30年ぶりくらいに3DOでDの食卓をプレイしたら凄く楽しかったんだぜ‼︎
つい先日、noteのネタ探しついでに、我が家の物置にあるゲーム収納コンテナを漁ってたら...見つけちゃったんです。 3DOのゲームソフト達(&3DO本体)を!
ちなみに3DOは「スリーディーオー」と呼びます。今となっては懐かしい「マルチメディア」という言葉。3DOは家庭用ゲーム機という範疇を超えたマルチメディア端末として、1994年に松下電器(現パナソニック)から発売されました。
3DOは翌年に発売されたセガサターンや初代プレイステーションの陰に隠れてしまった非運のハードでした。でも、性能は結構高くて、個人的には 『スーパーストリートファイターⅡX』 が真っ先に家庭で遊べるアドバンテージに、猛烈に魅力を感じていたのを覚えています。
短命に終わった3DOですが、もちろん魅力的なゲームが多数リリースされています。先に挙げたスパⅡXもそうですし、『ポリスノーツ』も一番早く移植されました。ちょっとマイナーなんですが、山村美紗や西村京太郎の実写推理アドベンチャーも良かったですし、後の『バイオハザード』に多大な影響を与えた『アローン・イン・ザ・ダーク』も遊べました。傾向として、ビジュアルで感性に訴えるアドベンチャーゲームに強いイメージがあります。
伝説のインタラクティブムービー『Dの食卓』
そして3DOといえば、絶対に忘れちゃいけないのが 『Dの食卓』 なんですね。
当時、新進気鋭だった「インタラクティブムービー」というジャンル。最先端のポリゴンを駆使したCG映像に、コントローラを通じてプレイヤーが干渉できるという、これまでにない新しい体験がそこにありました。
ちなみに『Dの食卓』の「D」が指すものは、日本でも吸血鬼として有名なドラキュラ(Dracula)伝承が深く関わっています。また、「食卓」という言葉が想起させる禁忌的な行為(カニバリズム)も表現されていて、ストーリーはかなり骨太なサイコスリラーとなっています。
30年ぶりの起動、そして衝撃
何せ30年以上も前の作品ですから、「今プレイしたら、さすがに遊ぶに堪えないよな...」 なんて思いながら3DOを起動(奇跡的にまだちゃんと動きました!)。
……結果。 ごめんなさい!めちゃくちゃのめり込んでしまいました(驚)。
このクオリティの映像が30年以上も前にできていたなんて、本当に凄いの一言に尽きます。もちろん今のゲームに比べればポリゴンは荒めだし、ムービーのざらつきも感じますが、映像の見せ方がとにかく巧みでハイセンス。音の使い方もしっかりとサイコスリラーな恐怖を増幅させていて、当時のあの没入感がはっきりと脳裏に蘇りました。
シーンを移動するときの「歩く速度」が遅いのは凄く気になりましたが、「いや待てよ、迷い込んだ暗い古城の中を探索する時って、普通はこんな感じで慎重に行動するはずだよな」 とポジティブに脳内変換!
本作には「2時間の時間制限」があって、途中でセーブやポーズができない仕様なので、余計にこの移動の緩慢さにハラハラしてストレスを感じるのかもしれません。でも、きっとそれすらも計算高く意図されたものだと思うのです。
稀代のクリエイター・飯野賢治さんという存在
『Dの食卓』は、そのクリエイターでもある 飯野賢治さん にスポットライトが当たるトリガーでもありました。
3DOでは飯野さんの会社である「ワープ」の作品がたくさんリリースされています。落ちものパズルの『フロポン君』とか、突き抜けたバカゲーの『おやじハンター麻雀』とか……今思い出しても大好きです。
あの時代、圧倒的な存在感を放ち、僕たちをワクワクさせてくれた飯野賢治さん。いつかまた近いうちに、生み出す映像と音楽が突き抜けてハイセンスで、破天荒で歯に衣着せぬ言動が魅力的だった飯野さんの作品について、じっくりと思い出を綴ってみようと思います。
