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催眠スクリプトってなんだろう?~あなたの人生が物語によって照らされるとき~

ここ数年、私たちはSNSから大きく影響を受けていますよね。




SNSでは、他人の価値観や成功が、ひっきりなしに流れてきます。



  
それを見ているうちに── 「流行に遅れないようにしないと」「みんなと同じでなければ」と、つい焦ってしまう。 




そしていつしか、「このままの自分じゃ足りないのでは」と、不安になることもあります。




その一方で、「自分らしく生きる」というテーマの記事にも、よく出会うようになりました。



「みんなと同じでいたい。でも、自分らしくもありたい」




このふたつの想いのあいだで揺れて、何が正解か分からなくなり、やがて、
心が苦しくなっていくのです。




「自分らしさ」とは、そもそもひとつに定められるものではないのかもしれません。



なぜなら、私たちはひとりの中に、いくつもの“役割”や“側面”を抱えて生きているからです。



けれど、世の中の「何者かにならなければ」という風潮は、まるでその多様さを否定するようで、私たちをどこか窮屈にさせてしまいます。



そんな息苦しさの中にいると、本当の感情を出すことさえ、いつしか難しくなっていく。


そして、行き場を失った感情は、やがて心や体にまで影響を及ぼし始めるのです。



たとえば、過去に対する怒りや、未来への不安で眠れなくなる。



次第に、自分の感覚がわからなくなっていく──そんな苦しみの連鎖。



「なんとかしなきゃ」ともがくけれど、気がつけば、また同じ朝がやってきている。


「わかっているのに、やめられない」──そう自分を責めながら、同じ場所をぐるぐると回ってしまう。



やがて、時が止まったかのように、まったく動けなくなってしまうこともあります。



私自身、そんな状態を何度も経験してきました。この苦しみをなんとかしたくて、数多くのセラピーを受けました。



セラピーのあと、一時的に軽くなったように感じることもありました。



でも、しばらく経つと、また同じ悩みにぶつかってしまう──そんな苦しみのループから、抜け出すことができなかったのです。


心の奥で、いつも何かが「違う」と叫んでいる気がしていました。


  
そんな日々のなかで、あるときふと気づいたんです。



「もしかすると、本当の癒しは“外”ではなく、“内なる自分の中”にあるのかもしれない」と。




どんなセラピーを受けても、自分の内側が変わろうとしなければ、癒しは本物にはならない。



 そう思い始めた頃、私が出会ったのが──「催眠スクリプト」でした。


 
それは、苦しみをなんとかしようと必死だった私にとって、無理なく、そして自然に変わっていける方法だったんです。






私が出会った「催眠スクリプト」とは、催眠療法家・ミルトン・エリクソンが使っていた「物語を聞くだけで無意識が働き治療ができる催眠」とされています。(大嶋信頼著『催眠ガール2』より)


*ミルトン・エリクソン:催眠療法家として知られる精神科医、心理学者。



“スクリプト”とは、物語。つまり、催眠スクリプトとは──「物語の力で、無意識に癒しをもたらす方法」なのです。




この癒しの仕組みは、「物語を読んだり、書いたりすることで、その言葉が心の奥に届き、その人の内側に、静かな変化が起こる」というもの。



そして、その物語は──私たちの“無意識”の中から生まれてきます。



無意識とは、私たちを生かしてくれる、目には見えないけれど頼もしい存在。


何も考えなくても、呼吸ができること。目を瞬かせたり、心臓が動いたり、血がめぐること……



そのすべてが、無意識の働きです。



物語を受け取った人の中では、心の奥に眠っていた記憶=リソース(資源)が、少しずつ呼び覚まされていきます。



すると──思い込みが、ふっと外れる瞬間がやってきます。




たとえば……「このままでいいんだ」と、自分をまるごと受け入れられたり。本来の自由な姿に戻れたり。



苦しみが、ほんの少しだけ“楽しみ”に変わって感じたり。




そんな癒しが、待ち受けているかもしれません。



無意識にある「許し」とつながって紡がれる物語は、心の傷に、そっと優しく光を当ててくれます。



そして、「あの傷こそが、私のリソース=宝物だった」と──忘れかけていた真実を、思い出させてくれるのです。



私たちはこれまで、心の傷に罪悪感を抱き、「自分さえ我慢すればいい」と、どこかで自己犠牲の人生を歩んできたのかもしれません。




でも、そんな物語は、もうおわり。




これからは、「今までに何一つ、無駄なことはなかった」と、心の目が開かれていきます。



そして、虚しさに満ちた日々が──少しずつ、喜びにあふれる日々へと、
色を変えていくのです。




物語は、あなたの無意識のなかに、ひと粒の種をまきます。



やがてその種は、ベストなタイミングで芽を出し、花を咲かせ、実を結ぶ。



そんなプロセスを静かに歩んでいくうちに、無意識という“見えない自分”への信頼が、そっと育まれていきます。




そして、ふと気づくのです。「ああ、私の人生はもう、やさしく照らされていたんだ」と。



そんな喜びの物語を、あなたと分かち合えたなら──私は、とても嬉しいです。



次回は、
「私が催眠スクリプトを書く理由」
について、お届けしますね✨




一輪の薔薇をあなたに🌹
kiyomi

 



kiyomi著「光と共に生きる~人生を照らす物語を奏でながら~」propus出版
Amazon+電子書籍各所より2025年発売予定





 
 

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