第8話「光と遊ぶ──自由に生きるということ」
このシリーズ「本来の自分へ戻る羅針盤―内なる旅路を照らす8つの灯り」では、生まれ育った家族に本音を伝えたその先に起きた、心と体の変化のプロセスを分かち合っていきます。
前回は、第7話「静けさへ還るとき ― すでに満ちているという感覚」と書きました。
*プロローグ~マガジンにまとめています⇩
今回は、第8話「光と遊ぶ──自由に生きるということ」についてお話していきます。
・・・・・
静けさの中に身を置けるようになったとき、私たちは気づきます。
何かを足さなくても、何かを変えなくても、すでに満ちているという感覚に。
それは、頑張って手に入れるものではなく、ただ“戻ってきた”という感覚。
そして、その静けさの先に、もうひとつの扉がひらかれていきます。それが、「遊び」という在り方です。
・・・・・
これまで私は、世界をどこか「危険なもの」として見てきました。
未来は、「嫌なことが起きるかもしれない場所」「避けるべきもの」
そう感じながら、生きてきたのです。
けれど、回復が進んだある日、その見え方が、静かに変わりはじめます。
未来がーー「こうなったらいいな」と、自分で選べるものに変わっていくのです。
たとえば、私にとって歯医者は、長いあいだ「怖くて危険な場所」でした。
幼い頃の体験から、痛みと不安が結びついていたからです。
けれど先日、治療を受けながら、ふと「治ったあとの心地よさ」が思い浮かびました。
その瞬間、体の力が抜け、これまでよりもリラックスして過ごせていたのです。
それは、小さな変化のようでいて、大きな転換でした。これまで不快に向いていた意識が、心地よさへと向きはじめていたのです。
やがて、こんな感覚が戻ってきます。
何も考えない時間。
ぼーっとできる余白。
小さな楽しみを感じる心。
それは、未来に開かれた状態。不安に支配されていたときには、感じにくかった感覚です。
それでも、ときどき不安が現れることがあります。「また戻ってしまったのではないか」と不安になるかもしれません。
けれどそれは、再発ではありません。ただの「残っていた反応」か、
あるいは「自然な反応」です。
強い刺激に触れたとき、脳が警戒するのは当たり前のこと。
疲れや体調によって、一時的に不安が出やすくなることもあります。
そんなときに浮かぶ「またダメかもしれない」「原因を探さなければ」
それは、かつてのクセにすぎません。
以前は、不安が長く続き、日常に影響し、対処も難しかった。
けれど今は違います。一時的に現れても、対処できて、自然と戻っていきます。
やがて、不安は「何かを解決すべきもの」ではなくなります。「ただ、脳が頑張っているだけ」そう受け流せるようになるのです。
そして最終的には、不安が出ても、何もせず、そのまま終わっていく。
それを「問題」とすら感じなくなります。
ここで、ひとつの理解にたどり着きます。回復とは、不安が消えることでなく、不安があっても、自然に未来を見れることだったのです。
それはもう、「治す段階」ではなく、「生きる段階」に入っているかもしれません。
気づけば、これまで不安や心配で埋まっていた心に、余白が生まれています。
心配しない。
背負わない。
任せる。
その結果、静かな空白が広がっていきます。
最初は、その空白に戸惑うかもしれません。
ぽっかりした感じ。
何をしていいかわからない。
少し退屈。
でも、苦しくはない。
それはむしろ、とても健全な状態なのです。
これまで私たちは、不安や責任、役割によって生きてきました。けれど今、
「自分で人生を選び直せる場所」に立っています。
背負ってきたものを手放し、
境界線が生まれ、
自分の人生が自分の手に戻ってくる。
大切なのは、この空白を急いで埋めないこと。新しい目標を無理に作らず、
意味を探しすぎないことです。
ただ、空白を味わう。
小さな「好き」を選ぶ。
体の感覚で選ぶ。
少し物足りないくらいでいい。
やがて、静けさが当たり前になり、小さなことが楽しくなり、人生は軽やかになっていきます。
特別ではない、心地よさ。その空白こそが、あなたの中にある光。
そして今、あなたはーーその光とともに、遊ぶことができる場所にいます。
子どもの頃に十分に遊べなかった私は、大人になった今、その反動のように思いっきり遊んでいます。
でも、遊びは単なる娯楽ではなく、とても深いもの。生きづらさの中で「愛されない」と絶望した私に、孤独が最後に差し出してくれたのは、“遊び”でした。
「遊びは愛よりも深い欲求」だと知ったとき、“どんな自分でもいい”と許された感覚が芽生え、本来の無邪気な私が顔を出し始めたのです。
遊びの中でも私は、「光と遊ぶ」ことに夢中になっています。
光ーーそれは、目には見えなくても、私たちの内側と世界の奥に流れている、静かな導きのようなもの。
光との遊びは、とてもシンプルです。
光に問いかける。
光から受け取る。
動いてみる。
また受け取る。
その繰り返し。
この流れに身をゆだねていると、思いもよらない場所へと導かれていきます。だからこそ、安心して任せることができるのです。
光と遊ぶとき、私たちは「正しさ」ではなく、「軽やかさ」で生きるようになります。
そして気づけば、人生そのものが、ひとつの遊びのように感じられていくのです。
この世界は、乗り越えるための場所ではなく、味わうための場所だったのかもしれません。
これから先、どんな景色が広がっていくのかは、誰にもわかりません。
けれどひとつだけ確かなことがあります。
それはーーもうあなたは、背負わなくていいということ。そして、選んでいいということ。
静けさのその先で、あなたの光は、もう自由に遊びはじめています。
その流れの中で、あなた自身の物語が、これからもやさしく続いていくのです✨
おわりに
今日は第8話「光と遊ぶ──自由に生きるということ」について、お話しました。
生きづらさからの回復の道は、人それぞれです。それでも、この旅路のどこかに、あなたと共鳴する灯りがあるならーーそれほど嬉しいことはありません。
苦しみを分かち合えば、やがてそれはやさしい光に変わっていく。そんな灯りを手にして、行きつ戻りつしながら、本来の自分へ戻る旅をはじめてみませんか。
これからこの旅をご一緒するのを、楽しみにしています✨
次回予告
【次回予告】
コラム:本来の自分に戻る羅針盤ー内なる旅路を照らす8つの灯り
エピローグ「物語の向こう側へ」
*今回の旅の過程をたどったロードマップをご用意しております♪
どうぞお楽しみに✨✨

一輪の薔薇をあなたに🌹
kiyomi
新刊出版特設サイト
✨催眠スクリプト《否定の声をやさしく包むスクリプト》
🍀「どうして私はこんなにダメなんだろう」と思ってしまう日々におススメのスクリプトです⇩
✨”聞くだけで孤独を癒やす”オリジナルソング「おかえりなさい 魂の故郷へ」
✨読むだけで心の余白が生まれ、穏やかに生きる秘密のレシピ⇩
✨穏やかに生きるためのセルフケアをご紹介しています⇩
いいなと思ったら応援しよう!
読んで下さり、ありがとうございます!サポートに頂いたお金は、noteの他のクリエイターのサポートに使わせて頂きますね♪