【新体制特集①】アシスタントコーチ、🏴アーロン・ダンクスの素顔
――以下翻訳(FCバイエルン公式サイトより)
FCバイエルンのコーチ陣を紹介するこのシリーズでは、ヴァンサン・コンパニ監督を支えるスタッフたちを数日間に渡ってクローズアップしていく。まずは今夏、ミドルズブラFCからバイエルンに移籍したアーロン・ダンクスから。その他の特集はこちら:

FCバイエルンのプレシーズンが本格的に始動する前に、アーロン・ダンクスには、向き合わなければならない辛い出来事があった。それは、ミュンヘンから北に500キロも離れた場所で起きたことだった。イングランド人の彼は、同胞たちが欧州選手権の決勝で敗れたことにショックを受けていたのだ。決勝でスペインと戦ったフィル・フォーデンやブカヨ・サカらは、かつてダンクスがFA(イングランドサッカー協会)で働いていた頃に面倒を見た選手たちだった。「ここ数年、そこ(FA)での成果や若い選手たちの育成は、目を見張るものがある。彼らがこれほど高いレベルでプレーしているのを見れるのは素晴らしいことだね」と、ダンクスは語る。
ダンクス:「開幕が待ちきれない」
しかし今後、このコーチの関心はバイエルンに向かうことになる。7月から加入した、ヴァンサン・コンパニ監督のコーチ陣での新たな役割について、ダンクスは「開幕が待ちきれない」と言う。彼とコンパニは以前、RSCアンデルレヒトで一緒に働いていた。コンタクトが途切れたことはないという。「お互いに意見交換したり、試合についてたくさん話したよ」とダンクスは明かす。「彼とまた一緒に働けるのを楽しみにしているんだ。」

バーミンガム生まれの41歳、アーロン・ダンクスはサラブレッドのコーチだ。彼の上司となるヴァンサン・コンパニ監督は、彼を「イングランドで最も才覚のあるコーチの一人」と称えているほどである。ダンクスがコーチを始めたのは、15歳の時だった。彼自身、選手としてはアマチュアレベルでしか活躍できなかったものの、コーチとしては出世を続けた。バーミンガム・シティとウェストブロム・アルビオンのユース部門で12年間働いた後、UEFAプロライセンスを活かし、2016年夏にFA(イングランドサッカー協会)に活躍の場を移した。そこでダンクスは、U-20とU-21のイングランド代表チームでアシスタントコーチやスポーツコーディネーターを務めた。その後、アンデルレヒトで短期間だが修行を積み、アストン・ヴィラ(2021/22シーズン)やミドルスブラFC(2022-2024年)で、アシスタントコーチとしてトップチームの試合を経験。プレミアリーグでは、アストン・ヴィラ時代にスティーブン・ジェラード監督(当時)の解任に伴い、暫定監督として2度タッチラインに立ったこともある。
見つめる先は、地平線の向こう
しかし、彼の関心はサッカーだけに留まることはなかった。バスケットボールのスーパースター選手、ステファン・カリーのトレーニングも見学した。「彼らのトレーニング法や仕事術を学ばせてもらったんだ。素晴らしい経験だったよ。現地のスタッフは素晴らしかったし、彼らから多くのことを学べたね」。他のスポーツを観察することで、本質を見極める目が養われたという。「戦術的なことや技術的なことは抜きにして、コーチングに集中するんだ。監督は如何にして選手たちのベストを引き出すか、ということさ。」

FCバイエルンでは、ダンクスは主に日々のトレーニング計画を担当し、選手たちと毎日ピッチに立つことになる。コンパニ監督の他にも、このイングランド人にとっては、もう一人、昔からの知人と顔を合わせることになる。そう思うと、ダンクスの顔に笑みがこぼれる。「ジャマルにまた会えるのを、本当に楽しみにしているんだ。非常に才能豊かな選手であり、愛嬌のある人さ」。バイエルンのプロ選手であるムシアラは、ダンクスがアシスタントコーチを務めていた時に、U-21イングランド代表でデビューを飾った。だが後に、ムシアラはドイツ代表としてプレーすることを選択した。とはいえ、アーロン・ダンクスにとっては問題なかった。「こういう時には、自分の心に従うものさ。彼は正しい決断をしたと思うよ。」
FCバイエルンの歴史に続きを
ダンクスは今、ムシアラや他のチームメイトと壮大な計画を立てている。FCバイエルン・ミュージアムを訪れたアシスタントコーチは、新たな職場の歴史を知ることができたようだ。「この偉大な歴史の一部になれるのは、エキサイティングなこと。私たちは今、次なる時代を築き、選手たちが歴史を記すのを支えていきたいと思っているんだ」とアーロン・ダンクスは語る。
▼元記事
Serie: Aaron Danks | Trainerteam des FC Bayern im Porträt
