写真が届けてくれたもの
noteを書いていると、
芋づる式に色んなことを思い出します。
今回は、写真繋がりで
私が相談員をしていた頃の思い出話をひとつ。
私は元々写真が好きなんだと思います。
周囲の人の表情やその時の空気感、景色など、
気になったものは自然と写真に残していました。
介護士時代は仕事で携帯を持つこともなく、
写真を撮る余裕なんてほとんどありませんでした。
相談員になり、介護士時代とは違う立場に立ったとき、
自然と普段の様子や行事に参加し笑顔になる利用者さんの表情を
写真に収めるようになりました。
皆さん、カメラを向けると緊張した表情になるので、
不意を狙って、こっそりと写真を撮ります。
お花見に行き、桜を見上げる表情。
机に向かって、書き物をしたり、作品を作ったりと、真剣に作業する表情。
夏祭りで射的に挑戦し、当たらず悔しがる表情。
プリントアウトし、皆さんと一緒に写真を見返すと
「恥ずかしい・・・」
と言いながらも、嬉しそうに写真を眺めている姿を見ると、
「やっぱり写真ていいな」
と思いますよね♪
利用者さんの自然な表情を撮るのが私の密かな楽しみでした(笑)
最初は単純に思い出として撮っていました。
けれど、写真を撮るうちに、別の気持ちも生まれてきました。
ご家族が見られない施設での日常を、少しでも届けたい。
離れて暮らすご家族にも、
「今日はこんな表情で笑っていましたよ」
と伝えたい。
そんな気持ちで写真を撮ることが増えていったんです。
遠方のご家族へ近況報告として写真を同封したことがありました。
すると
「母はこんな楽しそうに過ごせているんですね」
「遠方で中々顔を見に行く事が出来ないですが、写真を見て安心しました」
そんなお言葉をいただきました。
ある日、亡くなった利用者さんのご家族に、
私が撮りためていた写真をお渡ししました。
後日、ご家族から連絡がありました。
「母の遺影に使わせてもらいました」
正直、胸がドキッとしました。
写真がお役に立てたことは嬉しい。
けれど同時に、
ご家族の手元には、若い頃の写真は沢山あっても、
施設で過ごした最後の数年の写真はほとんど残っていなかったのかもしれない。
そう思うと、なんとも言えない気持ちになりました。
ご家族が近くで寄り添えない時間も、
利用者さんの人生は進んでいます。
笑った日も、
悔しがった日も、
誰かと話して笑顔になった日も、
そのすべてが大切な人生の時間です。
そんな人生の一場面を写真で切り取り、
ご家族へ届けられる。
やっぱり写真て素晴らしいなと思います。
だから今でも写真を撮るのが好きです。
記念のためだけではなく、
誰かの大切な時間を残すために。
利用者さんの笑顔も、
ご家族に見せたい何気ない表情も、
これからも写真に残していきたいと思います。
私の携帯は容量不足で悲鳴を上げていますけどね(笑)
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最後まで読んでいただいて、ありがとうございました🌷
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毎日バタバタしながら生きていますが、これからも「ちょっと笑えて、気持ちが軽くなる」ような記事を書いていけたらと思っています。
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