第13話「新章開幕・星の海へ!12の光跡と『システム・ブレイク』の輝き!」

黄金の輝きを放つ『数秘の箱舟(アーク)』は、青き地球を背にして、星々が煌めく漆黒の宇宙空間へとその船体を進めていた。
「わぁぁっ……! すっごく綺麗! 星が宝石みたいにいっぱいあるよ!」
ココ(No.5)が展望デッキの窓にへばりつき、目を輝かせている。
「ココ、はしゃぎすぎです。無重力制御は完璧ですが、いつ敵の急襲があるか分かりません。気を引き締めてください」
シホ(No.4)が腕を組みながら冷静に注意するが、その目も少しだけ窓の外の壮大な景色に見とれていた。
「みんな、リラックス、リラックス〜。宇宙はひろーいんだから、私の愛で全部ハグしてあげるミミ💖」
ミミ(No.33)がニコニコと宙に浮きながら、両手を広げてクルクルと回っている。
12人の戦士が揃った箱舟の艦内は、これまでにないほどの安心感と、とてつもないエネルギーの共鳴(波長)に満ち溢れていた。
しかし、その和やかな空気を、情報分析のナナ(No.7)の鋭い声が切り裂いた。
「前方より高エネルギー反応! これは……火星(アレス)の艦隊よ! しかも……様子がおかしいわ!」
メインモニターに映し出されたのは、赤銅色に輝く火星の戦闘艦隊。だが、その船体は無残にもドクロの幾何学模様――『ネクロ・コード』の黒いバグに浸食され、無機質なサイバーゾンビ艦隊へと変貌していたのだ。
「火星の軍隊まで、あの黒いバグに操られてるってわけ!? 本当に宇宙規模の大迷惑ね!」
ヤエ(No.8)が拳をバキバキと鳴らし、好戦的な笑みを浮かべる。
「イチカ! 敵艦隊、主砲のチャージを開始しています! 迎撃を!」
ニナ(No.2)が慈愛の盾を展開する準備に入る。
「よしっ! みんな、行くよ! 私たち12人の本当の力、見せてやろう!!」
イチカ(No.1)が両拳に爆発的な炎を宿し、甲板へと飛び出した。
「マスタービルダーの特製カタパルト、開けちゃうよ!」
フフ(No.22)が操縦桿を押し込むと、箱舟の前面装甲がスライドし、宇宙空間へと繋がる光の道が形成された。
「いくわよ! 『ナンバーズ・ソウル・共鳴(レゾナンス)』!!」
イチカを先頭に、12人の戦士たちが次々と宇宙空間へ飛び出す。
その瞬間、彼女たちの背後にそれぞれ異なる光の数字が浮かび上がり、光の帯となって一つに結びついた。
1から33までの数字が繋がった時、宇宙空間に巨大な「無限(∞)」のオーラが描き出される。
「これが、12の力が揃った時に起きる奇跡……!」
予言のイイ(No.11)が祈るように手を組む。
「『システム・ブレイク(真理の解放)』!!」
イチカの炎、ニナの盾、サニーの光、シホの結界……すべての力が完全に調和(レゾナンス)し、一本の巨大な虹色の極太ビームとなって、ネクロ・コードに操られた火星艦隊へと放たれた。

ズドォォォォォォォォン!!!💥💥💥
それは「破壊」ではなく、宇宙の真理をもたらす「超浄化」の光だった。
虹色の光に包まれた火星の戦艦たちは、黒いバグだけを綺麗に洗い流され、機能停止して静かに宇宙空間を漂い始めた。
「す、すごい……! 一撃で敵の艦隊を無力化(浄化)しちゃった!」
イチカが自分の手を見て驚嘆する。
「これが私たちの、12人の絆の力よ!」
ムツミ(No.6)とコノミ(No.9)が、微笑み合いながら頷いた。
しかし、歓喜に沸く箱舟のレーダーに、ナナが再び青ざめた表情で警告を発した。
「ま、待って……! 浄化された火星艦隊の後ろから、信じられない質量のエネルギーが近づいてくる……! な、何なのよあれ……!?」
モニターの奥、星々の光を飲み込むような巨大な漆黒の歪みの中から、禍々しい「13」と「14」の数字を刻印された、二つの巨大な影がゆっくりと姿を現そうとしていた――。
(第14話へ続く!)
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