大波乱の最終回!松山市の「みんなで考える新たな施設ワークショップ」
坊ちゃん団子とみかんの王国、愛媛県松山市からこんばんは。
2025年4月12日松山市が主催する「みんなで考える新たな施設ワークショップ」、4回目で最終回となった今回、、、予想通り冒頭から大荒れでございましたので記憶が薄れないうちに書き留めておきたいという記事です。
このワークショップは、新駅舎ができて半年経ったJR松山駅の周辺、西側にある「車両基地跡地」の市が持っているスペースに、どんな施設を作りたい!?
ってことをみんなで考えようよ!
というもので、松山市のHPなどで応募が始まり30名ほどが選ばれ開催されたものです。
そもそも今回、松山市の主催するワークショップ(以後WS)にどうして参加することになったか!?
というと、昨年の12月に遡ります。
私たちのこれまでの経緯はこちら💁♀️↓
もともと車両基地跡地には、ホールが盛り込まれた基本構想がありました。現在の松山市民会館は築60年、そろそろおニューのホールに建て替えを検討すべき時期です。ちなみに今の場所にそのまま建て替えはできません(史跡のため)。
また、松山市は、人口50万人という規模にもかかわらず、コンサートホールが少ない(松山市は3施設5ホールが市民会館閉館すると2施設3ホールになってしまう、一方高松は5施設8ホールあり、さらにアリーナもある)ということも以前の記事で述べたとおり。
ところが昨年9月の野志市長の臨時会見で、自身の思いとして
「車両基地跡地には5000席のアリーナと100席程度の小ホール」と発言、そこから松山市の方針は大きく方向転換していきました。
その動きに危機感を持ったのが文化団体です。
私たちもこの、松山コンサートホールを作る会を立ち上げ、
「アリーナではクラシックのコンサートは難しいこと」
「松山市は他の中核市と比べていかに音楽ホールが少ないか」
「他市の文化振興の取り組み」
などまとめ、すぐに要望書を出しました。
要望書はHPで公開してます。
https://concerthall-in-matsuyama.jimdosite.com/
この要望書を出す前の松山市職員との意見交換の場で、
「こうしたご意見をぜひ、WSでお聞かせください!」
ということでお誘いいただいたのがこの、WSなのです。
このWSは、松山市のHPで応募が始まりました。そして第二回までの様子はHPにアップされています。
松山市のHP

これを見ると、どんな施設が欲しいかみんなで話し合おうという会だと思いますよね??
ところが蓋を開けてみると第一回目から、どうもアリーナありきの進め方なんです。
ここでやりたいことを考えよう、ということで大きな紙に、アリーナでやりたいこと、ホールでやりたいことを書いていくんですが、配布資料にアリーナは大きく載ってますがホールは100席規模想定。
こうした進め方に、参加者から「アリーナありきじゃないか!」「市民の声を聞いてアリーナ作ったというアリバイ作りじゃないか」といった厳しい意見も。
第二回目では少し方向転換して、グループ分けをすることに。アリーナ、ホール、その他に分かれて協議しようということになったけど、アリーナのテーブルは誰も座らず、ホールとその他について話し合われたらしいです。
第三回目では、みんなが気持ちよく使えるためのルール作り、ということで、指定管理者か!?というくらいみんな真剣に、営業時間や休館日、ルール、細かいところまで話し合ったんですよ。白熱してました。
そして迎えた第四回。最終回です。
このWS参加した当日の感想がこちらの動画。
この回、本当に波乱の幕開けでした。
というのも、本来今回のWSのテーマは
「観る人、使う人、訪れる人・・・人と人、人とエリアがつながる広域交流拠点の将来像とは?」
だったんですよ。
なので、まぁ、これまでの流れを考えると、ほとんどの方が文化施設やホールで、どんなイベントをすれば盛り上がるかなどなど考える場だったはずです。
ところが冒頭の挨拶で(みんな報道などでわかっちゃいたんですが)
「3月17日に開催された松山市の車両基地跡地の有識者による検討会で、この車両基地跡地には、アリーナを作る方向になったので、今日はアリーナでのイベント、こんなことやったら人が集まりそうだな、ということを考えてください!」
と言われたのです。
「え、、!?アリーナでのイベントについて考えるの?」
空気が凍りつきました。
そりゃそうです、こうして熱心にWSに集まってるのは、駅前が従来の基本構想から大きく方向転換し、アリーナになりそうなとことに危機感持ってる人たちが「なんとかしなきゃ!」と思って参加してるんですから!
