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【ホームズ捕物帳】第四十七話:金の蝋燭の秘密〜 The Adventure of the Golden Candle 〜

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ホームズ捕物帳 ~ロンドンの名探偵、江戸に転生して岡っ引きになる

著:コナン・綺堂異流(Conan Kidoyle)


第四十七話:金の蝋燭の秘密

〜 The Adventure of the Golden Candle 〜


【冒頭:ロンドン時代】

一八九三年、十月の夕暮れのことである。

ベイカー街二百二十一番地Bの居間で、ホームズはこの夜、珍しく化学実験を中断して、煖炉の前に背の高い椅子を引き寄せ、深々と腰を落としていた。膝の上には分厚い書物があったが、それを読んでいるのか読んでいないのか、瞳は炎の揺れを追っているように見えた。

私、ジョン・H・ワトソンは、日課の日記を付けながら、こっそり友人の様子を観察していた。ホームズがこうして静かにしているときは、たいてい事件の空白期間か、あるいはある種の深い思索の只中にある。どちらの場合も、声をかけるべきではない。

「ワトソン」と、彼はやがて炎から目を離さずに言った。「ろうそく、というものを考えたことがあるかね」

「蝋燭を……?」私は首をかしげた。「照明器具だろう。ガス灯に取って替わられつつあるが、今も使われている」

「それだけかね」

「それだけ、とは」

ホームズはようやく炎から目を離し、私の方を向いた。その目に、あの特有の鋭い輝きが戻っていた。

「ろうそくは燃えながら、溶けていく。燃えることと消えることが同時に起きている。これはつまり、自らの身を削ることで光を作るということだ。人間の告白にも、似た構造がある」

「告白が?」

「真実を語ろうとする者は、語ることで何かを失う。秘密を保つ者は、沈黙することで心を蝕まれる。どちらも、ろうそくのようなものだ」

私は暖かいお茶を飲みながら、少し考えた。

「だが、ろうそくは燃え尽きたとき、初めて役目を果たしたと言える。人間の告白もそういうものかね」

「そうかもしれない」ホームズは静かに言った。「沈黙を守り続けた人間が、最後の最後に口を割るとき、その光は案外に明るい」

それがこの夜の最後の言葉であった。

翌朝、私たちはある事件の調査のため、郊外の工場地区へ馬車で向かった。目的地は工業用の化学薬品を扱う倉庫で、爆発事故の再現実験のために請われていたのだが、街道で馬車が突然、制御を失った。石畳の上で御者が転落し、馬は暴走した。私たちを乗せた馬車は、川岸の柵を突き破り——。

冬の川は、暗くて、深くて、そして非常に冷たかった。


【本編:江戸での事件】

——和登三太の語り——

気がつけば、ひんやりとした夜気の中で立っていた。

いや、正確には「立っていた」というより、「気づいたら立っていた」と言うべきか。ロンドンの川で溺れていた記憶と、この見知らぬ路地の冷たい空気の間に、何の繋がりもない。それが転生というものらしい、ということを私——和登三太——は、いつの頃からか受け入れるようになっていた。

「三太」

隣に捕霧七が立っていた。いつものように着物姿で、腰に十手(じって)を差し、煙管(きせる)を指に挟んでいる。その目は既に、夜の町を観察していた。

「やはり江戸だな」と彼は言った。「それも、冬の初めだ。空気が乾いている。どこかで火を焚いている。商家が多い。これは日本橋(にほんばし)の近くだろう」

私はロンドンの時と同じく、この転生の速さに驚く。着いた瞬間から、彼の頭は動いている。


「捕霧七さん、少し聞いてくれますか」

翌朝、いつものように私が長屋の縁側でぼんやりしていると、近所に住む番屋(ばんや)の小者、亀松が訪ねてきた。番屋というのは、町内の治安を維持するための小屋で、ロンドンで言えば交番の前身のようなものである。亀松は二十の声をいくつか過ぎたくらいの若い男で、捕霧七の仕事ぶりを尊敬していた。

