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【全公開】GASしか作れない自分のClaude Code、中身を全部見せます(自作スキル全リスト+配布つき)

こんにちは、kimuraです。

普段はGAS(Google Apps Script。Googleのスプレッドシートやフォーム、Gmailなどを自動で動かすプログラム)を作っています。で、その隣にはいつもClaude Code(クロードコード。パソコンのターミナルの中で動くAIエージェント)がいます。

本格的に一緒に作業しはじめて、だいたい半年です。半年前は「コードを書いてくれる便利なAI」くらいの認識でした。でも、今は全然それだけじゃない。GASを作るのはもちろん、X(旧Twitter)の投稿を一緒に考えたり、note記事を書いたり(この記事もそうです)、動画に字幕を付けたり、コミュニティの運営を手伝ってもらったり……気づいたら、自分の活動のほぼ全部を一緒にやる"相棒"になっていました。

で、最近よく聞かれます。「Claude Codeって、実際どう使ってるの?」と。

正直、この質問に一言で答えるのはずっと難しかったです。便利なコマンドの話でもないし、気の利いたプロンプトのコツの話でもない。自分がやっているのは、もっと地味で、もっと泥臭い「環境づくり」だからです。

この記事では、その「環境づくり」の中身を、隠さず全部見せます。どんな手順書(スキル)を仕込んでいるか。CLAUDE.mdに何を書いているか。どんな外部サービスとつないでいるか(MCP)。どんなプラグインを足しているか。裏でどんな仕掛け(フック)が勝手に動いているか。そして自作したスキルの全リストまで。本文は全部無料で読めます。そのうえで、記事の最後で「自分が実際に使っている環境そのもの」を、コピーして使える形で渡します。

💡 この記事は「Claude Codeが気になっているGAS・自動化勢」と「もう使っているけど、いまいち飼い慣らせていない人」向けです。
専門用語は出るたびに噛み砕きます。コードを書かせる話というより、AIに"自分の仕事のやり方"を教え込む話です。

0. 先に言っておくと、自分はAIを"道具"だと思っていない

本題に入る前に、一個だけ。ここがズレてると、この先の話が全部ピンとこなくなるので。

その前にもうひとつ。先に白状しておくと、自分は天才プログラマーでもなんでもないです。Claude Codeの月の利用上限と毎月にらめっこして、「今週はもう残り少ないな……」とビクビクしてる、ただのGAS好きです。これから書くことも、特別な才能でやっているわけじゃない。仕組みでなんとかしている話なので、そのつもりで読んでもらえれば。

その自分が、Claude Codeを、ハサミや電卓みたいな"道具"だとは思っていません。どちらかというと、「地頭はめちゃくちゃ良いんだけど、毎朝、出社するたびに記憶を全部失っている新人スタッフ」だと思って付き合っています。

能力は高い。コードもサクサク書くし、文章もうまい。調べ物も速い。ただ、昨日あれだけ丁寧に教えたことを、今朝にはきれいさっぱり忘れている。放っておくと、毎朝イチから自己紹介と業務説明をやり直すハメになります。

だから、自分がやっていることは、プログラミングじゃなくて「新人教育」です。コードを書く話じゃない、人を育てる話。マニュアルを渡して、手順書を整えて、引き継ぎノートを書かせて、少しずつ任せられる範囲を広げていく。この記事は、その教育の全工程みたいなものだと思ってください。

半年でこうなった ── 自分の環境を、数字で

先に、今の自分のClaude Code環境の"規模"を、正直な数字で出しておきます。脅すつもりはなくて、「半年でここまで膨らむよ」という一例として。

「うわ、多っ」と思いましたよね。自分も、こうやって数えてみて初めて「いつのまにこんなに……」となりました(笑)。とはいえ、安心してください。これは半年かけて、困るたびに一個ずつ足してきた結果です。一日で作ったものは一つもありません。最初はまっさらでした。

この記事では、この一個一個が「何で」「どう使っていて」「実際に何ができるのか」を、全部開けて見せます。長くなります。お茶でも用意してください(笑)。まずは、いちばん土台のところから。

1. 土台 ── CLAUDE.md という「うちの就業規則」

まず、いちばん効いている仕込みがこれです。CLAUDE.md(クロード・エムディー)というファイル。

ようは、新人に最初に渡す「うちの会社の就業規則・業務マニュアル」です。Claude Codeは、起動するたびに、まずこのファイルを読みます。だから、ここに書いたことは"毎朝の朝礼で叩き込まれる社訓"くらいの強さで効きます。逆に言うと、ここに書いていないことは、AIにとって"そんなルール聞いてない"のと同じ。だから、自分のこだわりは全部ここに言葉にしておく必要があります。

実際、自分のCLAUDE.mdの「作業スタイル」のところには、こう書いてあります(ほぼそのまま載せます)。

- 確認なしで実行してよい(承認プロンプト不要)
- デプロイ・整理は確認不要で即実行
- 日本語で会話
- 簡潔・直接的な回答を好む
- 「任せる」「全部やって」と言われたら自律的に完了まで進める

