雑談が上手い人は、話がうまいんじゃなくて"聞くのがうまい"んだと思う
「あの人、雑談うまいな」と思う人が、職場に一人はいませんか?
私が思い浮かべるのは、前の職場の先輩です。
話すのが上手いわけじゃない。
面白いエピソードが特に多いわけでもない。
でも、その人と話し終わったあと、なぜか「いい時間だったな」と感じる。自分でも不思議でした。
しばらく観察して、気づいたことがあります。
その人、ほとんど自分の話をしていなかったんです。
よくある思い込み
「雑談が上手い=話題が豊富な人」
そういうイメージ、ありませんか。面白いエピソードをたくさん持っていて、場を和ませる話ができる人。
私はずっとそう思っていて、だから雑談が苦手でした。引き出しが少ないし、笑いも取れない。
「うまく話せない」ことを、雑談下手の理由だと思っていたんです。
でも、それは少し違ったのかもしれません。
見方が変わった瞬間
雑談が上手い人の話をよく聞いていると、
彼らは「相手が何を大事にしているのか」を自然に引き出している気がします。
たとえば
「何を大切にしているのか」
「何を正しいと思っているのか」
「何を求めているのか」
この3つが見えてくると、同じ仕事の依頼でも言葉の選び方が変わってくるんです。
自由を大切にしている人には裁量を、ルールを重んじる人には手順の明確さを
そういう調整が、自然とできるようになる。
調べてみると、Googleの「re:Work」にも面白いデータがありました。
成果につながる1on1に共通していたのは、
盛り上がることじゃなくて「相手に集中すること」「オープンな問いを使うこと」「能動的に聴くこと」だったそうです。
やっぱり、うまく話す技術より、うまく聞く姿勢の方が大事みたいです。
雑談が苦手だと感じている人の多くは、「次に何を話そう」と考えすぎているそうです。
相手への集中が、自分への意識に向いてしまっている。
だとしたら、私ができることはシンプルかもしれない。うまく話そうとするのを、少しだけやめてみること。
じゃあ、何をすればいいか
今、私が試しているのはたったひとつ。
相手が答え終わったあと、次の話題にすぐ移らない。
5秒だけ待ってみる。
すると不思議と、相手がもう一言、何かを足してくれることがあります。
会議の前の3分間。1on1の最初の5分。ランチを一緒にしたとき。私は最近、こんな問いをよく使っています。
「最近、どんなことに一番時間を使っていますか?」
仕事の話じゃなくてもいい。家族のことでも、趣味でも、寝不足でも。その一言から、相手の今の「優先順位」や「困りごと」が見えてくることがあります。
うまい質問を用意しなくていい。
相手に好奇心を持って、答えを急がず少し待つ。
それだけで、雑談は"話す場"から"知る場"に変わってくる気がしています。
最後に
雑談が上手い人は、面白い話ができる人じゃなくて、相手のことを知ろうとする人なのかもしれません。
そう思うと、少しだけ気が楽になりませんか?
私も、まず「5秒待つ」ことから始めてみています。
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