「実は、妙な話がありまして」

亀松は声を低めて言った。「本町(ほんちょう)の方に、お粂(くめ)という女房がいます。婿養子を取って下駄(げた)屋を営んでいる。その亭主が、三日前の夜中に急に金の蝋燭——金を溶かして作った金細工入りの蝋燭——を店の奥から引っ張り出してきて、燃やし始めたんだそうです。女房が驚いて止めようとすると、亭主は正気を失ったような目で、『これを燃やさなければならない、誰かが来る前に』と繰り返したとか」

「それだけなら奇行で終わる話だが」と捕霧七は煙管の雁首(がんくび)を指でくるくる回しながら言った。「亭主はどうなった」

「その翌朝、亭主は姿を消しました。蝋燭の燃え残りだけが残って」

捕霧七の目が細くなった。

私はそれを見た瞬間、この話が単純ではないと確信した。ロンドン時代から一貫して、この男が目を細めるときは、すでに何かが見えているときである。


「まず現場を見よう」と捕霧七は言い、亀松を案内人にして本町へ向かった。

本町は江戸の中でも特に商業の盛んな地区で、間口(まぐち)——店の正面の幅——が広い問屋や小売店が軒を連ねている。ロンドンのシティ地区に相当すると言えばわかりやすいかもしれない。

お粂の下駄屋は、裏に作業場を持つ中ぐらいの店だった。お粂は三十半ばのしっかりした顔つきの女で、私たちを土間(どま)——玄関先の板の間より一段低くなった土の床——に迎えた。江戸の商家の作りには、このような上がり框(かまち)という段差があり、客との間に微妙な距離感を作る。

「あの蝋燭は、どこからやって来たものか」と捕霧七は単刀直入に訊いた。

「それが……」お粂は少し躊躇した。「五年前のことです。亭主が商売の仕入れで上方(かみがた)——大坂や京の方——へ行ったとき、よくわからない縁で手に入れてきたとかで。大事そうに仕舞い込んで、何を訊いても教えてくれませんでした」

「亭主の名は」

「徳次郎(とくじろう)と申します」

「徳次郎さんが姿を消した夜、彼の様子は」

「恐ろしそうでした」お粂は目を伏せた。「ずっと恐ろしそうで、独り言を言っていて……。『もう時間がない、来る前に燃やさなければ』って。誰が来るのかと訊いても、答えてくれなかったんです」

捕霧七は店の奥へ上がり込んで、蝋燭が燃やされた場所——板の間の一角——をしばらく眺めていた。そして何も言わずに立ち上がると、今度は表の通りへ出た。

「三太」と彼は囁いた。「向かいの乾物屋を見ろ。今朝から、同じ男がうろついている」

言われてさりげなく見ると、乾物屋の軒先に三十前後の侍風の男が、荷物を持たずに立っていた。商いをする風でもなく、誰かを待つでもなく、ただこちらを見ている。


捕霧七はそのまま何事もなかったように、お粂の家を辞した。

帰り道、彼はぽつりと言った。

「蝋燭が金細工というのは奇妙だ。蝋燭は本来消耗品だが、金を入れて作るということは、それ自体に価値があるか、あるいは蝋燭という形を借りて何かを隠しているか、どちらかだ」

「中に何かが入っている、と?」

「蝋燭を燃やして中のものを溶け込ませるか、あるいは灰の中に消えさせるか。もし仮に、証拠となるものを隠すなら、蝋燭の芯の周囲は案外に良い場所だ。燃えてしまえば何も残らない」

私はなるほど、と思った。

ロンドンのホームズなら何と言っただろう——「蝋燭は告白と同じだ」と言っていた。燃えることで、自分の中にあるものを消す。

「徳次郎は、何かを持っていた。そしてそれを消そうとした」と私は言った。

「だが、誰かがそれを知っていて、消される前に奪おうとしていた。向かいの男がそれだろう」と捕霧七は言った。「問題は、徳次郎はそれを燃やし終えたのか、それとも途中で奪われたのかだ」

