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ニュー・シンガーを迎えたTHE UNCROWNEDの待望の新作「RUN THROUGH THE NIGHT」が秀逸な出来栄えです!

皆さん、こんにちは。元BURRN!/BURRN! ONLINEの藤木です。

昨年12月に会社に辞意を伝え、年末にBURRN! ONLINEの担当から外れて、今年2月に正式に退社してから(年明け以降は有休消化でほぼ遊んでましたが)、ずっとBURRN! ONLINE時代のコラム「藤木昌生の密かな楽しみ」の続きをどこかでやりたいと思っていたんですが、ようやく始めることができました。

別に、忙しくしていたわけじゃないんですよ。のんびり過ごしていました。のんびり過ごしたいじゃないですか。まあ、常に忙しくしていたいタイプの人もいるでしょうけど、自分はそうじゃないし、基本的に怠けたい人間なので(笑)。

でも、あのTHE UNCROWNEDがニュー・シンガーを迎えた新体制で10月22日に新作「RUN THROUGH THE NIGHT」をリリースすると聞いて、これはコラムの続きを始める絶好の機会だ、これを逃したらまた半年とか1年とか何もやらずに過ごしてしまいそうだ、と思ったので、こうしてnoteをスタートさせることにしたわけです。その時点では、その新作がどんな内容になっているのか判らなかったけど…。

THE UNCROWNED「RUN THROUGH THE NIGHT」
2025年10月22日発売
<収録曲>
01. LIGHTNING
02. GATE
03. DREAM CHASER
04. ETERNALLY
05. RUN THROUGH THE NIGHT
06. UNKNOWN ROAD
07. FLY HIGH
08. CROSS-OVER
09. REGRET

で、実際にこの新作を音をもらって聴いてみたところ、予想以上に良いアルバムで嬉しかった! まあ、TAKESHIが作曲&アレンジをやっている以上、そうそう冴えない作品になるはずがないんだけどね。「北欧メロディック・メタルと90年代ビーイング系のハイブリッド」というTHE UNCROWNEDの麗しきスタイルは健在! ただ、今回はもちろん、ファンの皆さんはご存知のとおり、3年前にオリジナル・シンガーのSHALという唯一無二の存在を失って、その後任シンガーを迎えた初めての作品ということで、不安を抱かなかった人はいなかったと思う。

SHALの後を継いだニュー・シンガーはinoyui。2024年1月に行なわれた、SHALの誕生日に絡めたTHE UNCROWNEDのイベントでゲスト・シンガーを務めた3人のうちの1人です。(詳しくはこちらを参照) そのイベントで初めて見たinoyuiは、何となく元気でキャピキャピした印象だったので(ライヴハウスの音響でシンガーの細かい性質を把握するには限界がありますよね)、この人がTAKESHIの曲をスタジオで歌ったらどうなるんだろう?という不安も少しありましたが、仕上がった新作を聴いてみたら、全然OKじゃないすか! いや~、いいシンガーに加入してもらえて良かった。そのあたりのTAKESHIのセンスも間違いないなと。

もちろん、SHALとは歌の感触は違いますよ。そもそもSHALのような歌声のシンガーは滅多にいるもんじゃないし、それに近い代替品を探すことがどうなのか?という問題もある。だから、SHALとは感触の違うシンガーだけど、TAKESHIの曲を素晴らしい歌唱でしっかり歌い上げてくれるシンガーがいるのなら、それでいいんじゃないでしょうか。新生THE UNCROWNEDはこれだと。

新作のオープニングを飾るLIGHTNINGは、疾走感のあるシンプルなメタル・ナンバーで、デビュー・アルバム「REVIVE」(2016年)の1曲目”SHIVER”を初めて聴いた時の衝撃が蘇る。もししたら、Takeshiもそういうことを意識していたのかもしれない。みんなの大好きなあのTHE UNCROWNEDが戻ってきたよ、みたいな表明だったのかも…。

前作「STOPOVER」(2024年)は未発表音源を中心とした企画アルバムだったので、純粋な新作としては2nd「WITNESS」(2022年)以来となる今回の「RUN THROUGH THE NIGHT」。「WITNESS」に関しては、リリース当時にコラムで「デビュー・アルバムとは少し方向性が違うし、それを期待して聴くと戸惑うかも」みたいなことを書きました。もちろん、「WITNESS」はSHALが命を削りながら作り上げたアルバムだし、あの作品を軽んじるわけでは決してないんだけど、純粋に音楽的な部分での好みで言えば、僕のような単細胞クサメタラーにとっては、ああいうシャレた転調とかハイセンスなヒネリとかが障害になって、曲がすんなり身体に入って来ない部分もあったりするんですよね~(笑)。曲を何度も聴いて、身体に馴染ませていかなきゃいけない、みたいな。

でも、今回の新作は、明らかにデビュー・アルバムの路線に近い。判りやすくて、ノリが良くて(ノリが分断されることがなく)、哀愁を帯びたキャッチーなメロディが満載でね。一方で、THE UNCROWNEDにしては珍しいタイプの”UNKNOWN ROAD”みたいな曲もあって、個人的にはTALISMANを思い出す部分もあったし、サビは良い意味で昨今のアイドル曲みたいなポップ・フィーリングがある。また、”FLY HIGH”はinoyuiの声の表情がとても魅力的で、前述の「元気でキャピキャピ」の印象とはかけ離れたアダルトな歌声を聴かせてくれる。具体的にあれこれ書いちゃうとネタバレになってつまんないと思うので、これくらいにしておきましょう。

とにかく、今回の新作は僕の予想を大きく上回るアルバムだし、これまで彼らの音楽をフォローしてきたファンはもちろんのこと、THE UNCROWNEDのことをよく知らないリスナーでも、哀愁たっぷりのキャッチーなメロディック・メタルが好きなら、是非聴いてみてもらいたい作品です。


というわけで、初めてのnoteを書いてみましたが、まだ要領が今ひとつ掴めていないので、これからも他の方々のnote記事を参考にしながら、上手いこと書いていければと思っております。BURRN! ONLINE時代のコラムと同様、投稿は不定期で、ネタを思いついた時に書く、という感じになると思いますが、今後ともよろしくお願いします。

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