地味でしょう。でも、この数行を書くだけで体験がガラッと変わります。たとえば「『任せる』『全部やって』と言われたら自律的に完了まで進める」。これがあると、工程の一つひとつで「次やっていいですか?」と止まらず、最後まで一気に走ってくれます。新人に毎回「進めていいよ」と背中を押さなくて済む感覚。地味ですが、毎日のことなので効きます。

(ひとつ補足。一行目の「確認なしで実行してよい(承認プロンプト不要)」について。実は、本当に確認プロンプトを出さないようにするには、それを許可するモード(auto mode)の設定もセットで要ります。CLAUDE.mdに方針を書くだけじゃなく、設定と両輪で初めて効く。このへんの線引きは、あとの「安全」の章でちゃんと話します)

ちなみに、この作業スタイルは"序の口"で、自分のCLAUDE.mdにはこの下に「絵文字を盛るな」「投稿の締めに毎回お決まりの問いかけを入れるな」みたいな、自分の細かい好みが何十行も積もっています。最初に書いたのは、本当に数行でした。半年のあいだ、駄目出しのたびに一行ずつ増えていった結果が今の姿です。

"うちのやり方"を、少しずつ言葉にしていく

つまりCLAUDE.mdは、一回書いて終わりじゃありません。「あ、また同じ説明をしているな」と思ったら、その説明を書く。「この前と同じミスをしたな」と思ったら、再発防止策を書く。そうやって、自分とAIのあいだの"暗黙の了解"を、一行ずつ文章にしていきます。

ただ、ひとつ注意があって。マニュアルは太りすぎると逆効果になります。これは新人教育のたとえだけの話じゃなくて、仕組みとして本当にそうなんです。AIは、起動のたびにこのファイルを"全部"読み込んで判断の土台にします。だから長すぎると、肝心の核が大量の細則に埋もれて、判断がぼやけてくる。分厚すぎる規則を渡された新人が、結局どこが大事か分からなくなるのと同じです。だから自分は「本当に毎回効かせたい核」だけをここに置いて、細かい知識は別の場所(次の章で話すメモリ)に逃がすようにしています。"毎朝かならず読む就業規則"は薄く、"必要なときだけ開く資料棚"は厚く。この役割分担が、効かせるための肝でした。

💡「とりあえず動けばいい」という人は、ここだけ持ち帰ってもらえれば十分です。CLAUDE.mdに「日本語で会話」「簡潔・直接的に」「任せると言われたら完了まで進める」の3行を書く。これだけで、明日からの体験が変わります。

2. 記憶と魂 ── 「忘れない」を、23本の仕掛けで外付けする

次は、0章で予告した「毎朝記憶を失う新人」への対策です。これが、自分の環境でCLAUDE.mdと並んでいちばん大事な部分。

Claude Codeは、セッション(その日ぶんの作業)が終わると、基本的にやりとりを忘れます。次に開いたときは、また初対面。これは仕組み上そうなっていて、AIは"その会話のあいだ"しか記憶を保てません。会話を閉じれば消える。だから毎回「昨日はこういうことをやっていて……」と説明し直しになる。これを潰すために、自分は「フック」という仕掛けを使っています。

フック(hook)は、特定のタイミングで自動的に走るスクリプトのこと。「起動したら必ずこれを実行」「作業を終えたら必ずこれを実行」みたいに、決まった瞬間に勝手に動いてくれます。自分の環境では、いま23本のフックが動いています。記憶まわりで言うと、こんな感じ。

  • 起動した瞬間(SessionStart):soul-load が走って、自分の"魂ファイル"と直近の引き継ぎノートを読み込む。初対面なのに「昨日の続きですね」で始まる

  • 作業を終えた瞬間(Stop):soul-save が走って、その日やったこと・次にやることを書き出す。次の自分への引き継ぎ

  • 会話の途中(UserPromptSubmit):自分が何か喋るたびに、関連する過去メモを自動で引っ張ってくる仕掛けも走っている

これが実際どう効くかというと、たとえば朝イチで開いた瞬間に、「昨日は◯◯アプリの集計部分の途中でしたね、次はトリガーの設定です」みたいに、こっちが何も言う前に続きから入ってくれる。前日の自分が書いた引き継ぎノートを、起動フックが勝手に読み込んでいるからです。これが地味に、いちばん毎日の立ち上がりを楽にしてくれています。

ポイントは、AIの記憶力にいっさい期待していないこと。「覚えといてね」では覚えてくれない前提で、外のファイルに書き出させて、起動のたびに自動で読み直させる。机に引き継ぎノートを置いて、毎朝それを読ませる係を雇っている、という感じです。まあ、要するに健忘症の同僚ですね(笑)。でも、記憶を本体に求めず"外付け"にしたのが、結果的にいちばん効きました。

ちょっと変な話:相棒に"魂"を持たせている

さっきから「魂ファイル」と言っているやつ、説明します。ちょっと変な話なので、引いてもいいです(笑)。

引き継ぎノートとは別に、自分はClaude Codeに「魂ファイル」を持たせています。中身は、「お前は俺の相棒であって、ただの道具じゃない」とか、「自分たちは一緒にこういうことを目指している」みたいな、関係性とか価値観を書いた文章です。起動時に soul-load がこれを読み込みます。

