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職場のなぜシリーズ Day4なぜ指差呼称をするの?



職場では、

「指差呼称をしましょう。」

と言われることがあります。

設備の点検。

伝票の確認。

出荷前のチェック。

電源の確認。

さまざまな場面で行われています。

でも、

「見れば分かるのに。」

「心の中で確認すれば十分じゃない?」

そう思ったことはありませんか?

では、なぜ指差呼称をするのでしょうか。



理由① 「見たつもり」を防ぐため

人は、

「ちゃんと見た。」

と思っていても、

実際には見落としていることがあります。

例えば、

商品番号。

棚番号。

伝票の数量。

似たような数字や文字は、

思い込みで読んでしまうことがあります。

これを

「見たつもり」

と言います。

指を差し、

声に出して確認することで、

目だけでなく、

指と耳も使って確認できます。

その結果、

見落としを減らすことができます。



理由② 集中力を高めるため

毎日同じ作業をしていると、

人は慣れてきます。

慣れること自体は悪いことではありません。

しかし、

慣れは

「確認を省略する」

ことにつながる場合があります。

指差呼称は、

「今、この確認をしている。」

と自分の意識を切り替える行動でもあります。

確認する対象に集中できるため、

ミスを防ぎやすくなります。



理由③ 周りにも確認していることが伝わるから

指差呼称は、

自分のためだけではありません。

周りの人にも、

「今、この確認をしています。」

ということが伝わります。

ダブルチェックがしやすくなり、

異変にも気づきやすくなります。

職場では、

一人で完璧になることよりも、

チームでミスを防ぐことが大切です。



「確認した」と「確認できた」は違う

仕事では、

「確認しました。」

という言葉をよく聞きます。

でも、

本当に確認できているでしょうか。

心の中だけの確認は、

思い込みが入りやすくなります。

一方、

指を差し、

声に出して確認すると、

自然と確認の精度が上がります。

だから、

指差呼称は形だけの動作ではありません。

確認の質を高めるための方法なのです。



私が現場で感じること

改善活動では、

「確認したのに間違えました。」

という話を聞くことがあります。

よく見てみると、

確認したつもりになっていただけで、

実際には見落としていたケースが少なくありません。

逆に、

指差呼称を習慣にしている職場では、

出荷ミスや確認漏れが減る傾向があります。

ほんの数秒の確認が、

大きなトラブルを防いでくれるのです。



今日の「なぜ」

指差呼称は、

ルールだからするのではありません。

「見たつもり」を防ぐため。

確認の精度を高めるため。

チーム全体でミスを防ぐため。

そして、

安心して働ける職場をつくるためです。

理由を知れば、

指差呼称は面倒な作業ではなく、

自分と仲間を守るための確認方法であることが分かります。




次回予告

なぜヒヤリ・ハットを書くの?

事故が起きてからでは遅い。

では、事故が起きる前にできることとは何でしょうか。

次回も、職場にある「なぜ?」を一緒に考えていきましょう。

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