「燃え残りがあるということは……」

「まだ燃やし終えていなかった」


その夜、捕霧七は一つの仮説を立て、私にそれを語った。

「三太、思い出してみろ。蝋燭に金細工というのは、江戸では珍しいが、上方ではある種の特定の人々の間で使われる。寺社(じしゃ)の儀式でもなく、通常の慶弔(けいちょう)でもなく——」

「どういう人々が?」

「密かな誓約(せいやく)のための道具だ。仲間同士が、証文の代わりに蝋燭を共に燃やすことで結束を誓う、そういう慣習が一部に残っている。金を混ぜるのは、その価値の重さを示すためだ」

私は少し考えた。江戸時代の町人や商人の間には、ロンドンの秘密結社(フリーメイソンのような)とは異なるが、似たような義理と誓約の文化があった。仁義(じんぎ)と呼ばれるその秩序は、時に法律よりも強い力を持つ。

「つまり、徳次郎は何らかの誓約に加わっていた、と」

「そして、その誓約を破ろうとしていた。蝋燭を燃やすということは、仲間への通告と同じ意味を持つ。俺はもうこの誓いから抜けた、という宣言だ」

「だから仲間が来て——」

「来る前に燃やし終えようとしたが、間に合わなかった」


翌朝、捕霧七は亀松を通じて、本町の周辺の情報を集めさせた。

亀松が戻ってきたのは昼過ぎで、顔が少し青ざめていた。

「捕霧七さん、徳次郎が見つかりました。大川(おおかわ)——隅田川(すみだがわ)のことです——の岸辺に、夜明けごろ倒れているのを、川船の船頭が見つけたそうで」

「生きているか」

「生きています。ただ、ひどく打ちのめされていて、動けないでいると」

捕霧七は立ち上がった。

「三太、行くぞ」

大川の岸辺は、江戸の物流の中心である。米、薪、石材、あらゆるものが船で運ばれ、岸に荷揚げされる。ロンドンのテムズ河岸と役割は同じだが、木造船と漆塗りの道具が並ぶその光景は、まるで別世界であった。

徳次郎は、河岸の一角にある小さな荷置き小屋に寝かされていた。五十がらみの、日焼けした顔の男で、今は顔の半分が腫れ上がり、着物は汚れていた。

捕霧七は静かに近づいて、膝をついた。

「話せるか」

徳次郎はゆっくりと目を開けた。


「あの蝋燭を……燃やし終えましたか」と捕霧七は訊いた。

徳次郎は一瞬、何かに怯えるような目をした。

「……半分、燃やしました。でも、やつらが来て」

「中に何が入っていたか、教えてくれ。もう燃やしたなら、話しても害はない」

長い沈黙があった。

川の流れる音と、荷揚げ人足たちの掛け声が遠くに聞こえた。

「五年前のことです」と徳次郎はようやく口を開いた。「大坂で商売の見習いをしていたとき、とある旦那衆の内輪の寄合に呼ばれて、うかうかと荷担してしまいました。米の抜け荷(ぬけに)——公認の流通を通さない密売——の仲間に。証文の代わりに、あの蝋燭を一本ずつ持たされた。仲間同士の証だ、と」

抜け荷、つまり密売の証拠。江戸時代の経済は、米を中心とした精密な流通管理の下にあった。幕府(ばくふ)が定めた問屋(とんや)制度——ロンドンで言えば公認取引所に当たる——を介さずに米を売買することは、重大な犯罪であった。

「それを江戸で燃やそうとしたのは、なぜ今になって」

「仲間の一人が、今年になって捕まったんです。南町奉行所に。そいつが仲間を売り始めたという噂が入ってきて……。証拠を消しておかないと、と思ったんですが、仲間の方が先に動いた」