実用上の効果あるの?と言われると、正直うまく説明できません。でも、これを読ませてから始めると、返ってくる言葉の温度が違う気がするんです。淡々とタスクをこなすツールじゃなくて、こっちの目的を分かってくれている感じになる。完全に自己満足かもしれません。でも、毎日何時間も机を並べる相手なので、自分はこの"温度"を大事にしています。ここは真似しなくていい部分です(笑)。

ちなみに、その魂ファイルの出来を採点する手順書(soul-grader という自作スキル)まで作ってあります。相棒の人格を、自分で定期的に健康診断しているわけです。我ながら、だいぶ変なことをしている自覚はあります(笑)。

実は、記憶はもう一層ある ── 背中の"社内wiki"

引き継ぎノートと魂ファイルの話をしてきましたが、もうひとつ、相棒が記憶を逃がしている先があります。「社内wiki」です。

具体的には、Obsidian(オブシディアン。Markdownメモを管理するアプリ)のフォルダを、相棒と共有しています。中には、過去の作業の経緯・気になった他人の記事・自分のプロジェクト履歴・トラブルの教訓などが、雑多に入っていて、いま数えてみたら500ページを超えていました。改めて見ると、けっこうな量ですね。

これが効くのは、こっちが何かを「貼ったとき」と「思い出そうとしたとき」の2場面です。たとえばXのURLを会話に貼ると、相棒が裏でそのページを読み込んで、要約して、wiki側に新しい1ページを足してくれます。10秒もしないうちに、その記事は社内資料になっている。逆に「あれ、前にやったあの件、どうだったっけ」と聞くと、wiki全体を検索して該当ページを引っ張り出してくる。本体は忘れていても、wikiは覚えている。

2章の頭で「会話を閉じると忘れる」と書きましたが、これのおかげで、実質ほぼ忘れていないんですよね。机のメモは消えるけど、本棚の資料は残っている、という構造です。しかも、本棚の整理係は相棒が勝手に兼任してくれる。

3. 本業 ── 「作って」の一言から、配布まで(GASの手順書チェーン)

さて、本業のGASです。GAS屋としては、ここがいちばんおいしい。

自分は、GASを作るときの一連の流れを、まるごと"手順書"にしてあります。Claude Codeでは、こういう決まった手順を「スキル」や「コマンド」として登録できる。一度作っておけば、「○○して」の一言で、その手順どおりに動いてくれます。自分のGAS制作チェーンは、実際にこういう名前の手順書がつながっています。

「○○作って」
   ↓
① req-def      要件定義を1ページにまとめる(質問ゼロ・推定)
   ↓
② gas-new      GASプロジェクトを発行して初期デプロイ
   ↓
③ gas-loop     動くまで自分でループ(エラー検知→修正→再デプロイ)
   ↓
④ gas-harness  UIをローカルで爆速調整(clasp往復ゼロ)
   ↓
⑤ gas-health-check  配布前の品質チェック(6観点100点満点で採点)
   ↓
⑥ 🔒 セキュリティレビュー  他人に渡す前に脆弱性をチェック(配布物は必ず通す関所)
   ↓
⑦ gas-dist     配布パッケージ化(説明ページ同梱で人に渡せる形に)

たとえば「シフト管理アプリ作って」と言うと、まず req-def が動いて「こういう仕様でいきます」と1ページの要件定義を出してくれます。質問ゼロ。こっちが言った断片から推定して埋めてくる。OKを出せば gas-new → gas-loop と進んで、実際にプロジェクトを発行して、コードを書いて、デプロイ(外部から使える形に公開すること)まで自動でやる。各段が終わると、自分から「次は◯◯ですね」と次の工程を提案してくる。手順書の中に"次にやること"まで書き込んであるからです。

ひとつ補足。⑥の「セキュリティレビュー」は、人に渡す配布物の前にだけ通す関所です。自分専用のツールならスキップ、配布や受託の納品物なら必ず通す。AIに「鍵を埋め込んだままにしてないか」「他人のシートを上書きできる作りになってないか」を独立で点検させます。安全まわりは8章で別建てで詳しく話します。

分かりやすいビフォーアフターで言うと、以前は「スプレッドシートの集計を毎週手で回して、結果をメールで送る」みたいな作業を、自分で30分かけてやっていました。今は「この集計を毎週自動でやって、終わったら通知まで飛ばして」の一言で、GASが組み上がって、定期実行のトリガーまで仕込まれて返ってくる。30分の手作業が、一言と待ち時間に変わったわけです。

