経験が浅いから、ベテランに勝てない
知識が凝り固まる前に、本物を学べる
トレーナー歴1〜2年目の人が古参のトレーナーに勝てる、という話がよく出てきます。素直さと貪欲さが武器になる、というものです。
この方向性には共感しています。古参のトレーナーがプライドと成功体験によって成長を止めてしまうのは、現場でもよく見る話です。
ただ私は、勝てる理由がもう少し具体的にあると思っていて。
成功体験が、視野を狭める
これは古参トレーナーに限った話ではありません。
長年の実績を持つ理学療法士、作業療法士、医師——国家資格を持つ専門家ほど、自分が学んできたことを最上のものと信じて疑わない傾向があります。エビデンスや臨床という言葉を盾に身体について語るけれど、運動動作を水平を基準にして考えるという視点をそもそも持っていない。だから学ぼうとしない。
知識があることと、正しい基準を持っていることは、別の話なんです。
まだ凝り固まっていない、今が一番伸びる
トレーナー歴1〜2年目はまだ、変な常識に毒されていません。
身体を基準にした筋肉主導主義に染まりきる前に、水平を基準にした本物の身体操作を学べる。これが私の考える本当の勝ち筋です。
「お客様が定着しない」「結果が出ない」という今の試行錯誤は、まだ何にでもなれる状態にある証拠でもあります。正しいものを素直に取り入れられる今のうちに、基準ごと作り直していく。
古参が積み上げた年数より、基準を持った1〜2年の方が、長く戦えると思っています。