当日配布された資料に
「市民会館の代替施設については、別途検討」
と書いてあり、具体的に検討する会がいつ立ち上がるのか?質問しても市の職員から明確な答えはありません。そりゃそうです、まだなんにも決まってないんですから。
10年前に松山市により策定された基本構想ではホールが盛り込んであったのに、基本計画の今の段階でいきなりアリーナとなった、これだけ大きな方向転換を丁寧な質問なしで、しかも参加者にそのような内容となったこと、予告メールもできたのにそれもせず、当日会場でしれっと、謝罪もなく説明するのはいかがなものか!?
言葉を失う参加者の沈黙を破って発言されたのが、
劇団UZの伊豆野さんでした。
せめて市民会館の代わりとなる施設に関する検討会の立ち上げの、ざっくりとしたスケジュール教えてほしい
ということや、
基本構想から大きく方向転換した基本計画となることにもう少し丁寧な説明を
と言った発言をされ、松山市職員の方が「現時点で何も具体的なことは言えない」という回答。
その後も参加者が思い思いに発言し、だんだんとヒートアップ。
それだけ、みんな熱い思いを持ってここに集まってきています。忙しい中、時間作って、誰からもお給料もらわずにやってます。
気がつけば2時間半のWSの1時間は軽く経過。
結局後半の時間を使って、
1.「今思うこと、この場で伝えておきたいこと」
2.「車両基地跡地のアリーナに期待すること、問題点」
にテーマを絞り、各テーブルで付箋ペタペタはって発表することに。
こうして紙に書いておかないと、記録に残りません。
みんなの思いをどんどん付箋に貼って伝えました。
私も一生懸命書いて貼りました。
未来の子供達に、
当たり前に上質な音楽体験できる場を作って残す
これ、市民全員が松山文化人をうたう松山市なら、やって当然のことでは!?
先日の会見でも野志市長は、
「アリーナでもクラシックコンサートができると聞いている」とご発言され、、、
私たちがあれだけ一生懸命書き上げた要望書は読んでもらってもないんだな、と大変悲しくなりました。
子供達のピアノの発表会。
市内の小学生たちの連合音楽会。
吹奏楽や合唱のコンクールなどなど。
イメージして欲しいのです。
アリーナでできますか?
おとなり高松に立派なアリーナができました。
柿落としのサザンのライブには県内外からたくさんの人が訪れたと聞いています。
でも、今の高松のアリーナの貸し状況は!?というと、平日はほとんどガラガラということです。
高松には上質なコンサートが楽しめるホールが十分あるから、もちろんアリーナもあって良いと思います。
一方松山には、今の時点でも足りていないんです。
市民会館今年築60年です。
体躯はあと10年使えるということですが、修繕しながらということになるとまた休館する時期も出てくるでしょう。
それだけ修繕にお金もかかるでしょう。
でも、そのお金と時間、新しい施設にスピーディに注ぎ込むべきでは?
3施設5ホールが、松山市民会館の休館などで
2施設3ホールになったとき。
しかもその残りのコミセンや県文など他の施設ももう40年以上経ってることを考えると
やはり、どう考えても、今の市民会館の代替施設の建築を、今すぐにでも動き出すべきではないでしょうか!?
私たちはまだまだ知識が足りません。
もっともっと勉強し、また、今まで出向かなかったような文化イベントにも積極的に顔を出し、自分たちの周りだけでも盛り上げて、なんとか連携してこれからも松山市に文化施設の必要性を訴えていきたいと思います。