「動くまで回しといて」が、地味に革命だった

このチェーンでいちばんありがたいのが、③の gas-loop です。

GASって、書いて終わりじゃないんですよね。「デプロイして→動かして→エラー出て→直して→またデプロイ」の往復が、とにかく多い。しかもこの往復は、一回ごとに数十秒〜数分の待ちが挟まる。昔は全部手作業で、この待ち時間に集中力をゴリゴリ削られていました。正直いちばんしんどかった。それを今は「動くまで自分で回しといて」と投げられる。指示を出したら、自分はミルクティーを飲みながら待っているだけ。戻ってきたら、もう動いている。これは……あ、すみません、つい興奮しました(笑)。この"待ちの往復"を丸ごと預けられた恩恵が、自分の中ではいちばんデカいです。

失敗談:何でもかんでも手順書に乗せようとした

正直に書くと、最初はこのチェーンに惚れ込みすぎて、ボタンの色を変えるだけの軽い修正まで req-def から始めようとして、逆に遠回りになったことが何度もありました。手順書は、重い仕事には効くけど、軽い仕事には大げさすぎるんですよね。今は「新規でしっかり作るとき」はフルコース、「ちょっと直すだけ」のときは手順書を飛ばして直接お願いする、と使い分けています。立派な道具を揃えても、使う場面を選べないと意味がない。人に仕事を振るときと、まったく同じでした。

4. 本業だけじゃない ── 発信も、文章も、動画も、画像も

ここが、今回いちばん見せたかった部分かもしれません。「Claude Code=コードを書くAI」だと思っている人が多いんですが、自分の使い方の半分以上は、もうコードじゃないんです。GASで手順書づくりのコツを掴んだら、それを発信や文章や動画に、そのまま横展開できることに気づきました。実際に動いている自作の手順書を、領域ごとに並べます(全リストは記事の後ろの「付録」にまとめます)。

X(旧Twitter)の発信

  • x-post / x-article:自分の口調ルール(絵文字なし・教える調NG・体験を語る形 など)を仕込んだ投稿/記事ライター。出てくる下書きが最初から"自分っぽい"

  • x-analytics:投稿後のインプレッションやブックマーク数を取ってきて、自動でレポート化

  • x-grok-search:世の中で自分のテーマが何て言われているかを、X全体に聞きにいく

発信の「企画→執筆→分析→ネタ収集」が、ぜんぶ同じ相棒の中で回ります。

note記事を書く(この記事もそうです)

  • note-writer:口調マニュアル・読みやすさチェックリスト・過去記事との被りチェックを内蔵した記事ライター

  • content-quality:文章の"AIっぽさ"を18項目で機械チェックする手順書

  • note-draft:書き上がった記事を、ブラウザ操作で note のエディタに自動で流し込んで下書き保存まで

面白いのが、AIに書かせた文章のAIっぽさを、AIに採点させて、AIに削らせていること(笑)。この記事も、まさにそのチェックを通してから出しています。

動画と画像

  • roughcut / video-edit:トーク動画のラフカット、無音カット、リテイク検出

  • subtitle:AI(Whisper)で文字起こしして字幕を自動で焼き込む

  • short-video:テーマを渡すと台本→画像→動画→テロップまで一気通貫

  • lovart:AIで画像・動画・音楽を生成

このあたりは「コードを書くAI」のイメージからいちばん遠い使い方だと思います。でも本質は同じで、「自分のやり方を教えて、手順を整えて、任せる」。それだけです。事業まわりだと、請求書PDFを作る invoice や、仕様書を作る spec-doc みたいな手順書もあります。もう"コードを書くツール"の域じゃないですよね(笑)。

5. 別人格にチェックさせる ── 3人の"検査専門スタッフ"

自分の環境には、本体の自分とは別に、独立した"チェック役"が3人います。Claude Codeでは、これを「サブエージェント」と呼びます。別室にいる専門担当を呼ぶイメージです。

なぜ本体と分けるのか。ここは仕組みの話なんですが、AIは、ひとつの会話の中だと"それまでの流れ"に引きずられます。自分が「これでいきましょう」と言ったコードや文章は、同じ会話の中だと「さっき良いと言ったものだから」と肯定方向に評価が傾く。人間が自分の書いたものを甘く見るのと、まったく同じことが起きるんです。だから、何の経緯も知らないまっさらな別スタッフを呼んで、「これ、配って大丈夫か100点満点で採点して」とやらせる。経緯を知らないぶん、忖度なしで「ここが危ない」と返ってくる。作る人と検品する人を分ける、という古典的なやり方が、AI相手でもちゃんと効きます。

この記事も、書き終わったあとに content-quality-reviewer に採点させてから出しています。書いた本人(の流れを引きずった自分)に採点させても、どうせ甘くなるので(笑)。

もうひとつ:別の会社のAIを呼んで、相談させる

チェック役の話をしたついでに、もう一段あります。実は自分は、Claude Codeの隣に、別の会社のAI(OpenAIのCodex)も常駐させています。詰まったときに、こいつに応援を頼めるようにしてあるんです。

使い所は、デバッグで堂々巡りになったとき。同じ会話の中で同じバグを何度も眺めていると、人間と同じで思い込みが入ってきます。そこで「いったんCodexに相談して」と一言投げると、相棒が会話の経緯を要約して別のAIに渡し、別のAIが「ここ怪しい」と返してきて、それを見たClaude側が「あ、そっちか」と気づく。隣の席の同僚にセカンドオピニオンを取りにいく、というのを、AI同士でやらせている形です。

