うあわの原理― 響きと数が宇宙を形づくったという視点 ―
私たちは普段、
「世界は物質でできている」
「目に見えるものが現実である」
そんな前提の中で生きています。
しかし、古代の叡智や日本のコトタマ学では、
まったく逆の視点が語られてきました。
宇宙は、最初から形ではなかった。
宇宙は、まず“響き”として存在していた。
それは音であり、振動であり、意志であり、
まだ意味にも言葉にもならない、
純粋な「在る」という状態でした。
響きとは何か
響きとは、単なる音波ではありません。
それは「存在が存在であろうとする震え」です。
何もないように見える空間にも、
実は常に微細な振動があります。
完全な静止は存在せず、
そこには必ず“揺らぎ”があります。
この揺らぎこそが、
宇宙の始まりであり、
生命の芽生えであり、
意識の目覚めです。
コトタマ学では、
この最初の揺らぎを
意味になる前の音=根源音
として捉えます。
音が先、数はあと
響きが生まれ、
やがてその響きが繰り返され、
一定のリズムを持ち始めたとき、
そこに「数」が生まれました。
数は、響きを抑え込むものではありません。
数は、響きを保ち、続け、循環させるための器です。
たとえば音楽を考えてみましょう!
音そのものは自由で流動的ですが、
拍子や小節という数の枠があることで、
音楽として成立します。
人生も同じです。
• 音(響き)=魂・感情・衝動・直感
• 数(構造)=人生のテーマ・周期・
役割
この二つが重なったところに、
私たち一人ひとりの人生が現れています。
なぜ現代人は「響き」を忘れたのか
現代社会では、
測れるもの・証明できるものが重視され、
感じるもの・響くものは後回しにされてきました。
しかし、身体や心の不調、
人間関係の違和感、
生きづらさの多くは、
響きを無視した結果とも言えます。
本来、人は響きを感じ、数で理解し、
その両方を使って生きる存在なのです。