捕霧七はうなずいた。

「あなたを打ちのめしたのは向かいを見張っていた男か」

「そうです。仲間の使いです。蝋燭を奪って、燃え残りを持ち去りました」

「燃え残りに、まだ何かが残っていたか」

徳次郎は少し考えて、首を振った。

「燃やし終えた方に、全部入っていました。連名(れんめい)の名前の書かれた薄紙を、蝋燭の芯に巻きつけてあったんです。燃やしてしまったから、もう証拠にはなりません。でも……仲間はそれを知らない。燃え残りの中にまだ名前の紙があると思って、奪いに来た」

捕霧七は静かに立ち上がった。

「つまり、仲間はまだ、燃え残りの中に証拠があると信じている。そしてあなたは今、その燃え残りを持っていない」

「はい」

「であれば」と捕霧七は私に向かって言った。「三太、この一件の鍵はすでに逆転している。証拠はない。しかし、証拠があると信じている者がいる」


私にはまだ、捕霧七が何を考えているかわからなかった。

しかし彼のやり方は、ロンドン時代のホームズのそれと全く変わらない。証拠が逆に使われる——消えた証拠が、あるという幻想によって、真犯人の動きを誘い出す。

捕霧七はその後、亀松を通じて、向かいの男——名を確かめると甚助(じんすけ)という、表向き小間物(こまもの)の行商人——の動きを内密に追わせた。

小間物の行商人というのは、江戸では女性向けの小物——簪(かんざし)や香袋(においぶくろ)などを売り歩く商売で、武家屋敷や商家の奥にまで出入りできるため、情報収集の役にも立った。甚助がそれを隠れ蓑にしているとすれば、動きは早い。

三日後の夜、甚助は動いた。

捕霧七は予め読んでいたのか、私を連れて別の場所へ待ち伏せしていた。

「なぜここに」と私は訊いた。

「仲間の頭(かしら)は、日本橋の薬種屋(やくしゅや)——生薬を扱う薬屋——の主人だ。甚助はそこへ燃え残りを届けるだろう。薬種屋の裏には焼き捨てのための土間がある。証拠を確認した後、すぐに焼こうとするはずだ」

「なぜそれがわかる」

「薬種屋には、燃やす場所がある。証拠を持ち込んで、その場で処分するには都合が良い。そして甚助はあの界隈の人間だ」

捕霧七の推理は、この種の「証拠のない論法」を好む。直接の証拠ではなく、人間の行動の合理性から場所と時刻を割り出す。ロンドンでホームズと語り合ったあの夜の言葉が、耳の奥で聞こえた——「証拠がないからといって、現象まで否定するのは早計だ」。

甚助は、捕霧七の読み通りの刻限に、薬種屋の裏口へ現れた。

亀松が後ろから押さえ、捕霧七が十手を突きつけた。

甚助は抵抗したが、逃げる間はなかった。

燃え残りの蝋燭が、その懐から出てきた。

捜査の結果、米の抜け荷の仲間は四人で、すでに一人は別件で奉行所の調べを受けていた。その一人の自白が仲間に伝わり、甚助が証拠の隠滅に動いたのだった。

甚助と仲間の薬種屋の主人は、北町奉行所(きたまちぶぎょうしょ)の同心(どうしん)——刑事事件を扱う下役——に引き渡された。奉行所は、幕府から派遣される旗本(はたもと)が長官を務め、下に与力(よりき)や同心と呼ばれる役人が連なる。同心がいわば現場の捜査員であり、私たちのような岡っ引きは、その補佐として非公式に動く。ロンドンで言えばスコットランド・ヤードの捜査官と、その非公式の協力者、という関係に近い。

徳次郎については、密売への荷担という事実はあるが、今回の件では被害者でもあり、捕霧七は「本人が証拠を燃やした以上、我々が追い立てる理由はない」と言って、それ以上の関与をしなかった。江戸の岡っ引きの判断は、ときに奉行所の規則よりも、この種の裁量に任されることがある。