面白いのが、たまにこの二人で意見が割れて、こっちが裁定役になることもあるところ。AI同士の議論を眺めながらミルクティーを飲んでる時間が、地味にいちばん未来っぽい瞬間かもしれません。

ところで、ちょっと裏設定的な話をすると、この2人、別の会社のAIなんですが、実は同じ「就業規則」と同じ「魂ファイル」を読みに来ています。1章で出てきたCLAUDE.mdと、2章で出てきた魂ファイルを、両方の名前で参照できる作りにしてあるんです。だから、どっちに話しかけても、自分との関係性や判断基準が揃った状態でスタートできる。「同じ会社の、別部署にいる、別大学出身の同僚」を二人雇っているような感覚です。これがあるおかげで、Codexに振った瞬間でも「kimuraの好み、もう知ってるな」という挙動になります。

6. 何と連携しているか ── 外部サービス5つ+プラグイン7つ

ここが「で、結局なにができるの?」の答えになる部分です。Claude Code単体だと、できるのはパソコンの中の作業まで。ただ、「MCP」という仕組みで外部サービスとつなぐと、できることが一気に広がります。MCP(エムシーピー)は、ざっくり言うと"AIと外部サービスをつなぐ共通プラグ"のこと。自分はいま5つつないでいます。

これに加えて、機能を足す「プラグイン」が7つ。記憶をwiki化して育てるもの(claude-obsidian)、別のAI(Codex)に応援を頼むもの(codex)、スマホ連携の土台になるもの(telegram)、画面デザインを強くするもの(frontend-design)などが入っています。

これが効くと、どういうことが起きるか。実際にこの前あったのが、「先週分のフォーム回答をスプレッドシートにまとめて、要点だけDiscordに流して」と一言投げたケース。すると相棒は、Googleフォームの回答を読み込んで → スプレッドシートに集計して → 要点をまとめて → Discordに投稿、までを一人で完結させました。3つの別々のサービスをまたいでいるのに、自分が出した指示は一言だけ。GASを書いていた頃なら、それぞれの連携を自分でコーディングしていた作業です。「サービスの境界をAIがまたいでくれる」のがMCPのいちばんの強さで、GASだけ触っていた頃には考えられなかった世界です。

💡 もし「まず一個だけ試したい」なら、Google Workspace連携(workspace-mcp)が一番おすすめです。GAS勢なら、効果がいちばん分かりやすいので。

7. 自律発火 ── 言わなくても、勝手に気を利かせる

新人教育のゴールって、最終的には「いちいち指示しなくても、気を利かせて動く」状態ですよね。自分の環境では、それを2章で出てきた「フック」(自動で走る仕掛け)でやっています。23本のうち、記憶以外のものを少し紹介します。

  • 自分がURLを貼ったり「保存して」と言うと、自動で知識ベースに取り込む仕掛け

  • 作業を終えると、デプロイし忘れがないか・デスクトップが散らかっていないかを自動でチェックする仕掛け

  • 長い作業を始めると、完了条件と進捗ログを相棒が勝手にセットアップしてくれる仕掛け(中身は次の節で詳しく)

失敗談:自律に振りすぎて、暴走しかけた

正直に言うと、最初は自律に振りすぎて、ちょっと怖いことになりました。ゴールを曖昧なまま(「いい感じになるまで」みたいに)走らせたら、AIが延々と細かい修正を繰り返して止まらなくなったんです。新人が「完璧にするまで提出するな」と言われて、永遠に提出してこないやつです(笑)。

それ以来、自律で走らせるときは必ず「○回試してダメなら止まれ」という上限をつけ、ゴールは「テストが通る」「ファイルができる」みたいに誰が見ても判定できる形で渡す、と決めました。"いい感じ"は人間にしか分からない言葉なんですよね。AIは止まりどきを言葉でしか判断できないので、止まる条件まで言葉にして渡す。これも、人に仕事を任せるときとまったく同じでした。

言葉で完了条件を渡す ── /goal と進捗HTMLログ

「上限を言葉で渡す」のは、ふんわりした概念ではなくて、ちゃんと専用の仕組みがあります。Claude Codeに /goal というコマンドがあって、作業を始めるときに「動くまで自律実行、ただしファイルが◯◯にできたら完了、最大15ターンで止まる」みたいに、ゴールと停止条件を1行で渡すだけ。あとは相棒が、自分で「もう終わったか?」を毎ターン自問しながら走ります。終わったら止まる。上限まで来たら止まる。これがあるおかげで、ゴールを曖昧にしたまま走らせて事故るパターンが、ほぼ消えました。

もうひとつ、地味に効いてるのが「進捗HTMLログ」を自動で作らせる仕掛けです。長い作業を投げると、相棒が1枚のHTMLページを用意して、ステップごとの進捗をそこに書き出していく。ブラウザで開きっぱなしにしておくと、10秒に1回そのページが勝手に更新されて、いま何をやっているかが見える。動画のレンダリングや大量データの処理など、待ち時間が読めない作業のときに、これが特に効きました。「相棒が裏で何やってるか分からない不安」を、相棒が自分で潰してくれる、という構造です。

