとき。GeminiのCanvasでLPを作る、Driveに置く、ダブルクリックして見た目を確認する、という流れが全部つながります。以前はいちいちダウンロードしていました。
人に見せるとき。共有URLを発行してリンクを渡すだけ。相手にDriveの権限を設定する必要もありません。
長い会話に戻るとき。会話アウトラインで自分の発言を目次にして、「あの話どこだっけ」を一発で解決します。長時間AIと壁打ちする人ほど効くはずです。
使う前に知っておいてほしいこと
いま、Chromeウェブストアに審査を出しています。通れば誰でもストアから入れられるようになりますが、審査には時間がかかりますし、通るかどうかも出してみないと分かりません。
この記事で配っているzipは、その審査を待たずに先に使えるものです。名前が変わる前のバージョンから使ってくれている人も、これを入れ替えれば最新の状態になります。
あと、これは正直に書いておきます。Gemini側の画面は容赦なく変わります。実際、つい先日もGeminiに「Spark」という新しいタブが増えて、拡張の一部が意図しない場所に出るようになりました。気づいてすぐ直しましたが、こういうことは今後も起きます。動かなくなったらXで教えてもらえると助かります。
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