事件の決着がついた翌日の夕暮れ、捕霧七と私は長屋の縁側に腰を下ろして、夜の来る前の空を眺めた。

西の空が橙色から藍色へと変わっていく。その間の色は、なんとも名前をつけがたい——江戸では「丑の刻(うしのこく)前の空」などとも呼ばれるが、実際に見ると、ただ美しいとしか言いようがない。

「捕霧七さん」と私は言った。「金の蝋燭に証拠を隠すというのは、見事な発想だ。燃やせば消える。しかし、そのためには自分も仲間と会わなければならない」

「まさにそれが矛盾だ」と捕霧七は煙管を一服やりながら言った。「証拠を消す行為が、相手に証拠の存在を教えてしまう。秘密を守ろうとする行動が、秘密を暴く端緒になる」

「蝋燭は燃えることで光を作る、と昨夜あなたが言っていたのを思い出した」

捕霧七は少し驚いたような顔をした。

「ロンドンで言ったのか、私は」

「ロンドンで、炉の火を見ながら」

「それを江戸でも確かめた、というわけか」と彼は静かに笑った。「そうだな、三太。秘密もろうそくに似ている。持ち続けると、少しずつ自分を溶かしていく。燃やした瞬間に、周囲が明るくなる。徳次郎はそれをわかっていて、蝋燭を燃やしたのだろう」

「遅すぎた告白でしたが」

「いや」と捕霧七は首を振った。「燃え残りは消えなかった。つまり告白は完全には果たされなかった。それが今回の事件の種だった。だが——」

彼はそこで少し間を置いた。

「半分は燃えた。半分の告白は、果たされたのだ。人というものは、そういうものかもしれない。全部は言えなくとも、半分は真実を口にする」

夜の最初の星が、東の空に一つ出た。


【結末:ロンドン時代】

気づくと、私はベイカー街の居間にいた。

暖炉の火が低く、しかし確かに燃えていた。ホームズは化学実験の机から立ち上がって、こちらを見ていた。

「ワトソン」と彼は言った。「目が覚めたか」

「また夢を見た」と私は言った。「江戸の夢を」

「私もだ」ホームズは煙草に火をつけながら、静かに言った。「蝋燭の話だった」

「蝋燭に証拠を隠した男の話だ」

「ロンドンにも似たような手口がある」とホームズは言った。「インク石鹸(ソープ)の中に証文を溶かしておくとか、蝋封(ろうふう)の中に暗号を刻むとか。しかし蝋燭に名前の書いた紙を巻きつけて、それを燃やすことで証拠を消すと同時に仲間への離脱を告げる——それは江戸特有の美学だな」

「美学、と言いますか」

「誓約を炎で結び、炎で解く。合理的ではないが、人間的だ」ホームズは窓の外を見た。「告白には美しいものと醜いものがある。あの徳次郎という男の告白は、不完全だったが、美しい方に属していた」

窓の外に、ロンドンの霧が出ていた。向かいの家のガス灯が、霧の中で丸く滲んで、まるでろうそくの炎のように見えた。

「ホームズ」と私は言った。「あなたは昨夜、ろうそくは自らを燃やすことで光を作ると言っていた。それが人間の告白に似ている、と」

「言ったかな」

「言った。そして江戸でも、あなたは同じことを言っていた」

ホームズはしばらく黙っていた。そして煙草の煙をゆっくりと吐き出して、言った。

「だとすれば——これは夢ではないのかもしれない」

窓の向こうで、霧の中のガス灯が、ゆっくりと揺れていた。


本作は、アーサー・コナン・ドイル著『シャーロック・ホームズの冒険』および
岡本綺堂著『半七捕物帳』への敬意と感謝を込めて執筆しています。


著:コナン・綺堂異流(Conan Kidoyle)

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