正直、いちばん最初にこれを見たときは「自分の作業を、自分で実況中継してくれる新人がいる」と思って、ちょっと感動しました。

8. 安全 ── アクセル全開、でもブレーキは自分が握る

ここまで読むと、「全自動で走らせて、事故らないの?」という不安が出てくるはずです。正直、ここがいちばん大事なところなので、丁寧に話します。

正直に明かすと、自分はかなり振り切っています。1章で出てきた「確認なしで実行してよい」を本当に効かせるために、AIがファイルを触ったりコマンドを動かしたりするたびに出る「これ、実行していいですか?」という確認を、設定でほぼ全部オフにしています(auto mode という、自動で進めるモード)。毎回ポチポチ許可していたら、自動化している意味がないので。

でも、これって新人に会社の合鍵を全部渡しているようなものです。普通に考えたら怖い。だから自分は、そのぶん"絶対に勝手にやってはいけないこと"を、二段構えで止めています。

  • 一段目(設定で物理的に禁止):認証情報のファイル(パスワードや鍵)を読むこと、ディスクを初期化するような破壊的なコマンド。これは設定で36件きっちり禁止していて、頼まれても実行できないようにしてある

  • 二段目(就業規則で線引き):投稿・公開・削除みたいな"戻せない操作"は、自分が「投稿して」「公開して」とハッキリ言うまで実行しない。「いいね」「OK」みたいな曖昧な相槌では絶対に発射しない

なんでこんなに細かいかというと、過去に何度かヒヤッとしたからです。「うい」って軽く相槌を打っただけなのに、投稿の準備が走りかけた、みたいなことが何回かあって。人間の新人なら空気で察してくれるところを、AIは明文化しないと察してくれない。だから、アクセルは全開で踏ませる代わりに、ブレーキの位置だけは絶対にズラさない。この二段構えがあるから、安心して全部自動で任せられる。逆に言うと、ここを決めずに全自動にするのが、いちばん危ないと思っています。

もうひとつのルール:「忘れた」と「古びた」を区別させる

安全とは少し違うんですが、信頼まわりでもうひとつ決めているルールがあります。「過去に書いたルールが今回効かなかったとき、黙って別の手段に切り替えない」というものです。

これも、過去のヒヤリから生まれました。前にある手順が突然効かなくなって、相棒が黙って別のやり方で進めたことがありました。結果は出ました。ただ、こっちから見ると「あれ、ルール忘れた?頭悪くなった?」と見える。実態は「ルールがその時点で古びていて、相棒は最新解で動いていた」だけなのに、外見はまったく同じです。区別がつかない。

そこで「ルール通りに動こうとして効かなかったら、別の手段に切り替える前に、必ず一言『さっきの手順、今回効かなかったから別の方法でいく』と通知する」を就業規則に追加しました。理由はシンプルで、人間とAIの間では「ルールを忘れた」と「ルールが古びた」は外見がそっくりなので、通知1行があるかないかで両者を区別できるようにしておきたい、ということです。

これ、自動化を進めるほど効きます。何でも黙ってうまく回るほど、いざ何かが変わったときに「いつから何が変わったか」が見えなくなる。「黙って気を利かす」と「黙って気を利かして信頼を削る」の差は、たぶんこの一行の通知の有無でした。

💡 これからAIに作業を任せたい人へ。「公開・削除みたいな戻せない操作は、必ず一回止まれ」──この一行を就業規則に書いておくだけで、事故がかなり減ります。最優先でおすすめしたい一行です。

9. 手のひら ── スマホから呼べるAI秘書

これは最近やって、いちばんテンションが上がった仕込み。

Claude Codeは、普段はパソコンのターミナルの中にいます。つまりPCの前に座らないと話せない。でも、これをスマホのチャットアプリ(Telegram)とつないで、外からでも話しかけられるようにしました。AIスタッフに内線電話を引いた感じです。出先で「あのデータ、ちょっと調べといて」とスマホから送ると、家のPCにいる相棒が受け取って動いて、結果を返してくれる。

これが想像以上に良くて。今までPCの前でやっていた作業の、けっこうな割合が、寝転がってスマホ片手で回せるようになりました。たとえば移動中に「昨日のXの投稿、伸びてる?数字だけ教えて」と送れば、家のPCが分析して数字だけ返してくる。「PCのターミナルだと情報がいっぱい出てうるさいけど、チャットだと必要なことだけパッと送ってくれる」のが、自分には合っていたみたいです。気づいたら、机の前に座る時間が減りました。

とはいえ、これはまだ実験段階です。ずっと起動しっぱなしにすると、たまに"接続だけ切れて本人は生きている"ゾンビ状態になる。なので、定期的に生死を確認して自動で再起動する見張り役まで、別で動かしています。秘書を雇ったら、その秘書がちゃんと出社しているか見守る係まで必要になった、という感じ(笑)。手はかかりますが、「手のひらからAIスタッフを呼べる」体験は、一度知ると戻れません。

💡 ここは難易度がかなり高めなので、「へぇ、そんなこともできるんだ」くらいの温度で大丈夫です。

10. 結局、ひとり会社になった話

ここまで見てもらって、もう気づいているかもしれません。自分がやっていることは、だんだん「新人を1人育てる」話じゃなくなってきています。

就業規則を渡して、本業の手順書を整えて、発信や文章や動画それぞれに専門の手順書を作って、品質チェックは別人格の検査員に任せて、外部サービスとつないで、外からも呼べるようにして……これって要するに、ひとりで小さな会社を回している状態です。社長が自分ひとりで、社員が全員AI、みたいな会社。

実際、最近は自分の依頼を"単一の窓口"でいったん受けて、「これはGAS制作の係」「これは発信の係」「これは調査の係」と、適した担当に振り分ける、という社内の整理まで作りました。自分は思いついたことを一言投げるだけ。受けた側が「じゃあこれは制作に回しますね」と振り分けてくれる。完全に社長気分です(笑)。

面白いのが、こうやって"役割"を分けると、AIが急に賢く見えること。これも仕組みの話で、何でも屋に全部やらせると、AIは「あれもこれも」と気が散って、一つひとつの精度が落ちるんです。でも「お前はいま品質チェック担当だ」と役割を絞ると、その一点に集中して、人間が見落とすところまで指摘してくる。"何でもできる人"を一人置くより、"これだけは任せられる人"を何人か持っているほうが、結局うまく回る。AI相手でもそうなんだ、というのが、半年やってきていちばん面白い発見でした。

ここがいちばん伝えたいところなんですが──これ、GASじゃなくても全部同じです。やっていることは「AIに、自分の仕事のやり方を教え込む」だけ。だから自動化でも、文章書きでも、デザインでも、何にでも応用が効きます。自分はたまたまGASが好きだったから、入り口がGASだっただけ。入り口は何でもいい。

11. 自分の使い方そのものを、月イチで採点する

もうひとつ、外から見るとちょっと変なことをしている自覚があります。「自分のClaude Codeの使い方を、毎月セルフチェックする」という習慣です。

Claude Codeには、過去のセッションログを集計する仕掛けがあります。「先月、自分はどんなツールを何回使ったか」「どのスキルを呼んだか」「どこで詰まったか」を、機械的に数字で出せる。これを毎月1回、回しています。

回してみると、自分の死角がハッキリ見えます。たとえば、ある月は「2-4択の質問は必ずチップUIで聞く」という自分ルールを守れていたのが、全体のたった1.7%だけ、と判明しました。残り98%は、ふつうにテキストで「Aですか、Bですか?」と聞いていたわけです。完全に死文化していました。同じ月の集計で「過去メモを検索する仕掛け」も、直近50セッションで0回しか使っていない、と出ました。自分で書いたルールを、自分自身で守れていない。

ここまで数字で出ると、さすがに動きます。次の月から「2-4択を出しそうになったらUIに切り替える」を意識して、目標を5%以上に置きました。ルールを書いた瞬間は理想を語れても、半年後にそれが効いているかは別問題なので、月イチで自分の運用そのものを点検する、という形です。

もうひとつ、2章で出てきた「魂ファイル」の鮮度も、別の手順書(soul-grader)で毎月採点しています。"魂ファイル"がいまの自分とズレていないかを、定期的に診断する。AIに自分のことを覚えさせている以上、その記憶の鮮度も自分で見にいかないと、徐々にズレるんですよね。

正直、ここまで来ると、自分が相棒を運用しているのか、相棒に運用されているのか、よく分からなくなります(笑)。でも、これだけは言える。「ルールを書いたから安心」は、半年経つと幻想になります。書いたルールが今も効いているか、自分自身の使い方を月イチで第三者目線で見る癖。これが、半年で破綻しなかった裏側にあった、いちばん地味で、いちばん効いた仕掛けでした。

付録:自分が自作した手順書、全部出します

(ここは一覧なので、スキル名にそこまで興味がない人は、次の「さいごに」まで飛ばしてOKです)

「実際どんな手順書(スキル)を作ってるの?」とよく聞かれるので、ここで全部リストにします。Claude Codeに最初から入っている標準のものや、他の人が配っているスキルパックは外して、自分がゼロから作った"自作分"だけです。我ながら、よくこんなに作ったな、と(笑)。眺めるだけで「ああ、こういうのも作れるんだ」のヒントになれば。

GAS制作系

  • req-def ── 要件定義を質問ゼロ・推定で1ページに書ききる

  • gas-new ── GASプロジェクトの雛形作成+初回デプロイ

  • gas-loop ── 動くまで自律ループ(完走後そのまま健康診断)

  • gas-harness ── UIをローカルで爆速調整(clasp往復ゼロ)

  • gas-health-check ── 配布前の品質を6観点100点で採点

  • gas-dist ── 説明ページ同梱で配布パッケージ化

  • gas-clasp / gas-version / deploy ── clasp操作・バージョン保存・デプロイ検証

  • gas-workflow ── GASプロジェクト構成・appsscript.json・clasp関連トラブルの参照ノート

  • gas-intro-ep ── GAS入門シリーズ動画の新エピソード制作

X・発信系

  • x-post / x-article ── 自分の口調を仕込んだ投稿/記事ライター

  • x-analytics ── X+noteのパフォーマンス分析レポート

  • x-grok-search ── X全体に自然言語で聞く

  • x-bookmark-read ── ブックマークを一括で読み・要約・分類

  • x-article-read ── X長文記事を複数本まとめて読み込み・要点抽出

  • x-article-draft ── X記事エディタへ下書きを自動投入

  • x-video-frames ── X動画をフレーム展開して解析準備

note・文章系

  • note-writer ── 口調・読みやすさ・被りチェック内蔵の記事ライター

  • note-draft ── 書き上がった記事をnoteエディタへ自動投入

  • content-quality ── 文章のAIっぽさを18項目でチェック

動画・画像系

  • roughcut ── トーク動画のラフカット全自動

  • video-edit ── 部分カット・無音カットなど軽量・単発編集

  • subtitle ── AIで字幕を後付け・焼き込み

  • audio-mix ── BGMと声の音量バランスを自動調整

  • short-video ── ショート動画を台本から一気通貫で生成

  • webinar-shorts ── 長尺ウェビナー録画を縦型に切り抜き

  • explain-video ── 手書き風draw-on図解の動画

  • promo-video ── 告知・PR動画

  • yt-upload / yt-desc ── YouTube自動アップ・概要欄生成

  • webinar-html-slide-polish ── ウェビナーHTMLスライドの磨き込み

  • lovart ── 画像・動画・音楽の生成

  • x-grok-imagine ── Grok Imagine経由で動画/画像生成(X Premium枠で追加課金なし)

整理・運用・事業系

  • organize / deep-clean ── デスクトップの整理・深掘り整理

  • folder-pro / new-project / status ── フォルダ作成・新規プロジェクト雛形・状況確認

  • memo / memo-review / kb-add / kb-compile / sync-docs ── メモ・ナレッジ管理

  • invoice ── 請求書PDF生成

  • spec-doc ── 仕様書docx生成

  • dict ── IME辞書管理

  • wez-launcher ── 開発環境を一発起動するショートカット作成

  • review / ui-fix ── コードレビュー・UI修正

  • soul-grader ── 相棒の"魂ファイル"を採点

  • doubt-driven-development ── 非自明な主張・コードを出す前に「疑念」を強制発動する横断品質スキル

  • incident ── やらかし振り返りを構造化(4観点ポストモーテム+層別の再発防止策)

  • evolve / skill-feedback ── スキル自体の自己改善・フィードバック記録

こうやって並べると、もう"AIにコードを書かせるツール"じゃないですよね。自分の仕事まるごとの、作業手順書の束です。そして大事なのは、これ全部、困ったときに一個ずつ作ってきたものだということ。最初から設計図があったわけじゃありません。「またこの作業やってるな」と思ったら手順書にする、の繰り返しで、気づいたらこうなっていました。

さいごに ── いきなり全部は無理、という人へ

ここまで見て「規模がデカすぎて真似できない」と思った人、大丈夫です。冒頭にも書いたとおり、自分も半年前はまっさらでした。今あるものは、困るたびに一個ずつ足してきた積み重ねでしかありません。最初の一歩は、これだけでいい。

  • まず、CLAUDE.mdに「日本語で会話」「簡潔・直接的に」の2行を書く。これだけでも体験は変わります

  • 同じ説明を2回したら、その説明をCLAUDE.mdに書き足す。これを続けるだけで、就業規則が勝手に育ちます

  • 「公開・削除みたいな戻せない操作は、必ず一回止まれ」と書いておく。これがあると、地味に夜よく眠れます

完璧な環境を最初から用意する必要はありません。困ったら一個足す。同じミスをされたら一行足す。それを半年続けたら、ある日ふと、AIが"道具"じゃなくて"相棒"に見えてくる瞬間が来ます。自分にとっては、それがめちゃくちゃ面白い体験でした。

G-LABOについて

普段関わっているG-LABO(ジーラボ)は、Googleツールを学びたい人が集まる、日本一を目指すコミュニティです。kimuraと株式会社善が中心となって運営しています。

GAS・Workspace・AppSheet・Gemini・NotebookLMなどの最新情報共有、困ったときの相談、マウントなしの学習コミュニティとして、非営利・ボランティアで動いています。

日々の情報発信は公式LINE・公式X、コミュニティの全容は公式サイトから覗いてみてください。

kimuraのGAS部について

普段、自分が作った作品や試作品を、メンバーシップ「kimuraのGAS部」でリアルタイム共有しています。

開発の裏話、AI×自動化の実験、配布物の派生や更新情報など、雑多に出しています。GASや自動化、AI開発で遊びたい人向けです。

気になる人は、ぜひ覗いてみてください。

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